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LibreOffice Writer[2]-スタイル設定[1]
[1]報告書の作成
[2]文書のスタイルを設定する
「スタイルと書式」メニューを表示させ、これから入力しようとする文章が、タイトルなのか見出しなのか本文なのか指定した上で入力する(入力後の指定も可能)。「スタイルと書式」メニューが表示されていない場合は、ツールバーのボタンを押すと出現する。
左:LibreOffice、右:OpenOffice
[3]タイトルと署名
「スタイルと書式」メニューは初期段階では、一覧モードが「階層」(OpenOfficeは「自動」)になっている。これを「章のスタイル」に変えると、選択肢が「タイトル」と「副題」に変わる。
左:LibreOffice、右:OpenOffice
「タイトル」をダブルクリックしてから本文中にタイトルを入力する。次の行に進むと自動的にスタイルが「副題」に変わる。必要であれば副題を入力する。
次に、一覧モードを「文書用スタイル」に変更し、「署名」をダブルクリックしてから作成者の名前を書く。中央揃えしたい場合や、右揃えしたい場合はツールバーのボタンで調整する。
上:LibreOffice、下:OpenOffice
[4]見出しの作成
- 章の見出し :見出し1
- 節の見出し :見出し2
- 小節の見出し:見出し3
という基準で該当するスタイルをダブルクリックしてから見出しを書く。「1.はじめに」の「1.」は後でつけるので入力しない。
見出しを入力して改行すると、自動的にスタイルが「本文」に変わるので、本文を入力。段落の先頭は後で一括で行う。スペースで字下げはしない。
節の見出しがある場合は「見出し2」スタイルを使用して書く。
[5]表の作成・図の挿入
ツールバーの表ボタンの右の▼をクリックし、必要な列数×行数を指定する。
上:LibreOffice、下:OpenOffice
表ツールバーでは、行列の挿入や削除、セルの結合、分割、行列の均等分割ができる。表作成中は通常、表ツールバーが表示されるが、出ない場合はメニューバーの[表示]→[ツールバー]→[表]で表示できる。
上:LibreOffice、下:OpenOffice
罫線をドラッグすると表のサイズを変更することができる。
図の挿入は、メニューバーの[挿入]→[画像]→[ファイルから]で、該当する画像を選択する。以下の画像をzドライブに保存して、挿入してみること。
[6]図表番号の挿入と相互参照
図表番号
画像上で右クリックし、[キャプション]([図表番号])を選択。
上:LibreOffice、下:OpenOffice
図表のタイトルと、カテゴリ(図か表か)、位置を選択する。
図表のタイトルについては次のルールがある。
- 図のタイトルは下
- 表のタイトルは上
相互参照
本文中に記載した「図○参照」といった○の部位に図表の番号を入れる。直接手入力をすると図表番号が変化したときに手作業で変更する必要があるが、相互参照を用いておくと自動的に変更される。
相互参照を行う前の状態
(図参照)
というように「図」と「参照」の間はスペース無し。
「図」と「参照」の間にカーソルを置き、メニューバーから[挿入]→[参照]を選択。
上:LibreOffice、下:OpenOffice
- フィールドタイプ:図または表
- 選択:相互参照したい図表
- 書式:番号
をそれぞれ選び[挿入]。
[7]箇条書きの入力
箇条書きはツールバーの箇条書きボタンで開始・終了する。番号つき箇条書きと、番号無し箇条書きがある。
入力後、改行すると自動的に次の行にも行頭文字が出現する。その行でもう一度改行を入力すると箇条書きから抜ける。
[8]脚注の挿入
脚注をつけたい部分にカーソルをあわせ、メニューバーから[挿入]→[脚注]を選ぶ。番号付けを[自動]にして[OK]をすると、ページ下部に脚注枠ができるのでそこに脚注文を入れる。
[9]検索した論文のまとめ
ワープロ課題では、関心を持ったテーマについて調べて関連する論文を探し、内容についてまとめた上で自分の意見を述べるという作業をしてもらう。今回は次のような流れにするとよい。
- はじめに:テーマを選定した理由について述べる
- 調べたこと:調べた論文の内容の引用を中心に論旨を展開させる
- 自分の意見:調べた結果考えたことを中心に述べる
- 感想:論文検索を行った感想
最終的には、Writerですべてまとめて提出する。その際、前回と今回で学んだスタイル設定が適切に行われているかどうかもチェックする。現時点では上記4項目のうち1.と2.を行うことができる。1.について述べた上で論文を読んで内容をまとめてみよう。