------------------------------------------------------------------------ 問題07-31 パレート図の使用が最も適切である分析対象はどれか。 解答:ウ 解説 パレート図とは、品質不良の原因や状況を示す項目(不良品数や損失金額など)を 層別して値の大きい順に並べた棒グラフで表し、その累積百分率を折れ線グラフ で示した図のことである。 ------------------------------------------------------------------------ 問題07-32 一定期間ごとに最適量を発注する方式を定期発注方式という。この定期発注方式 で購買品を調達するに当たり、発注サイクルを10日、納入リードタイムを5日、 1日の平均消費量を50個、安全在庫量を30個とした場合、今回の発注量は幾らか。 ここで、発注は、発注日の消費終了後に行うものとし、今回の発注時点での在庫 量は300個で、発注残はないものとする。 解答:ウ 解説 定期発注方式の場合 発注量=(発注間隔+調達期間)×使用予定量+安全在庫-現在の在庫量-現在の発注 残 で計算する。 現在の在庫量 = 発注時点で使用可能な在庫量 現在の発注残 = 先月発注したものでまた納入していないもの -------------------------------------------------------------------------- 問題07-33 問題解決手法の一つであるブレーンスト−ミングのルールとして、適切なものは どれか。 解答:エ 解説 ブレーンスト−ミングとは、集団によるアイディア発想法の1つで、会議の参加 メンバー各自が自由奔放にアイディアを出し合い、互いの発想の違いさを利用し ながら連想を行うことによってさらに多数のアイディアを生み出そうという集団 思考法・発想法のことである。 -------------------------------------------------------------------------- 問題07-34 システム開発案件A,B,Cのうち、採算性があるものはどれか。ここで、採算検討 の対象期間はシステムのサービス開始後の5年目までとし、サービス開始後は、 毎年、システムのメンテナンス費用が初期投資額の10%発生するものとする。 解答:ア 解説 計算式 (毎年のシステム効果×5)-(初期投資額+初期投資額×0.1×5)になる。 ※答えが正の値になれば採算性があることになる。 A:80×5-250×1.5 = 25 B:140×5-450×1.5 = 25 C:200×5-700×1.5 = -50 -------------------------------------------------------------------------- 問題07-35 導入を検討している機械について採算性の評価を行う。評価には予想される費用 と、期待される利益を対比する方法を用いる。採算評価の期間は10年間であり、 導入によって、毎年110万円の利益を得られる。また、保守費用として毎年の取 得費用の1%が発生する。この機械の取得費用が何万円未満であれば、採算がとれ るか。 解答:ア 解説 取得費用をnとおいて、毎年発生する利益と取得費用と保守費用の合計がちょう ど同じになる金額を方程式で求める。 毎年発生する利益10年分 → 110×10=1100 取得費用 → n 保守費用 → n×0.01×10 = n×0.1 これらを方程式にして n + 0.1 = 1100 1.1n = 1100 n = 1000 ※機械の取得費用が1000万円未満なら採算が取れるということが分かる。 -------------------------------------------------------------------------- 参考文献 @IT情報マネジメント, http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/paretochart.html.(参照2012-06-07) 実務に役立つ在庫管理,定量発注点方式と定期発注点方式の違い, http://www.sk-zaiko.com/houhou/hou02_tigai.html.(参照2012-06-07) ITパスポート試験ドットコム, http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_haru/.(参照2012-06-07)