roy > naoya > 情報リテラシー > 電子メール[2]-携帯メールへの自動転送・添付ファイル
添付ファイルの送受信
[1]添付ファイルの送受信
携帯電話のメールに写真をつけて送ることができるように、パソコンのメールでもファイルをつけて送ることができる。パソコンの場合は写真に限らず文書ファイルなども送ることができる。メールにファイルをつけることを添付、添付されたファイルのことを添付ファイルと呼ぶ。
添付ファイルを送受信する際の注意事項
- 添付するファイルのサイズ:
プロバイダにより送受信可能な添付ファイルの上限値が異なる。10MB程度のファイルが送受信できる場合もあれば、1MB程度が上限値の場合もある。これらを踏まえると添付ファイルのサイズは最大でも1MB程度とするのが無難。 - 相手の環境を考える:
特殊なソフトウェアを用いて作成したファイルは受信した相手が開けない可能性がある。 - ファイルの著作権:
例えば音楽ファイルは自分で楽しむためだけに利用が可能であり、他者への複製の配布は禁止されている。このようなファイルを添付してはならない。 - 知らない人からの添付ファイルは開かない:
ウィルスに感染している場合があるので安易に開かない。
添付ファイルの送信
手順だけを以下に示す。さらに詳しく知りたい場合は[2]の詳しい説明を読むこと。
- Ctrl+c Ctrl+aと入力
- cを入力。Copy from:~/と表示されるのでCopy from:~/フォルダ名/ファイル名と入力。ファイル名には拡張子を含める(大文字小文字を区別する)。
- [Enter]を2回
- Attached as text. Type 't' to toggle text to binaryという表示が出た場合、添付したいファイルがバイナリ形式であればt、テキスト形式の場合や表示が出ない場合は特に何もしない。
- 添付完了。通常通りに送信
添付ファイルの受信
- 受信:通常通り受信をすると、添付ファイルのあるメールは、メール一覧画面の左端にMもしくはTが表示される。Tはファイルのサイズが大きく、添付ファイルはあるが受信はしていない状態を指す。
M06/12 To:naoya@e.koe Re: C104000-kadai128 06/12 To:naoya@e.koe Re: C105000-kadai23 T06/12 To:naoya@e.koe Re: C108000-kadai235
- 添付ファイルの取り込み:Tの表示がある添付ファイルを受信したい時は、Tの行でI(大文字)と入力。さらにパスワードを入力すると受信されTがMになる。
- 添付ファイルの保存:Mの行で.(ピリオド)を押すと添付されたファイルのリストが表示される。
M06/12 To:naoya@e.koe Re: C104000-kadai128 1 Application/MSword tosho.doc
- 下矢印キーで添付ファイルの行に進み、yを押すと下部に保存先を示すFile:~/ファイル名が表示される。授業環境ではFile:~/literacy/ファイル名のようにliteracyフォルダを追加する。その後[Enter]で保存完了。保存時のファイル名変更は自由だが日本語は使えない。
[2]添付ファイルの送信の詳しい説明
- 前提条件1:ファイル名は半角のアルファベットとし、ファイル名の途中にスペースを含まないこと。
- 前提条件2:Mewを起動し、メール作成画面(新規作成でも返信でもよい)が表示されていること。
ここでは、picture1.jpgというファイルを添付するものとして説明を進める。
- 手順1:Ctrl+c Ctrl+aと入力。すると以下が表示される。2番の右端に点滅する.(ピリオド)がある。この後の手順を踏んで正しく添付できると、ここにファイル名が表示される。
------------------------ attachments -----------------------------
Multipart/Mixed 3/
1 Text/Plain(guess) *Cover.txt
2 .
--------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9---------------------------------------
- 手順2:cと入力。すると下部のミニバッファにCopy from: ~/と表示される。ここに添付したいファイルのパスをホームディレクトリを起点として指定する。以下に例を示す。
- literacyフォルダ内にpicture1.jpgが保存されている場合:Copy from:~/literacy/picture1.jpg[Enter](必ずliteracy/をつける。)
- ファイル名は拡張子を含めて記述すること。拡張子は拡張子一覧のページを参照のこと。
- literacyフォルダ内にpicture1.jpgが保存されている場合:Copy from:~/literacy/picture1.jpg[Enter](必ずliteracy/をつける。)
- 手順3:手順2で[Return]を押すとミニバッファにはCopy to(picture1.jpg):と表示される。ここでファイルの名称変更ができる。このままの名称で送信する場合は[Enter]、pict10.jpgという名称で送信したければCopy to(picture1.jpg):pict10.jpg[Enter]。ここで変更しても相手が受け取るファイル名が変更するだけで、自分で保存しているファイル名自体は変更しない。
- 手順4:手順3で[Enter]を入力すると以下の通り2番の横にpicture1.jpgが表示される。この際、ミニバッファにAttached as text. Type 't' to toggle text to binaryというメッセージが表示されていないか確認する。表示されていなければ正しく添付されているので手順6へ。表示された場合は手順5へ。
------------------------------ attachments ----------------------
Multipart/Mixed 3/
1 Text/Plain(guess) *Cover.txt
B 2 Image/Jpeg picture1.jpg
3 .
--------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9--------------------------------------
- 手順5:メールの添付形式にはバイナリ形式とテキスト形式がある。テキスト文書、htmlファイル、.rbや.cなどのプログラムのみテキスト形式で送信する。バイナリ形式はファイルに文字以外の情報(余白、文字の大きさ、フォント、図)が含まれるファイル形式である。通常、添付形式の選択はMewが行うが、拡張子のないファイルや、Mewに登録されていない拡張子のファイルを添付しようとした場合、Mewは添付形式を判断できない。Attached as text. Type 't' to toggle text to binaryは、「どちらの形式にすれば良いのかわからないのでとりあえずテキスト形式にしました。バイナリ形式で添付する場合はtを押してください」という意味である。バイナリ形式で添付する場合はtを入力、テキスト形式のままでよい場合は何もしない(もしくは[Enter])。どちらの形式とすべきか判断できない場合は、拡張子一覧のページを確認すること。
- 手順6:2つ目のファイルを添付したい場合は、手順2に戻る。すなわちcを入力するところから繰り返す。間違ったファイルを添付した場合は、ファイル名の箇所でdと入力。ミニバッファにDelete data.doc? (y or n)と表示されるのでyで削除完了。ここでの削除は添付ファイルのリストから削除するという意味であり、ファイルそのものがなくなってしまうわけではない。
- 手順7:Ctrl+c Ctrl+cで送信。
[3]練習
以下の2つの画像を保存し、添付ファイルとして送信する。1回で2つのファイルを添付するのではなく、1つずつ添付する。比較的ファイルサイズが小さい大学の写真と、ファイルサイズが大きい京都の写真を添付した場合にどのような違いがあるかを確認する。
画像ファイルを保存するためには、写真をマウスで右クリックして「名前をつけて保存」を選び、保存先としてLiteracyフォルダを指定してOKをクリックする。
koeki.jpg
kyoto.jpg
- 送信後には、受信操作を行い2つの添付ファイルをそれぞれliteracy7-1.jpg、literacy7-2.jpgという名称をつけて保存する(添付ファイルの保存の練習)。