CGI学習時の生成AI利用のコツ

Web上で動くアプリケーションは多種多様で、検索やGAIの結果もそれに応じ て多様すぎる。普通に問い合わせても理解できないものが含まれていて そこからの応用が効かない。

ここで学習しているCGIではWebプログラムの基本原理を知るために、 なるべく基本的な処理だけで済むものを利用しているので、GAIへの問い合わせ にもそれを前提としたものを先に示すとよい。

問い合わせ例

以下の順番で問い合わせしてみるとよい。

  1. 自己紹介する

    こんにちは、出席番号uso800の椎寺愛です。しいちゃんと呼んでね。
  2. 前提知識と今の状況を伝える
    いま、RubyでCGIをならっています。ほとんどRubyの文法を知りません。
    これをベースに拡張したいです。
    《ここに btype.html などCGI授業の最初の方のプログラムを貼り付ける》
  3. 結果が出るのでわからない点・不満な点を修正してもらう。

応用問い合わせ例

その他、いくつかの拡張をしたいときの前置き例を示す。

データ保存系

「データを保存できるようにできますか」と普通に問い合わせて得られる プログラムを実行しても、ファイルに書き込みできないエラーが発生する。 「データを永続させるCGI」の例を しっかり理解して、Webサーバプロセス(つまり他人)が書き込みできる ようにする。これを前提として質問に入れる。

(前に得られた答に続けて)
このプログラムに入力してくれたものを保存できるようにしたいです。
保存するファイルは
mkdir -m 1777 db
したディレクトリに入れるようにしてください。

得られた答にわからないものが含まれていたら以下のように聞き直す。

(前に得られた答に続けて)
PStoreを使うようにできますか。

デザイン系

Web出力を見栄えのよいものにしたいとき、 「画面をきれいにして」だけだとかなり複雑なCSSがあてがわれる。 またCGIプログラム内に埋め込まれると、あとで修復が大変になる。 シンプルなCSSを別ファイルに作ってもらうように問い合わせる。

このプログラムの出力画面を少しおしゃれにしてください。
CSSを後でいじりたいので、シンプルなCSSにして、ファイルは
main.css でお願いします。

よい例を示してくれるはずだが、あとで自分で直せるように説明してもらう。


その他

GAIに全部生成してもらうとゴール到達まで却って時間がかかる。 問題を細分化して質問して使い方を説明してもらって、 それまで作ったプログラムに組み込むようにしたほうがよい。

また、問い合わせた答が、習っていないものにそれた場合は質問を続けず、 その質問を編集し直して話題がそれないような一言を追加してやり直す。 それた答が残ると、次の話題も外れたままになりやすい。