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(6) 05/27の授業内容:OpenOffice Writer[2]-文書整形

[1]今日の作業

WriterでもWordと同様に文字の大きさを変更したり、色を変えたり、表を作成したりと、見栄えを整えるための様々な機能を利用することができる。ほとんどはWordと同じやり方となるが、一部異なるものもあるため確認しておこう。

本日の例文を以下よりダウンロードし、zドライブに保存しよう(ファイル名はwriter.odt)。

今日の資料

保存をしたらダブルクリックをして開いてみよう。

Writerに貼り付けた結果

このファイルを最終的に以下のように改良する。Wordと同じ手順でできるものもあれば、若干異なるものもある。まずは、以下の完成図だけを見てできるところをやってみよう。なお、図中の青色の文字が作業内容を表す(本文中には書かなくて良い)。

完成図

写真は既にzドライブに保存されているkoeki.jpgを使用してもよいし、以下を新たにzドライブに保存しなおしても良い。

公益大概観

[2]Writerによる書式設定

ページ設定

まず、上下左右の余白を全て18mmに変更してみよう。Wordでは余白の設定はメニューバーのファイルからページ設定を選択して実施した。しかし、Writerでは書式設定はメニューバーの「書式」→「ページ設定」で行う。「ページ」タブをクリックし、「余白」の部分の上下左右をいずれも変更しよう。

フォント、文字サイズ、文字色の変更、スタイル、中央揃え

次にタイトルの「多彩な表現力を持つOpenOffice.org Writer」をMSゴシック、16ポイント、赤色のイタリック体(斜体)に変更し、中央揃えにしてみよう。これらの機能はWordと同様にツールバーのボタンから実施することができる。ボタンの図柄も同様なので、Wordの機能を覚えているかを確認する意味も含めて、説明なしでできるかやってみよう。

インデント

各段落の先頭を1文字インデントしよう。箇条書きの箇所などもあるのでその部分は無視してよい。先頭行のインデントはWordと同じようにルーラーの▽を移動する。実際にはこれは正しくない方法だが、1ページ程度のチラシを作るときには使用して構わない。

箇条書き

以下の部分を箇条書きにしてみよう

Writer		ワープロ
Calc		表計算
Impress	プレゼンテーション
Draw		図形描画
Base		データベース

箇条書きを行うためには、箇条書きにしたい箇所を選択し、箇条書きボタンを押す。この場合だと行頭文字が1種類に限定されてしまうため、行頭文字を●や■に変えたい場合は、メニューバーの「書式」→「箇条書きと段落番号」より設定する。

箇条書きの方法

[3]Writerによる表の作成

以下の部分を表にしてみる

箇条書き		画像			背景
番号付け		図形			ハイパーリンク
表			テキスト枠		オブジェクト

表の作成

ツールバーの表作成ボタンの右の▼を押し、行数と列数を指定する。ここでは3×3の表を作成する。

表の作成

上記の方法で3×3の表を作成したら、各マス目に「箇条書き」や「画像」「背景」の文字を移動する。具体的には切り取ってから貼り付ける。切り取りの方法や貼り付けの方法はWordと同一である。完成すると以下のようになる。

カットアンドペーストで表の枠内に文字を移動する

文字列から表に変換

切り取って貼り付けをしなくても、もっと簡単に表を作成することもできる。

  1. 表にしたい項目の間はタブ(1つ)としておく(=Tabキーを1回押す)。
  2. 表にしたい領域(ここでは3行)を選択
  3. メニューバーの「表」→「変換」→「文字列を表にする」
  4. 区切り記号を「タブ」にしてOK

列幅の変更と列の均等分割

これで一応完成したが、表の幅が広すぎるように思えるので、少し調整してみよう。表の幅の変更方法もWordと同様で、表の縦罫線のところにマウスをあわせて左右に移動すればよい。なお、3列とも幅を均等にしたい場合は、以下の手順を踏む。

以下の図では左側、右側のセルの幅が狭くなっている。このままでは見栄えが悪いので、この後で3つの列の幅を統一する。まず表全体を選択する。

カットアンドペーストで表の枠内に文字を移動する

ツールバーの最適化ボタンの中にある列の均等分割ボタンを押す。

列の幅をそろえるボタンを押す

すると列の幅が均等になる。

列の幅がそろう

表の中央揃え

次に、表の位置を左右中央にしよう。表の中で右クリックをするとメニューが出てくるので、この中からを選択する。

表の中で右クリックをして「表」を選択

次に、配置を「中央」に指定し「OK」とすると、表が中央にそろう。

配置を「中央」にする

表の罫線

最後に罫線を引いてみよう。罫線を引くときは、Wordと同様ツールバーの罫線ボタンを使用する。ただし、線の太さや色を帰る方法はWordとは異なる。Writerでは、まず下の赤丸の罫線ボタンを使ってとにかく罫線を引く。この際は初期設定の太さの黒色の罫線が引かれる。罫線の引き方を決定した後で、表全体を選択して、緑丸の線の太さボタンで太さを指定すると、全ての罫線の太さが変わる。同様に表全体を指定して青丸の罫線の色ボタンで色を指定すると、全ての罫線の色が変わる。

罫線の引き方

上記の方法の確認の意味も含めて、下の図と同じように罫線を引いてみよう。

完成した表

[4]Writerによる図の挿入

OpenOfficeではMicrosoft Officeほどにクリップアートが充実していないため、自分で持っている写真を文書に挿入する方法を確認しておこう。

図の挿入

まず、以下の図を文書に挿入することにする。写真の上で右クリックして対象をファイルに保存しよう。保存場所はzドライブとする。

公益大概観

保存をしたらその図を文書に貼り付けてみよう。貼り付けるためには、メニューバーの「挿入」→「図」→「ファイルから」を選択する。zドライブに保存した先ほどのファイルを指定してOKを押す。

図のサイズ変更

挿入された図をクリックすると周囲に8つの緑色のが表示される。これらをクリックしながらマウスをドラッグするとサイズを変更することができる。シフトキーを押しながら四隅の赤丸の部分のをドラッグすると縦横の比率を変えずにサイズを変更することができる。黄色の丸の部分のを移動すると縦横の比率が変化する。四隅のでもシフトキーを押さずにサイズ変更すると縦横比は変化する。

挿入した図はサイズを変更できる

以下は、図のサイズを変更した結果である。図の左側にスペースが空いている。図も1行としてカウントされてしまうため、非常に縦に長い1行になっており、このままではここには文章を1行しか挿入することができない。これだと見栄えが悪いので、文章を回り込ませてみよう。

図を貼り付けた当初はテキストの回りこみが行われない

文章の折り返し(回り込み)

図をダブルクリックすると図の書式設定を行う画面が表示される。ここで「折り返し」タブをクリックし、プリセットを「上下」から「左右動的」に変更する。これでOKを押してみる。

図をダブルクリックしWrapでOptimalを選ぶ

すると、文章が図の左側に回りこんでいることがわかる。

テキストの回りこみが行われる

[5]出席課題

完成したWriterのファイルをMewを用いて添付ファイルで送る。本文にはWriterを使った感想を書く。

  • To:課題提出用メールアドレス
  • Subject:literacy06
  • 提出期限:授業終了時まで