プログラミングの流れ

Rubyによるプログラミングは次のような流れで行なう。

  1. エディタ(Emacs)でプログラムを作成
  2. 保存
  3. rubyインタプリタの呼出し(実行)
  4. 間違いがあれば修正して2に戻る

プログラムの作成

簡単なプログラムを作成し、動かし、プログラミングの流れを把握しよう。

まずプログラムを作る前に、Rubyプログラムをしまうディレクトリ を決めておこう。そのままホームディレクトリに作ってもよいが、 作成プログラムが増えるにつれファイルがあふれて収拾が付かなくなる。

仮に、Ruby関連のファイルをしまうディレクトリを Ruby に決めたとしよう。その場合、

mkdir Ruby

として、ディレクトリを作成する。Emacsでこのディレクトリの中にファイル を作るときは C-x C-f (find-file) で

Find file: ~/Ruby/ファイル名

と指定する。 ~/Ruby/ で、先程作成(mkdir)した、Ruby用のディ レクトリの中にファイルを作ることを意味する。

それでは、~/Ruby/program.rb というファイルを 作って動かしてみよう。まずファイルを開くC-x C-f

Find file: ~/Ruby/program.rb

プログラムとして以下の内容を作成する。こまめに保存 (C-x C-s)することを忘れない。

#!/usr/koeki/bin/ruby
# -*- coding: utf-8 -*-
print "Hello\n"

リスト中の\ は Emacsではバックスラッシュに見える。どちらも同じ文字である。

Rubyプログラムの実行

上記の操作で ~/Ruby/program.rb が完成する。

プログラムを実行するときは Terminal の画面で最初に

cd Ruby

としてディレクトリを移動しておく。

作成したRubyプログラムを実行する方法は二つある。比較的簡単だが毎回 同じ手間がかかる方法(1)と、最初に手間がかかるが二回目以降楽になる方法(2) である。

  1. Rubyインタプリタを指定する方法
    ruby program.rb
    
  2. プログラム中に Ruby インタプリタを埋め込む方法

    プログラムの1,2行目を

    #!/usr/koeki/bin/ruby
    # -*- coding: utf-8 -*-

    にし、最初に一度

    chmod +x program.rb

    すると、以後、

    ./program.rb

    で直接実行できる。


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