ほぼ誰も B 問題に手をつけない初めての学年となってしまった。 特別選抜の開始学年であるにも関わらず、かなり不名誉な記録である。
講義で作成したり、テキスト上にあるプログラムは、 レポートに載せない。解説の部分などで、 もとにしたプログラムからの変更部分を示す。
bc -l で、26.3944444 などと得られたのに、作成したプログラムでは 26.3 と表示されている、というプログラムが多かった。 例えばこれが平均の距離 [km] だったとする。 再掲するが、最小単位の 1 桁下までを有効数字とする。 単位が 1 [km] であるため、0.1 [km] の単位まで書く。 したがって小数第 2 位を四捨五入して正解は 26.4 を得る。 プログラムが間違っているので、プログラムを直して、bc -l の結果 に合わせなければならない。 人間の計算はあくまでも正しく、プログラムが間違っているからである。
くり返しておくが、この講義は正解を書きならべることではなく、 プログラムをいかに理解したかを説明することに重点が置かれている。 途中でできなかったプログラムは、考察などで、 途中のプログラムはどのようなものであって、 Kterm 上のエラーメッセージの表示を示し、 どうしたらよいかを考えて書いておくと、もっとよい得点になる。 間違えた仮説であっても、根拠を示して書いてある場合には、 減点しないので、ともかく自分で考えたことをきちんと書いてみよう。
掲載された学生は、再送すると、上書きされてしまい、 名前が掲載されてしまう。 また、名前は自動プログラムで消去し、 その上で失敗したものを目測で確認し、 教員が手動で消しているので、消し忘れもある。 再送し、名前が表れているのが恥ずかしいなどという場合は、 再送したと連絡すること。 よいレポートを書いたゆえに掲載される。 今後もよいレポートを書けるよう名誉に思って励んでほしい。