テキスト

テキスト全体

テキスト関連の特性をいくつか示す。

text-indent特性

ブロック内のテキストの最初の行の字下げ幅を指定する。 指定できる値は以下のどれか。

CSSで、

p {text-indent: 1em;}

とすると全てのp要素が先頭行に 1em 文の字下げを持つようになる。 ただし、現実的にはulなどの箇条書きに続けた段落は新規段落でなく 字下げしない方がよいことが多い。このようなときは 新規の段落になりそうな隣接要素関係で字下げを設定するとよい。 たとえば、

h1+p, h2+p, h3+p, p+p, p.new {text-indent: 1em;}

とすると、h1、h2、h3、またはp要素の直後にくるp要素と、 明示的にclass名としてnewを指定したp要素の text-indent を 1em に設定している。

text-align特性

テキストの行揃えを指定する。

tableに用いるtd要素(セル)に対しては以下の特性値も有効である。

現状ではFirefox/Operaともに揃わない(上の表が揃っているとすれば インチキをしたため)。

text-decoration特性

テキストに付加される装飾を決定する。

letter-spacing特性

字間スペースを指定する。指定できる特性値は以下のいずれか。

word-spacing特性

単語間スペースを指定する。

text-transform特性

大文字小文字の変換を指定する。日本語には無関係。

white-space特性

要素内の空白文字(スペース=0x20や、タブ文字=0x08、改行=0x0a)を どう扱うかを指定する。

文字

文字そのもののフォントなどを決定する特性をいくつか示す。

font-size特性

テキストのフォントサイズを指定する。絶対指定、 相対指定、長さ値、パーセンテージで指定できる。絶対指定の場合は

相対指定の場合は、

が指定できる。長さ値では具体的な文字サイズ、パーセンテージでは そのときの標準値からの比率が指定できる。

font-weight特性

テキストのフォントの太さ(ウェイト)を指定する。数値指定もあるが 多段階に太さ指定できる環境ばかりではない。以下の2つは通常利用できる。

font-family特性

フォントファミリを指定する。システムの持つフォントファミリと 一致した場合のみ選択される。保有するフォントはシステムによって 大きく異なるので、他者が見る場合にそれが選択されることは まずないと思って設定し、指定したフォントが選ばれなくても 内容理解に支障がないように注意する。 カンマで区切って複数の候補を書け、その場合最初に見つかった フォントが採用される。

      <div style="font-family: mika, aquafont, baskerville, 'vl pgothic'">
      <p>あいうabc</p>
      </div>

あいうabc

yuuji@koeki-u.ac.jp