その他の要素

その他文章を書くときに便利な要素をいくつか挙げる。なお、以下の説明で ブロックレベル要素インライン要素という言葉が 出てくる。前者はその開始タグを書いた位置で必ず行が改まって表示されるのに 対し、後者は行が変わらずに続けて表示される。ブロックレベル要素はp要素 の中に書けないが、インライン要素はp要素の中にも書けることに注意する。

em

単語や文を強調するための要素。表示が可能なら 目立つような書体で表される。 インライン要素。

strong

単語や文をもっと強調するための要素。表示が可能なら さらに目立つような書体で表される。 インライン要素。

code

その部分がプログラムのソースコードであることを示すための要素。 インライン要素。

samp

その部分がコンピュータの出力の例であることを示すための要素。 インライン要素。

kbd

その部分がコンピュータへの入力、つまり人間がキーボードから入力 するものの例であることを示すための要素。インライン要素。

blockquote

その部分(段落)が引用されたものであることを示す。これはブロック レベル要素なので、いったんp要素を終わらせてから書く必要がある。 通常は余分に字下げして表示される。
【使用例】

<p>彼はこのように言った。</p>
<blockquote>
 <p>「やっぱりこれが一番だ」</p>
</blockquote>
<p>僕もそう思った。</p>

彼はこのように言った。

「やっぱりこれが一番だ」

僕もそう思った。

pre

この部分が整形済みテキストであると指定する。

br

改行を意味する要素。終了タグは無し(つまり </br>は間違い)。どうしてもその位置に改行がなけ れば不自然だと思われる場所以外に用いてはならない。たとえば、段落の 一行の文字数を20文字などに固定したくて強制的に20文字目に <br>を入れているようなページが散見される。しか し、このような文章を、横18文字表示できるブラウザ画面で見た場合には 猛烈に読みづらくなり嫌気がさしてしまう。<br>は 極力用いないようにするということを心掛けるようにする。

hr

横罫線を表示する要素。ページの内容に大きな区切りがあるとき、視 覚的に分割を示す場合に便利である。

span

インライン要素化するための要素。中にいれる要素を「インライン要 素」として括るためだけに存在する要素。名前の無い箱のような役割で、 ほとんどの場合、次項で説明するスタイル シートの範囲を決めるために利用する。

div

ブロックレベル要素化するための要素。中にいれる要素を「ブロック レベル要素」として括るためだけに存在する要素。名前の無い箱のような 役割で、ほとんどの場合、次項で説明する スタイルシートの範囲を決めるために利用する。


情報リテラシー