Internet Protocol Version 6
これまでのインターネット接続環境はIPv4を利用した。
双方向で自由に通信できるのがIPのいいところ、なのに NATではそれができない。
2^128=340282366920938463463374607431768211456=3.4×1038
世界人口約60億人、人間の細胞約75兆個(7.5×10^13)、で概算すると、 人間の細胞一個あたり756183037602085個のIPv6アドレスが持てる。
→考えても仕方ないくらいたくさん
しかし、過度の期待は禁物。
するわけではない。IPv4でアドレスが足りないことにより 実現できなかったこと全てが 実現できるようになる、というだけのこと。
0011111111111110 1000000010001000 0000000000000011 0000000000000000 0101000001010100 0100110011111111 1111111000000001 0000010100010010 ↓ 3ffe:8088:0003:0000:5054:4cff:fe01:0512
さらに特別なルールとして「連続する0000はまとめて::」で
表せる(1回だけ)、というものがある。したがって、上記のIPv6アドレスは
3ffe:8088:0003::5054:4cff:fe01:0512
と書いてもよい。
(一般)サイトは48ビットのネットワークアドレスをもらう。 残り88ビットのうち上位16ビットをサブネットアドレスとして利用、 残る64ビットをホストアドレスとして利用。
下位64ビット(ホストパート)は通常、ネットワークインタフェースの MACアドレス等から生成する。
MACアドレスは6つのオクテット(8ビット)からなる。 これを以下の手順でIPv6ホストアドレスに埋め込む。
図の例では 5054:4cff:fe01:0512 がホストアドレスとなる。
その他特別なアドレスとして以下のものが代表的。
::
0:0:0:0:0:0:0:0
はアドレスのないホストを意味する。
アドレス決定前の初期化中ホストが送信したパケットのソースアドレスとなる。
::1
0:0:0:0:0:0:0:1
はノード自身を意味する。
IPv4で慣習的に用いられた 127.0.0.1 に相当する。
移行段階では以下の3通り。
IPv4アドレスはDNSのAレコードに記述、
IPv6アドレスはAAAAレコードに記述する。
→DNSの回に説明。
WWW(Webサーバ、ブラウザ), Mail(サーバ、クライアント), SSH など、 主なネットワークサービスはすべてIPv6が利用可能になっている。
自サイトが IPv6 ready か確認するのに余りに有名
IPv4のみの末端ユーザが無料でIPv6接続を体験可能
次の「IPアドレス/ネットマスク」で指定されるサブネットに含まれる 一番小さいIPアドレス、一番大きいIPアドレスと個数を求めよ。
次のIPアドレス範囲をもつネットワークの、「IPアドレス/ネットマスク」を 求めよ。
提出先は net-a-02@e.koeki-u.ac.jp とする。
yuuji@koeki-u.ac.jp