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(8) 11/21の授業内容:プレゼンテーション[2]-基本操作

[1]LibreOffice Impressの画面構成

各部の機能

(1)スライド作成領域
スライド本体。ここに作成した内容が液晶プロジェクタを介してスクリーンに投影される
(2)スライド一覧
作成したスライドの一覧が表示される。特定のスライドをクリックすると、そのスライドがスライド作成領域に表示される。スライドの順番を変更することもできる
(3)作業ウィンドウ
スライドレイアウトやクリップアート、アニメーションなどの設定時に使用
(4)メニューバー
様々なメニューがカテゴリごとに割り当てられている
(5)ツールバー
よく使用する機能がボタン形式で割り当てられている

[2]背景の指定

起動直後は白背景のスライドであるが、背景を変更することができる。「背景色の変更」と「デザインテンプレートの適用」の2種類がある。

背景色の変更

背景色の変更方法(「書式」から「ページ」を選択)

  • 背景色を変更する場合はメニューバーの[書式]→[ページ]を選択
  • [背景]タブを選択し、塗りつぶしを「色」にした上で、変更したい色を指定する
  • 「グラデーション」や「ハッチング」「ビットマップ」の選択も可能
  • [OK]をクリックすると「背景設定を全ページに適用しますか」とたずねられる。回答により色変更の適用範囲が異なる
    • はい:指定色を今後作成するスライドを含めた全スライドに適用
    • いいえ:指定色を当該スライドにのみ適用
  • 背景色を変更した場合は、文字色も変更しないと読みづらくなる場合がある。読みやすい色の組み合わせ、読みづらい色の組み合わせを示す。

背景と文字色の組み合わせ

デザインテンプレートの適用

背景デザインや配色などのスタイルがあらかじめ登録されているデザインテンプレートを使用することもできる。作業ウィンドウから「マスターページ」のボタンをクリックすると表示される利用可能なテンプレートの一覧から好きなものを選び、クリックすると自動的に全スライドに適用される。

デザインテンプレートを選んだ場合は、適用したいデザインを選ぶ

[3]レイアウトの指定

作業ウィンドウより「プロパティ」を選ぶ。

該当するレイアウトをクリックすると、現在表示されているスライドにそのレイアウトが適用される。

[4]スライドの追加・削除・移動

スライドの追加
メニューバーのスライド追加ボタンを押すと、現在作成中のスライドの下に新しいスライドが追加される
スライドを移動する場合は、左側のスライド一覧画面で当該スライドを上下にドラッグする
スライドの削除
スライド一覧で削除したいスライドを選択し、DeleteまたはBackSpace
スライドの順番の変更
スライド一覧で、移動したいスライドを選択し、移動先にドラッグ。左の例ではスライド1を選択して下に移動している。スライド2と3の間に灰色の線が表示されている点に注目。この状態でマウスを放すとスライド2と3の間に1が移動される

スライドを移動する場合は、左側のスライド一覧画面で当該スライドを上下にドラッグする

[5]図表の挿入

図や写真の挿入

自分で作成した図や撮影した写真の挿入も可能。

メニューバーの[挿入]→[画像]→[ファイルから]を選択し、該当する図や写真のファイルを指定する。挿入後のサイズ変更も可能。

表の挿入

行数と列数を指定する

表を作成する場合は、ツールバーの表作成ボタンをクリックし、行と列を指定する。

するとスライドには右のレイアウトが適用される。

「ダブルクリックして表を追加」をダブルクリックし、表の列数と行数を指定してOKをクリック。

これで表が出来上がるので、各セルに必要事項を記入する。

[6]図の作成

図形描画の方法

自分で図をかくこともできる。図形の描画にはツールバーにある図形描画ボタンを使用する。

図形描画に使用するボタン図形描画に使用するボタン

図形描画機能を用いて作成した図のサンプルを示す。上の図は四角、直線、矢印、テキストボックスを組み合わせている。下の図は、円と矢印、テキストボックスを組み合わせて描画している。

図形の調整で重なりの順番や回転が可能

作成した図を右クリックすると右に示すようなメニューが出現する。ここではよく使うものだけ説明する

整列:複数の図形を描画し、重なっている部分がある場合に、どちらを前面に出すかを指定する

反転:上下反転や左右反転ができる

グループ化:多くの図は複数の図形で構成されるが、これをまとめて1つのグループとすることをグループ化という。グループ化を行うことで図の拡大縮小を行う場合に、個別の図形について個々に拡大縮小をしなくても一度に変更ができるようになる。


[7]個人所有、ネット上の図や写真の使用

個人所有の場合

  • 個人で作成した図は自由に使用して構わない
  • 個人で撮影した写真は原則として自由に使用して構わない
  • 個人で撮影した写真に他者が写っている場合、無断掲載は肖像権の侵害になるので事前に許可を得る
  • 著作物を写真撮影して使用すると著作権の侵害になる。使用しないか、出典を明示して引用する

ネット上の文章、図、写真

  • 原則として全て著作権があるので使用しないか、出展を明示して引用する
  • Google imageなどで検索した写真は使用するべきではない
  • 文章を使用した場合は出展を明示して引用とする
  • 図や写真は自分で撮影(作成)するか、著作権フリーのものを使用する

無料の写真素材サイト

iStock photo
有料だが、「Free Photo」に無料の写真が数枚あり。要会員登録
Morgue File
きれいな写真が多い。各写真のページにライセンスの記載あり。登録不要
Flickr Creative Commons Pool
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで提供されている。使用する場合に記載する情報はFAQを参照のこと。登録不要
写真素材 足成
クレジットやリンクの表記、ユーザー登録は一切不要。人物写真が多い
PAKUTASO/ぱくたそ
高品質・高解像度の写真素材を無料(フリー)で配布しているストックフォトサービス。登録不要。
Luc Viatour
サイト上にある写真の全てがCreative Commonsライセンスで提供されており、商用利用も可能。会員登録不要
その他
無料の写真素材サイトの紹介サイト

[8]出席課題

スライド作成の進捗状況を報告する。

  1. 提出先:課題提出用メールアドレス
  2. メールの件名(Subject):literacy7
  3. 提出期限:授業終了時
  4. 電子メールの使い方に自信がない場合:Mewの主要コマンドについてを確認しよう