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(12) 自由製作課題&trr

[0] 座標を指定して画像を表示する

過去のTAの嘉村さんのページを確認しよう。

Displayコマンドの使い方

[1] trr試験

授業開始時刻より15分間でtrrの試験を行う。テキストは5の日本国憲法とする。この時間内にマークした最高得点を評価対象とする。目標は150点。100点で1点とする。以降25点刻みで1点ずつ加算する。

[2] 出席課題

念のため15分間でマークしたtrrの最高得点をメールで送る。

  • 提出先:課題提出用メールアドレス
  • メールのSubject:ruby12
  • 本文の構成:1行目で学籍番号、氏名を記載する。2行目以降にtrrの得点を記載し、感想があれば記載する。

[3] グループの確定状況

現時点でのグループの確定状況について示す。間違いがある場合は報告すること。

グループ名メンバープログラム案
Canan 井面凌、押切碧海、齋藤高彬、櫻井廉、橘俊栄、本間可楠 未定
未定
チーズケーキ 佐藤敬介、風間貴斗、菊地理紅、東海林研太、羽賀千夏、早坂奈津美 役立ち情報部門:庄内のスウィーツ
エンターテイメント部門:闘うチーズケーキ
Try! 柏倉彩、斉藤智紀、佐藤真梨、長澤征哉、三上凌太、本木祐太 地域活性化部門:おすすめの観光地紹介プログラム
役立ち情報部門:大学検索プログラム
5人だけ 伊藤志帆、小山北斗、小林千尋、沼沢翔、渡辺渉子 クイズ
対戦ゲーム
わんこ兄弟(仮) 石垣智隆、大瀧晴、菊池優、工藤岬、後藤南、本間匡平 ホラーゲーム
教育部門:真面目なプログラム
しょうまきっちん仮 熊澤捷馬、齋藤昂大、佐藤知紅、菅井達也、髙橋花紀、永井大地 ラーメン検索プログラム
未定
てぃーしっくす 蘭新宇、荒井太喜、髙橋舟、難波万琴、本田祐希、渡部竜太 庄内の観光地を検索するプログラム
庄内地方に関するクイズ
5班 遠藤麻佑、日下部康二、今野涼介、酒井広太、田中有伽子、松浦光希 役立ち情報部門
地域活性部門
Escape 安達春美、樋口さおり、五十嵐拓海、佐藤雄大、本間大輝、山崎侑斗 就職役立ちクイズ
あなたにあった職業診断(仮)
チーム職業安定所 大江山愛、國井慶弘、斉藤和憲、佐藤誠、菅原梓、渡邊沙枝 1.性格占いゲーム
2.適職診断データベース
3.2の結果の年収などのシミュレータ
未定 五十嵐悠基、井上道貴、鬼澤つぐみ、三部歩、高橋智彦、鶴巻彩花 1年生向けのクイズ
クイズ結果にかかわるRPG

[4]ドロー系ソフトtgifを使ってみよう

tgifはドロー系のソフトである。ドロー系ソフトとは線や四角、円などのパーツを組み合わせて図形描画を行うソフトである。パワーポイントで図形を描画するのと同じ要領である。

Tgifではこんな絵を描くことができる(昨年度の例)。

起動と終了

tgif起動方法

デスクトップで左クリックをしてルートメニューを出し、[グラフィクス]→[tgif]で起動

終了はtgif画面でCtrl+qまたは、メニューバーのFileからQuit

メニュー

tgifのメニュー構成

左側のボタンが図形を描画するための作図メニュー、上部のボタンが塗りつぶしパターンや塗りつぶし色、線の太さなどの書式設定メニューとなる。

各メニューの詳細は、Tgifの使い方のページ(外部ページ)を確認のこと(PDFファイル)。

作図方法

図形の描き方

  • まず、四角を書いてみよう。
  • 作図メニューの□を選択後、図形の始点をクリックし、そのままドラッグして終点で離す。
  • すると左の図のように四角形が書ける。このままでは、塗りつぶしがされていないので、次に塗りつぶして色をつけてみる。

図形の描き方

  • 作図メニュー「矢印」を選択して図形をクリックすると、左図のように周囲に■が表示され、選択した状態になる。
  • 選択後、左図の「塗りつぶしパターン」と「塗りつぶし色」の設定を変更する。
  • 初期状態では、塗りつぶし色は黒であるが、塗りつぶしパターンがNONE(=なし)になっているため、塗りつぶしが行われていない。
  • 「塗りつぶしパターン」「塗りつぶし色」ともに左クリックで設定値を変えることができる(右クリックで戻る)。

図形の描き方

  • 次に直線を描いてみる。
  • 作図メニューの「折れ線」を選び、始点で左クリックをしてそのままドラッグし、終点で右クリックをすると直線が引かれる。ただし、初期設定では先端が矢印になっている。
  • 直線を選択後、「先端部の設定」ボタンを押してPLAINにすると、矢印から通常の直線に変わる。
  • さらに、線の形状ボタンで点線にしたり、太さ指定ボタンで線の太さを変えることもできる。

日本語を入力する方法

左側の作図メニューでT(Text)を選び、ドローエリア内の文字を配置したい場所をクリックする(後で移動できるので適当な位置でよい)。その後Ctrl+SPCを押すと、knput2(日本語入力窓)が起動する。アルファベットを先に入力してしまうと英語フォントに切り替わってしまい、Ctrl+SPCを押してもkinput2が起動しない。うまくいかない場合は、Fontメニューで日本語フォントであるRyuminかGothicを選択してからCtrl+SPCを押す。なお、Fontメニューはドローエリア内でマウスの中ボタンをクリックすると出現する。

日本語入力のOFFは、SHIFT+SPC

Ctrl+SPCを押したときに

There is no Selection Owner of _JAPANESE_CONVERSION_

というエラーが出るときは、kinput2が落ちている。ktermから

pan{c11xxxx}% kinput2 &[Return]

とすると、kinput2が使えるようになる。

グリッドの変更

グリッドの変更

グリッドの間隔を狭くすることで、細かい図を書くことができる。グリッドの目盛上で左クリックすると間隔が狭くなり、右クリックで広くなる。

保存

作成した画像の保存方法は2種類ある。obj形式で保存をした場合、tgifでしか開くことが出来ないが、書き足したり書き直したりすることができる。png形式はWebページに掲載可能な形式だが、一旦保存をすると、その後の修正はできない。また、最初にobj形式で保存をしないとpng形式での保存はできない

保存

  • obj形式:画像の修正可。Webページへの掲載可。
    • メニューのFileからSaveを選択。拡張子は.objとなる。tgifでしか開くことができない。
    • Saveを選ぶと灰色の四角いポップアップメッセージが表示するが、それが保存画面。その灰色の四角の中央のファイル名を入力(一見すると、保存画面と分からないので注意)
    • ファイル名をhoge.objにしたい場合、「hoge」のみ入力すればよい。「hoge.obj」という名前を入力して保存すると、「hoge.obj.obj」というファイル名になってしまう
  • png形式:画像の修正不可。Webページへの掲載可。
    • 右の図の黄色の丸印の出力形式ボタンをクリックして、PNGを選択後、メニューのFileからPrintを選択。拡張子は.pngとなる。ファイルをpublic_html内に保存すればWebページに掲載することができる。
    • png形式で保存をしたファイルは、tgifでは開くことができない。GIMPで開く。

png形式での保存時の注意点

png形式で保存する場合、
1)まずobj形式で保存する
2)そのあとpng形式で保存する

1)は、メニューのfileからsaveを選ぶと灰色の四角いポップアップ画面が表示される。一見すると保存画面には見えないが、それが保存画面なので灰色の四角内にファイル名を入力する。

例えば、hoge.objにするならhogeのみを入力すれば、.objは勝手に追加される。

これで、obj形式での保存が完了するので、次にpng形式での保存を行う。png形式での保存は上に書いたとおり。先にobj形式で保存をしていないと、png形式では保存することができないので注意すること。

[5] 作成した画像のWebページへの掲載

GIMPやtgifで作成したpng形式の画像は、public_html/に保存されていればWebページに掲載することが出来る。画像を表示させる際に使用するタグはimgタグであるため、次のように書けばよい(width=""とheight=""は省略可能)。

<p><img src="ファイル名" width="横幅" 
height="縦幅" alt="ファイルの説明"></p>

ただし、自由課題はグループで作業を行うため、画像作成者とWebページ作成者が一致していない場合がある。以下では、いくつかのケースについて対応方法を示す。

Webページ作成者=画像作成者の場合

自分でWebページも画像も作成している場合は、作成した画像をpublic_htmlディレクトリに保存すれば、htmlファイル内にimgタグで当該画像の表示設定をするだけで、Webページに掲載することができる。画像を保存した場所により手続きは以下の2通りとなる。

  • GIMPやtgifで保存する際にpublic_html/を保存先に指定:保存する際に、保存先として~/public_html/を選んでいれば、すぐに表示可能
  • ホームディレクトリに保存してから移動:GIMPやtgifで保存するディレクトリを変更する方法がわからない場合、とりあえず初期設定のままファイル名をつけて保存すると、ホームディレクトリに保存される。その後、ktermでホームディレクトリに移動してから
    pan{c11xxxx}% mv ファイル名 public_html[Return]
    で、public_html/に移動される。

Webページ作成者≠ロゴ作成者の場合

  • メールの添付ファイルで送ってもらう:ロゴ作成者よりメールの添付ファイルとしてWeb作成者に作成したロゴを送ってもらう。送ってもらったロゴは以下の手続きでpublic_html/に保存する。
    • 受信:通常通り受信をすると、添付ファイルのあるメールは、メール一覧画面の左端にMもしくはTが表示される。Tはファイルのサイズが大きく、添付ファイルはあるが受信はしていない状態を指す。
        M06/12 To:naoya@e.koe Re: C104000-kadai128
         06/12 To:naoya@e.koe Re: C105000-kadai23
        T06/12 To:naoya@e.koe Re: C108000-kadai235
    • 添付ファイルの取り込み:Tの表示がある場合にこの添付ファイルを受信したい時は、Tの行でIと入力。さらにパスワードを入力すると受信されTがMになる。
    • 添付ファイルの保存:Mの行で.(ピリオド)を押すと添付されたファイルのリストが表示される。カーソルキーで添付ファイルの行に進み、yを押すと下部に保存先を示すFile:~/hoge.pngが表示される。ここでFile:~/public_html/hoge.pngのようにpublic_html/を追加する。保存先が決まったら[Return]で保存完了。
    •   M06/12 To:naoya@e.koe Re: C104000-kadai128
          1 Image/Png                         hoge.png
      
  • ロゴ作成者のpublic_htmlに画像を保存しておき、直接ハイパーリンクする:ロゴ作成者が、自分のpublic_htmlに作成したロゴを保存する(GIMPやtgifで保存する際にpublic_htmlを指定するか、保存後にmvコマンドで移動)。すると、ロゴ作成者の学籍番号がc107000aでファイル名がhoge.pngの場合
    <p><img src="http://roy.e.koeki-u.ac.jp/~c107000/hoge.png" 
    width="横幅" height="縦幅" alt="ファイルの説明"></p>
    で、画像を表示することが出来る。

[6] アニメーションgif

複数の画像を一定時間ごとに切り替えて表示させる、パラパラ漫画のような画像を作ることができる。こうした動きのある画像を作ることができる画像形式にgifがあり、パラパラ漫画風の画像のことをアニメーションgifという。

作成に当たっては、まずパラパラ漫画を構成する個別の画像を作成しておく(png形式でもgif形式でもよい)。その上でktermのconvertコマンドを用いて1つの画像に合体させる。

例をあげて説明しよう。

パラパラその1 パラパラその2 パラパラその3 パラパラその4

パラパラ漫画を構成するimg001.png、img002.png、img003.png、img004.pngの4つのファイルを作成する。次にktermで

pan{c11xxxx}% convert -loop 0 -delay 100 image001.png 
image002.png image003.png image004.png image.gif[Return]

と入力する。image001.pngからimage004.pngがパラパラ漫画を構成するファイル、最後のimage.gifが作成されるアニメーションgifのファイル名である。また、convertコマンドのオプションとしてloopとdelayがある。

  • -loop 0:0にすると無限にループする。1だと1回だけ再生する(ただし、Firefoxではうまくいかず1にしても無限にループする。Google Chromeでは再生回数を制御できる)
  • -delay 100:次の画像に切り替わるタイミングの設定。100=1秒。1だと100分の1秒になる

パラパラ漫画

[7] グループごとに行う課題

グループ課題用WebページのURLを代表者1名が連絡すること。

  • 提出先:課題提出用メールアドレス
  • メールのSubject:URL