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(10) 06/18の授業内容:表計算ソフト[6] 様々な関数の活用
[1]学年別の集計
前回までの作業が完了したファイル raw_data0618.xls
本日行う作業は、回答に学年別の違いが見られるかを確認するというものである。今日は、これまでに学んだ知識を応用する作業が中心であり、新しく学ぶ技術は特にない。それゆえ、逐一方法を説明するのではなく、やり方を各自で考えながら取り組んで欲しい。
本日実施して欲しいのは次の4項目である。いずれも「作業用」ワークシートの240行目付近に結果を表示するための表が作成してあるので、そこに結果が出るようにしてみよう。
- 2の「基礎知識」〜「表計算」の6項目の学年別平均習熟得点と平均習熟率
- 3の各因子の学年別平均得点
- 4-1の各セキュリティリスクの学年別認知率
- 4-2の各セキュリティリスクへの対策の理解度の学年別平均点
余力がある人は以下の問題にも取り組んでみること
- 上の4項目について、学年別のみでなく実用情報履修者の得点を算出する
- 2の個別の質問項目に対する学年別平均習熟率
- 1-9の主に使用する機能における、各機能の学年別使用率
- その他1の各項目
データを学年別に並べると、実用情報履修者のデータは連続しない。実用情報履修者の得点を計算するにあたりデータの並び替えを行うと、これまで学年別に計算してきた結果がおかしくなってしまうので、「作業用」ワークシートでの並び替えは行わないこと。並び替えを行わない方法を用いるか、別のワークシートにデータを複写して別のワークシートのデータを並び替えるという作戦が必要になる。
各作業の進めかたを以下に示す。方法が良くわからない場合は確認してみよう。
2の「基礎知識」〜「表計算」の6項目の学年別平均習熟得点と平均習熟率
学年別の平均得点は、単にaverage関数を使って学年ごとに平均を算出すればよい。これで、学年ごとの習熟状況については比較をすることが出来るようになる。ただし、「ワープロ」と「表計算」の習熟状況は比較することはできない。何故なら、項目数が異なるからである。これらの比較を行うためには単なる平均値を項目数で割ることで比較が可能になる。これが平均習熟率となる。
3の各因子の学年別平均得点
3については、因子1、因子2、因子3それぞれについて、average関数を使って学年ごとに平均を算出する。
4-1の各セキュリティリスクの学年別認知率
知っていれば○、知らなければ×と記入しており、○が1、×が2と入力されている。このデータの平均点を計算すると結果がおかしくなるので、1の数をcountif関数で数えて人数で割れば認知率が計算できる。学年別に行うこと。
4-2の各セキュリティリスクへの対策の理解度の学年別平均点
各項目についてaverage関数を使って学年ごとに平均を算出する。
実用情報履修者のデータの処理
averageやsum関数では連続していない範囲を範囲指定することができる。連続していな範囲を選択する場合はカンマでつなげばよい。例えば、=average(D2:D8,D14:D18)のように書けば、D2からD8とD14からD18の2つの範囲を選択したことになる。
2の個別の質問項目に対する学年別平均習熟率
「ワープロ」や「メール」などの平均習熟率の高低を求めたが、この値が低い場合、全ての項目が満遍なく習熟度していないのかもしれないし、極端に習熟率が低い項目がその他の項目の足を引っ張っているのかもしれない。どちらなのかを確認するためには各項目について個別の習熟率を確認する必要がある。単にaverage関数を使って調べればよい。
1-9の主に使用する機能における、各機能の学年別使用率
学年ごとに、各機能を使用しているという人数を学年全体の人数で割ればよい。
[2]出席課題
作業ファイルを添付ファイルで提出する。
来週は今回作成した分析結果表に基づいてグラフを作成する。その上で各グラフから読み取れる学年別の特徴を自分なりに考察するという作業を行う。ある程度作業が出来ていないと来週の作業が出来なくなるので、最低でも最初の4つのデータ処理は完成させておこう。
提出要領
- To:課題提出用メールアドレス
- Subject:実用情報(10)