何が入っているのか

プログラムを実行しても、 エラーが出ずに行を越え、ときには終了してしまうことがある。または、 何度も実行させるべき while 文を通過していないと思われることがある。 あるいは while 文から抜けられないこともある。 その他にも if 文で通過すべきなのに通過しないまま終了することがある。 何行目で間違った実行文を書いているのか知るためには、 表示させる実行文で、中の変数を表示させると便利である。 print, printf 文でもよいが puts, p なども使うことができる。 prints.rb


#!/usr/koeki/bin/ruby 

print("表示 \n")       

puts("表示")                 # 改行文字を含んで表示する

exe = "表示"                 
printf("%s \n", exe)         # format して表示する

$KCODE = 'e'                 # 漢字コードを指定
p exe                        # 変数に入っている中身をそのまま表示

array = ["表","示"] 

puts array                   # 改行文字を含んで要素を一つずつ表示する
p array                      # 配列に入っている中身をそのまま表示

hash = {"表" => "示", "ひょう" => "じ"}

puts hash                     # hash の key と値を並べて表示
p hash                        # hash の中身をそのまま表示

実行してみると、

% ./prints.rb                                              [~/Ruby]
表示 
表示
表示 
"表示"
表
示
["表", "示"]
表示ひょうじ
{"表"=>"示", "ひょう"=>"じ"}

p, puts 文は、試作品を作っている最中に使うことが多い。 キーボードを叩く文字数が少ないのでよく使われる。 他人には分りにくいことが多いので、提出する作品では print, printf 文を使う。

本日の講義 / 基礎プログラミング II / 2007 年度

Madoka Nishimura <madoka@e.koeki-u.ac.jp>