問題10-41 業務の流れを、図式的に記述することができるものはどれか。 解答 イ 解法 UML:プログラム設計図の統一表記法。 共通する性質を持つオブジェクトをクラスとして抽出し、オブジェクト の性質や振る舞いを定義し、クラス間の関係を定義することで現実世界 をモデリングする。 ア E-R図:データ構造を分析する図法。 ウ 新和図法:データを関連性(親和性)に基づいてグループ化し、図式的に表して 問題を整理したもの。 エ ロジックツリー(系統図):目的を達成する手段を階層的に堀下げて記述したも の。 参考文献 情報基礎論b 2011テキスト 25ページ、37ページ ------------------ 問題10-42 ソフトウェア開発とその取引の適正化に向けて、それらのベースとなる作業項目 を一つ一つ定義し、標準化したものはどれか。 解答 ア 解法 SLCP(ソフトウェアライフサイクルプロセス):企画から開発、運用、保守、廃棄 までを含む一連のプロセス。 イ WBS[Work Breakdown Structure(作業分解図)]:プロジェクト全体を細かい作 業に分割した構成図。 ウ オブジェクト指向:操作手順よりも操作対象に重点を置くソフトウェア設計。 エ データ中心アプローチ:業務で扱うデータの構造や流れに着目し、システム設 計を行う手法。企業で扱うデータの統一的なデータベースを作り、一元化するこ とで個々のシステム設計をシンプルにするというアプローチである。 参考文献 WBSとは【Work Breakdown Structure】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典 http://e-words.jp/w/WBS.html データ中心アプローチとは【DOA】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典 http://e-words.jp/w/E38387E383BCE382BFE4B8ADE5BF83E382A2E38397E383ADE383BCE38381.html 情報基礎論b 2011テキスト 38ページ ------------------ 問題10-43 システム構築プロジェクトを開始するに当たり、“品質”、“コスト”、“納 期”の目標値を設定する段階として、適切なものはどれか。 解答 ア 解法 問題文にある「“品質”、“コスト”、“納期”」のことを、QCD(Quality Cost Delivery)という。このようにプロジェクト全体に係る目標値は、プロジェク トの開始時(上流工程)で決める必要があるため、最も上流である「システム化 計画の立案」で設定する。 システム化計画の立案は、SLCPの中の企画プロセスにあたる。 イ システム要件の定義:SLCPの開発プロセスにあたる。システムに求められる機 能や性能、内容を明確にし、IT用語に翻訳するもの。 ウ ソフトウェア導入計画の作成:現場にソフトウェアを導入するための予定を設 定する。 エ ソフトウェア要件の定義:SLCPの開発プロセスにあたる。システムを構成する ソフトウェアに求められる機能、能力、インターフェイスなどを決定する。 参考文献 情報基礎論b 2011テキスト 35ページ 成22年度秋期・ITパスポート過去問・解説 http://www.kazutxt.com/new/IP/h22f/a1-20.html -------------------- 問題10-44 MOTの説明として、適切なものはどれか。 解答 イ 解法 MOT(Management of Reengineering):製造業のように技術を重視した企業におい て、永続的発展のために技術を事業に結びつけ経済的付加価値を創出していく方 法。 参考文献 情報基礎論b 2011テキスト 33ページ --------------------- 問題10-45 業務をモデル化する際のモデリング手法の適切な組合せはどれか。 解答 ア 解法 DFD(Date Flow Diagram):データの流れに着目して業務を図式的にモデル化する ことで要求の分析を行う手法。 E-R図:データ構造を分析する手法。 PERT(アローダイアグラム):各工程の順序と作業時間を◯と→で表現したもの。 参考文献 情報基礎論b 2011テキスト 26ページ、36ページ、37ページ