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(12) 12/12の授業内容:自由課題実施期間[3]&trr

[1] trr試験・出席課題

授業開始時刻より15分間でtrrの試験を行う。テキストは5の日本国憲法とする。この時間内にマークした最高得点を評価対象とする。目標は150点。

出席、レポート、trrの合計得点により試験免除者を決定する。

出席課題

念のため15分間でマークしたtrrの最高得点をメールで送る。

  • 提出先:課題提出用メールアドレス
  • メールのSubject:attend12
  • 本文の構成:1行目で学籍番号、氏名を記載する。2行目以降にtrrの得点を記載し、感想があれば記載する。

[2] 自由製作課題

本日で準備期間は終わりである。なるべく授業中に終わるように助け合いながら作業を進めよう。

プログラムやWebページの作成が終わったグループは発表内容について検討しよう。発表の練習をするのも良い。

[3] グループの確定状況(最終版)

グループ名メンバーエントリ部門プログラム
Team Caneda 齋藤千春、金田涼、鈴木昌紘、中澤智也、水尾啓太 エンターテイメント部門 ポーカー
役立ち情報部門 カフェメニュー検索プログラム
BUKIYO 山口大志、有路裕子、今野美菜子、齋藤萌衣、飛澤由佳、皆川一貴 役立ち情報部門 県内の観光情報とその交通情報
たむら商店 阿部倫之、菊地あゆ美、黒澤祐太、佐藤菜、田村雄太、渡辺瑞希 役立ち情報部門 病院検索
役立ち情報部門 病院クイズ
ゆきんこ 井澤勇斗、佐々木捷人、都築幸恵、橋口櫻子、向周太 役立ち情報部門 東北地方の雪まつり検索プログラム
役立ち情報部門 東北地方の祭りに関するクイズ
男気 大畑慶太、小野雅大、菊地晶樹、竹内裕、渡辺雄基、渡邉祐介 役立ち情報部門 スキー場検索
エンターテイメント部門 サッカー育成ゲーム
だるびっしゅ 大巻拓之、斎藤優衣、佐藤春香、高橋和矢、綱淵葉子、中西愛 役立ち情報部門 酒田市の美容室検索プログラム
役立ち情報部門 東北のイルミネーション検索プログラム

[4] 自由課題発表会の発表順について

じゃんけんで決める。

[5] プレゼンテーションの構成

13回目の授業では作成したプログラムの発表を行う。プレゼンテーションを上手に行うことは、出来栄えの良いプログラムを作るのと同じくらい重要である。いくら素晴らしいプログラムが出来たとしても、聞くに堪えない発表であれば、聞き手は話を聞かずに他のことを始めてしまうだろう。発表時間は10分間とするが、聞き手の10分間を無駄にすることがないよう時間を有効に活用しよう。

そのためには、行き当たりばったりで発表するのではなく、発表の流れをしっかり決めておく必要がある。また、口頭で話をするだけでは重要なところを聞き逃してしまう可能性がある。プレゼンテーションソフトでスライドを作成しておくと、発表者は重要な点を言い忘れることなく発表することができ、聞き手は聞き逃してもスライドを確認して内容を把握することができる。

プレゼンテーションの組立て方

プレゼンテーションは聞き手にとってプレゼントでなければならない。聞き手がプレゼンテーションを聞くメリットがないのであれば、単に無駄な時間を過ごしたに過ぎない。今回は何を聞くことが聞き手にとってメリットになり得るのかを考えてみよう。

メリットを考えるためには聴衆の分析が必要である。聞き手のことが分からなければ話すことも定まらない。今回の聞き手の特徴をグループごとにまとめてみよう。例えば、以下のような項目があげられるかもしれない。

  • プログラミングに関する知識あり
  • 自分のグループと同じようなテーマでプログラムを作成しているグループが多い
  • どのようなプログラムを作成したのかについて関心がある(または、興味はないが必修なのでいやいや参加している?)
  • プログラムのテーマである「就職活動」に関心を持っている

聴衆の特性が見えてきたら、この聴衆に何をメッセージとして伝えたらよいか考えよう。プログラムの技術レベルが高いことだろうか。それともプログラムの面白さだろうか。他にも、就職活動にいかに役に立つかという点を強調するのも良いだろう。

今回の発表は以下のような流れが一般的な流れになるだろうが、どの部分に力点を置いて話すのかは自由である。聴衆に伝えたいメッセージを踏まえた上で時間配分を考えよう。場合によっては発表の流れを大幅に変更しても構わない。

  • チーム名の由来
  • メンバー紹介
  • エントリー部門と理由
  • プログラムの概要やエントリ部門にふさわしい理由
  • 使い方・遊び方
  • セールスポイント
  • デモ

架空のプログラム「Five Seconds!!」のページにもサンプルのプレゼンテーションファイルがアップロードされている。参考にしてみよう。

[6] プレゼンテーションファイルの作成

発表会ではプログラムのデモを含めたプレゼンテーションを行う。プレゼンテーションは口頭のみでなく、資料を提示して行うのが一般的である。

OpenOffice

オフィスソフトとは、企業で使用するソフトウェアをひとまとめにしたものである。Microsoft Officeが有名であり、ワードプロセッサ(Word)、表計算(Excel)、プレゼンテーション(Impress)、データベース(Acess)といったソフトが含まれる。これに対し、101/102教室にインストールされているのはOpenOfficeというオフィスソフトである。OpenOfficeはMicrosoft Officeと同等の機能を有しているが無償であり、Microsoft Officeと互換性がある。

機能Microsoft OfficeOpenOffice
ワードプロセッサWordWriter
表計算ExcelCalc
プレゼンテーションPowerpointImpress
データベースAcessBase

OpenOfficeの使い方

デスクトップで左クリックし、メニューからOpenOffice.org3を選ぶ、もしくはktermから

pan{c1xxxxx}% ooo3 &[Return]

で起動することができる。デフォルトではWriterが起動するので、プレゼンテーションファイルを作成したい場合には「新規作成」からプレゼンテーションを選ぶ。日本語入力のオンオフはCtrl+oである。

スライドショーはメニューの「スライドショー」→「スライドショーの実施」を選ぶ。カーソルキーの↓と↑でスライドの移動やアニメーションの実行ができる。

保存時は拡張子に注意する。Impressで作成したソフトを保存するとデフォルトでは.odpという拡張子になる(Writerは.odt、Calcは.ods)。このままではMicrosoft Officeと互換性がないので、保存形式を選択し、.ppt形式で保存する。するとOpenOfficeでもMicrosoft Officeでも開くことが出来る。

見やすいスライドを作る

スライドの見栄えのよさや内容の判りやすさについて考えてみよう。まず、見栄えのよさについて、注意すべき点をあげる。

  • 簡潔にまとめる:主語述語で構成される通常の文章ではなく、箇条書きで書く。1つライド当たりの文字数や行数が多くならないようにする。1スライド当たりの行数は7〜8行を超えないようにする。
  • 文字は大きく:28ポイント以上とする。読めない文字は書いていないのと同じ。
  • コントラストを考える:背景と文字のコントラストを考える。様々な色が使われている背景は使用しない(その背景に合う文字を選びにくい)。
  • スライドは要点をまとめる:ただ読み上げるだけのスライドであれば、自分で読めばよいので話を聞く必要はない。要点のみをまとめて話を聞いてもらうようにする。
  • アニメーションを多用しない:アニメーションを使用すると、最初からスライド全体を見ることができなくなる。メモを取りながら聞いている人は先に次の項目を見たいかもしれない。アニメーションは特に強調したい場所のみで使用するとよい。

[7] 次回の発表に備えて

時間があれば発表の練習をしてみよう。時間を測りながら練習し、時間の配分が適切か確認しよう。また、充分に説明ができていないと思われる点やわかりづらい点がないか確認してみよう。

プログラムやプレゼンテーションファイルは作成者のみが持つのではなく、全員で共有しておこう。一人で保管しておくと、不測の事態により当日来れなくなった場合に利用できなくなる可能性がある。

[8] グループごとに行う課題

グループ課題用WebページのURLを代表者1名が連絡すること。

  • 提出先:課題提出用メールアドレス
  • メールのSubject:URL