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(1) 表計算[1]-基本操作
[1]表計算ソフトとは
計算を行う際、電卓を使用することもあるが、電卓では大量の計算の実施はきわめて難しい。例えば、入力間違いがあった場合は、最初からやり直さなければならなくなる。コンピュータを用いて計算を行うためのソフトを表計算ソフトという。表計算ソフトはあらかじめ表にデータを記入しておき計算式を入力することで、様々な計算を実施するためのソフトである。大量のデータを取り扱うことも容易であり、データを修正すると計算結果もそれに連動して変化する。また計算を行うだけでなくグラフを作成することもできる。
代表的なソフトとして、MicrosoftのExcelがある。無料版のLibreOfficeにもエクセルと同等の機能を持つソフトとしてCalcがある。
[2]Calcの起動
デスクトップで左クリックし、Root MenuからLibreOfficeを選択し、その後Calcを選択する。特定のファイルを開く場合は、「ファイル管理」から所定のファイルをクリックする。
起動すると次のような画面が表示される(以下はエクセルだが、Calcも全く同じ)。
Calcは小さなマス目で構成されている。このマス目のことをセルという。1つ1つのセルにデータを入力する。1つのセルに入力できるのは1つのデータとなる。入力されたデータをもとに様々な計算を実施したり、グラフを作成したりする。
各セルには列番号と行番号が付与されており、行列の番号で各セルを呼ぶことができる。現在選択されているセルをアクティブセルというが、この図のアクティブセルはC4となる。アクティブセルの番地は名前ボックスに表示される。列番号はA、B、C、・・・Z、AA、AB、・・・と続きIVまでの256列となる。行番号は1、2、3、・・・65535までの65535行になる。この256×65535のセル全体を指してワークシートと呼ぶ。
シートタブをクリックすることで、ワークシートを切り替えることができる。Calcファイルは複数のワークシートから構成されるブック形式となっている。新規作成したファイルには3枚のワークシートがあるが、必要に応じて追加や削除もできる。ワークシートが多くなりすぎて表示できなくなった場合のために、シートタブの左側には移動ボタンがついている。
なお、Calcの拡張子は.ods(Open Document Spredsheet)となる。参考までにエクセルファイルの拡張子は.xlsまたは.xlsxとなる。Mewで添付ファイルを送る場合には拡張子まで入力しなければならない。忘れないようにしよう。
[3]実際に使ってみよう
今日はCalcの基本操作について学ぶ。以下のハイパーリンクを右クリックして対象ファイルを保存する。
保存をしたら、ファイル管理を開いて該当するファイルをダブルクリックで開く。
ファイルを開くと7枚のワークシートがある。シートタブをクリックするとワークシートの切り替えができる。最初の5枚のワークシートが学習用で、次の1枚が復習問題となる。各ワークシートについて説明をしながら作業をしていくが、ペースが遅いと思う場合は各自のペースで実施してかまわない。復習問題は他のシートを見ずにできるかやってみよう。復習問題が早く終わった人は一番最後のワークシートにある発展問題にも挑戦してみよう。
もしも早く終わってしまった場合は、trrの練習をしよう。
なお、各ワークシートの構成は以下の通り。
- 入力と修正:セルへの数値や文字の入力方法。入力を間違えた際の修正方法。
- 削除:不要なセルのデータを削除する方法と、不要な行や列を消す方法(=行や列の削除)
- 挿入:行や列を挿入する方法
- 切り取りとコピー:入力されたデータを切り取ったりコピーしたりして別のセルに貼り付ける方法
- オートフィル:1、2、3、・・・のような連番入力を一つ一つ入力せずに簡単に行う方法
[4]出席課題
以下の項目についてメール本文に記載し、今日のファイルを添付して送る。
- 理解できたかどうか(難しかったものがあれば、どれが難しかったか)
- Calcを使った感想や、1回の授業の分量についての意見
- 提出先:課題提出用メールアドレス
- メールの件名(Subject):literacy1
- 提出期限:授業終了時
- 電子メールの使い方に自信がない場合:Mewの主要コマンドについてを確認しよう