大数の法則理解とピボットテーブル集計

初期入力

新しい表計算シートを開き,A1に学籍番号,A2に氏名を入れたのち, A3=「試技」、B3=「表の回数」、 C3からV3までが「1投」、「2投」、……、「20投」 となるようデータを入力する。オートフィルを活用すること。

また、A4に「自分の名前-1」と入れたのち、 A5から下にオートフィルを延ばしていき「自分の名前-25」まで自動入力で埋める。

試技表の回数1投2投 ……20投
名前-1……
名前-2……
:……
名前-25……

基本データを記入し終えたら、 学籍番号-coin.ods という名前で保存しておく。

コイン投げの記録

コインと、投げたときに跳ね飛ばない布などを用意し、 「20回投げて表と裏を記録する」のセットを30セット行う。 上記の表に「表なら1,裏なら0」で記入しながら試技を進める。

20×25回投げ終わったら、B列「表の回数」のB4に

=sum(C4:V4)

を入れ、それを25回目のセットまでコピーする。

終わったら、今回のs4掲示板にアップロードし、 チームの他の人と共有する。早めに試技が終わった人は、 チームの他の人の記録を手伝うこと。

自分の分の結果集計

パターン1:COUNTIFで度数を数える

  1. X3に「表の出た回数」、X4に「回」と記入し、 X4に数値 0 を入れ、X24までオートフィルで20まで埋める。

  2. X4の「回」の下のX5には表の回数が0だった頻度を、 X6には表の回数が1だった頻度、と入れていく。X5のセルには 「=countif($B$4:$B$28, "="&X4)」を 入れる。これは、B4からB28の絶対参照範囲のなかに、 X4と等しいものが何個あるかを意味する。

  3. X4の式をX24までコピーすると、表の回数の度数分布表ができる。

  4. X3からY28まで範囲指定し、メニュー:「挿入→グラフ→棒グラフ」 と進み、「データ範囲」ダイアログで「最初の列を項目名に引用」 して度数分布表を得る。

ピボットテーブルで度数集計したものを利用

  1. A3からB28を範囲選択しメニュー:「挿入→ピボットテーブル」

  2. 「利用可能なフィールド」から「表の回数」を選び、 「行フィールド」にドラッグする。

  3. 「利用可能なフィールド」からもう一度「表の回数」を選び、 「データフィールド」にドラッグする。

  4. データフィールドにドラッグして入れた「表の回数」を ダブルクリックし、「計算方法」を「総数」にしてOK.

  5. 隣のシートに「表の回数」の総数ごとの頻度表が出る

  6. C1のセルに「表の出た回数」、D1に「頻度」と入れ、 C2に0を入れ、C22まで0から20をオートフィルで入れる。

  7. D2からD22まで全て0で埋める。

  8. ピボットテーブルで自動的に入った表の「表の回数」の 頻度数値をD列の同じ回数のところに上書きコピーする。

度数分布表

上記いずれかのあと、棒グラフで「表の回数」の度数分布表を作成する。

コイン投げ記録のチーム集計

掲示板に上がった、チームの他のメンバーのodsファイルを全て ダウンロードして開き、他のメンバー全員の1回目から25回目の記録を 自分のシートの29行目以降にコピーする。

試技表の回数1投2投 ……20投
自分の-1……
自分の-2……
:……
自分の-25……
メンバaの-1……
メンバaの-2……
:……
メンバaの-25……
メンバbの-1……
メンバbの-2……
:……
メンバbの-25……

課題

同じチームのメンバー全員の表の頻度の回数を全て自分のシートに 追加し、全員分のコイン投げ試行による「表の回数の度数分布表」を作成せよ。


yuuji@e.koeki-u.ac.jp