専門演習 年間予定

活動の軸

専門演習の時間は輪講学習を進める。 3年生は自分で決めたテーマの自主学習を進め定期的に成果発表しつつ 年度末にプチ論を作成する。4年生は卒業研究を進める。

イベント幹事について

イベント幹事はプロジェクトの進行の上でとても重要な職務である。 一生つきまとうスキルなので、イベントが円滑に進むように心がける。

必要な段取り

一に相談、二に相談。とにかく相談。 完全掌握しているものでなければ総括している人に逐一相談する。 それを踏まえて以下のステップが必要。

ステップ時期内容
日程決めかなり前 出席者が最大になるような日程を決める。 優先度の高い参加者の予定を重視する。
無理に参加しなくてもいい対象者もいる場合はその場合は断りやすい雰囲気を作る。 このときに出欠も取ってしまうとよい。
会場確保1ヶ月以上前 人数・用途などを踏まえて必要な会場候補を提示し相談後、 施設が空いていたら予約する。
出欠取り前週まで 1人ずつ参加者に出欠の可否を確認する。 できるだけ返答を先送りさせない。
移動主題手配前週まで 遠隔会場の場合は車の割当も行う。 運転手には自動車保険が家族以外にも適用されるか確認してもらう。 運転者に交通費などを出す場合は細かい負担ルールを 事前に厳密に決めておく。後で決めるとトラブルのもと。
会場設営当日 開始時間からすぐ始められるよう機材があれば準備、 予約が必要なものがあれば先に済ますまたは協力者に指示する。 会合の場合は飲み物だけ先に注文を取って事前に店に伝える。
報告書提出翌日 開催報告や、会合の場合は会計報告書を作成し提出する。すぐ出せるよう予め作成しておく。

幹事進行ベカラズ集

以下のようなやリかたはうまく行かないことが分かっている。

主な作成作業(3年)

夏合宿(参加必須)

概要

春学期の締めくくりとなる大きなイベントとして夏合宿を行なう。 合宿では卒論・プチ論の方向を決めた上での中間発表、輪講の仕上げを行ないつつ、 トレッキング、蕎麦打ち体験等精力的に余暇を楽しむ。

例年合宿は、新潟県妙高市の シルバー音羽 にて行なう。 2025年度は8月15日(金)〜8月18日(月)を予定している。

タスク細分化

夏合宿での活動で得られるもの(先輩からの助言・集中した研究)も 大事だが、それ以上に運営自体の知見を得ることが重要である。 細分化したものを記す。

内容留意点
幹事(会計)
4年+3年
  • 人数変動の宿への連絡
  • 部屋割り決め
  • 集金と会計
  • 車代配分規則の策定
途中参加者は支払金額が違うので名前付き対応表を作って、 参加者別かつ日数別に「宿泊」、「食事」の○×表を埋める。 表は紙でもKoekiDriveでもよいが共同幹事も見られるようにする。 公共クラウドに置かない。
全体会計から車を出す人に移動費を配分する規則を決める。
幹事(卒業生連絡)
4年
  • 卒業生への個別連絡
  • 参加者の移動手段確認
過年度参加者には一言添えて個別に送る。 可能性低い年代は一斉送信でよい。
参加者一覧を宿窓口会計幹事に送る。
電車移動者を送迎手配係に知らせる。
送迎手配
4年
  • 電車移動卒業生との個別連絡
  • 電車到達時刻の送迎係への通知
電車で来る参加者と連絡を取り合い到着時刻をもらう。 その時刻を送迎係(場合によっては自分)に知らせて駅まで迎えに行く。 送迎係不在の場合は宿に依頼する。
駅間送迎
  • 電車参加者の宿と妙高高原駅の移動時送迎
安全運転する。来た人との会話を頑張る。
配車
  • 新潟往復の車の配分決め
  • 運転者への依頼
  • 「搭乗者保険」加入有無の確認
  • 台数が足りない場合の移動手段作成
  • 運転計画(休憩ポイント)策定
各車の任意保険を確認する。家族でない同乗者への補償があるか(必須)、 本人以外の運転者で保証されるか(ない場合は代理運転できないが それでよいか)確認する。
行きは時間がずれると迷惑なので高速で行くよう指示する。
イントロクイズ
(システム作成)
  • スマートフォンで早押し可能なアプリ作成
(参考: WebSocketSample)
PCおよびスマートフォンで使用できるWebアプリを作成する。 2ヶ月程度はかかる。クライアント仕様は以下のとおり。
  • 1班から6班までの所属チームを選択できる
  • 自分の名前を入力できる
  • 流れた曲がわかったら押せる早押しボタンがある
  • 他の班が押したらその順にどの班が押したか画面に出る
これを処理するサーバは、Websocketサーバと、そのサーバを制御する 「管理者用Webクライアント」から成る。Websocketサーバは以下の動きをする。
  • royの tcp/8804 ポートで待機
  • つないできたクライアントのチーム番号と個人名をハッシュに格納
  • 接続が切れたらそのハッシュキーを削除
  • 認証キーワードを送ってくるクライアントが来たら管理者に設定
  • 管理者からリセット依頼が来たら全クライアントに通知
  • 一般クライアントから早押し通知が来たら班名を見て 残りの全クライアントに送信(同じ班からの2つ目以降の通知は無視)

また、管理者用クライアントは以下のように動く。

  • CSVファイルを読んでmp3ファイル名、ヒントを配列格納
  • 指定した曲に移動できるボタン
  • 曲再生・停止・再開ボタンでmp3を再生
  • 再生中にWebsocketサーバから早押し通知が来たら自動再生停止
  • 再開ボタンは早押しリストをリセットせずにmp3再生のみ
  • リセットボタンは早押しリストのリセット通知をWebsocketサーバに送信
イントロクイズ
(楽曲リスト作成)
  • 50曲程度の曲集め
  • 違法ダウンロード回避
  • ネタバレ注意
  • システム作成者への動作確認用テスト楽曲リスト提供
  • 曲全体のレベル(最大音量)調整
  • 当日の司会(2名)
参加者年代性別を考慮して誰でも2,3問は当たるように作成する。 学生同士で持ち寄ったCD、ゲオで借りたCDから当てられる人の顔が浮かぶ ものを選ぶ。レンタル費は合宿費から出すので費用を会計と相談する。
曲ごとにヒントをつける。CSV化してイントロシステムにそのヒントが出ると最高。 CSVのフォーマットを決めてシステム試験用の練習曲集をシステム係に提供する。
ネタバレと著作権2つの意味で流出注意、音データは学外ネットに置かない (USBメモリやKoekiDriveを利用し終わったら消す)。
曲ごとに音量が違うのでエンコードのあとレベル調整する。soxが便利(sox MP3ファイル normでできる)。
mp3でなくその場イントロ(楽器演奏やアカペラなど)、 「これなんの音?」などもあり。
当日は別室で司会をする。1人はDJ、もう1人はイントロシステム操作。 正解者が出たら班番号と名前を聞いて集計する。最後に最優秀個人賞とチーム賞を発表する。 得点集計は「個人ごと」「班ごと」が大変なのでもう一人要るかも。
「正解者ゼロ」の問題が出ないように努める。お手つき減点があると押さない人が多い。ヒント多めがちょうどよい。「いまからちびっこゾーンです」のように曲順をテーマごとに分けてもよい。
買い出し
  • 当日のおやつ類の買い出し
  • 冷却管理
  • 氷とグラス手配
人数と内訳を見ておやつの甘いものしょっぱいものの比率、 ソフトドリンクアルコールの分量を考えて適正量を購入する。 宿から冷蔵庫の一角を借りられるので飲みそうなものから冷やす。 金・日の21時過ぎと土曜イントロクイズのおやつタイムに 氷とグラスを宿にお願いして手配する。氷がなくなったら 再依頼して会計幹事に氷の注文数を知らせる。
温泉カフェチケット管理
  • 「ランドマーク」に行きたい人の人数数え
(今はないかもしれない)
宿から割引券がもらえるので、温泉カフェに行きたい人の 数を数え宿に知らせて券をもらい希望者に渡す。人があちこち移動するので 意外に難易度が高い。

芋煮幹事

芋煮幹事の目標は以下の3点。

前提条件

例年開催しているものの条件は以下のとおり。

  1. 会場設備
  2. 提供鍋
  3. 参加費用(普通に赤字)
    小中学生100円
    他者や荷物を送迎して参加する人200円
    その他500円
  4. 購入要件
    1. 馴染みのスーパーの「芋煮セット」をベースとする
    2. 「芋煮セット」は5,6人用と10人用が典型的だが具が足りないので買い足す
    3. 調味料も買い足す
    4. 10人用大鍋は借りる(洗って返す)
    5. 焼いて食べて楽しいものも買い足す(マシュマロ、竹串等)

クリティカルパス

工程表を作ってクリティカルパスを特定して段取りする。 特に注意するのは比内地鶏。1羽まるごとのものを購入しているが、 納期と冷蔵可能期間を考慮の上早めに購入計画を立てる。 店による価格差が激しく、加工工場直売業者でないとかなり高額になる。

当日料理の段取りを想起し搬入・火起こしから片付け・帰着までの工程図を作成してみる。

資源管理

予算(ゼミ費+参加費)、竈(2箇所+コンロ)、食材、調理具、車、 その他開始から終了までの活動に必要なものの配分を考慮する。

出欠集計、会計、配車、買い出し、調理板長(内陸、庄内、比内)、調理サイドメニュー(焼き物、スイーツ)、レク、その他。

中間発表と本発表

まとめ: 経験の明文化

得た経験は必ず記録に残すこと。さもないとせっかく得た知見が シャボン玉のように消える。

以上を意識して見える場所に記録する。

yuuji(atmark)e.koeki-u.ac.jp