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(1) 04/15の授業内容:ログオン・ログオフ・入力練習

[1]ログオンとログオフ

204/205教室ではWindowsを利用することができる。自宅で利用する場合とは異なり、計算機は複数ユーザで共用している。計算機であるroyは事務局奥のサーバールームに設置されている。

このような方式を採用することで、どの端末を使用しても自分の作成したデータにアクセスすることができる。同一の端末を複数のユーザが利用するため、誰が利用しているのかをroyに通知する必要がある。この作業をログオン、利用後の終了手続きをログオフという。

ディスプレイ、キーボードのみ専用で計算機は共用

ログオン
ユーザアカウントとパスワードを入力し、自分自身のデータにアクセスできるような状態にすること。コンピュータの使用開始手続き。ログインと呼ぶ場合もある
ログオフ
自分自身のデータにアクセス可能な状態を解消すること。コンピュータの終了手続き。ログアウトと呼ぶ場合もある

ログオフを行わずに離席や退席をした場合、他人にデータを見られたり、書き換えられたり、削除されたりする可能性がある。

[2]ログオンパスワードの作成

パスワードはセキュリティ上の観点から、定期的に変更を行った方がよい。パスワードの作成・変更いずれも以下に示す手順で行う。

  • 手順1:本体の電源ボタンを押すと、ディスプレイに起動メニューが表示される。
    • W: Windows
    • U: Unix(pan):2年生以降に使用
    • N: NetBSD(roy):データが保存されるサーバ。電子メールを送る際やキーボードの入力練習を行う際にも利用する
    • D: ShutDown
  • 手順2:n(もしくはN)を入力し、[Enter]で、royに接続する。
  • 手順3:ユーザー名とパスワードを入力し、royにログインする。
    • ユーザー名:学籍番号の最後1桁を除去したもの
    • パスワード:既に作成している場合はそのパスワード、初めて作成する場合は初期パスワード(授業中に指示)
  • 手順4:背景が緑色のウィンドウ(Kterm)で、パスワード変更コマンドpswd[Enter]を入力。その後、
    • 現在のパスワードを入力
    • 新しいパスワードを入力(2回)
    で、パスワードが作成(変更)される。英数記号を組み合わせた10文字以上のパスワードでないと受け付けない
  • 手順5:背景が灰色のウィンドウ(console)で、royからログアウトするためのコマンドexit[Enter]を入力して、royのログイン画面に戻る。
  • 手順6:Ctrl+Alt+BackSpace(3つのキーを同時押し)で、起動メニューに戻る。

[3]起動手順(電源投入〜ログオン)

  • 手順1:本体の電源ボタンを入れる。
  • 手順2:ディスプレイの電源を入れる。
  • 手順3:起動メニューが表示されたら、Windowsを起動するのでw(もしくはW)を入力し、[Enter]
  • wを入力し、[Enter]
  • 手順4:自分のユーザー名とパスワードを入力しOK
    • ユーザー名:学籍番号の最後1桁を除去したもの
    • パスワード:先ほど作成したもの
    ユーザー名とパスワードを入力してOK

[4]ログオフ手順

  • 手順1:画面左下のスタートボタンを押し、ログオフの部分をクリック
    終了するときにはまずスタートメニューからログオフを選択
  • 手順2:「ログオフしますか」と表示されるので「ログオフ」をクリック
    ログオフしてよいかたずねられるので「ログオフ」を押す
  • 手順3:起動メニューに戻るので、d(もしくはD)を押し、[Enter]
  • 手順4:「System shutdown time has arrived」のメッセージが表示された後で電源が自動的に切れる。
  • 手順5:ディスプレイの電源を切る。

[5]204・205教室利用方法

授業以外の時間に課題実施等で自由に利用してよいが、次の点に注意すること。

  • 授業が優先
  • 飲食不可
  • 土足厳禁
  • 電源を入れたまま退席しないこと
  • 印刷は自由に行ってよいが、無駄な印刷は避けること。用紙がなくなった場合は事務局の教務学生課でもらうことができる
  • 印刷をしても出力されない場合は用紙切れか紙づまりの可能性が高い。何度も印刷操作を行わず、プリンタの液晶ディスプレイで状態を確認すること
  • データはZドライブ(roy)に保存する。デスクトップ等に保存した場合は次回起動時に削除される
  • USBフラッシュメモリ、CD、フロッピー等の外部メディアが使用できる端末は各教室で1台のみ(白色の端末)
  • 白色の端末は外部メディアのデータをzドライブに移動する場合のみに利用し、移動後はログオフをして他の端末を利用すること
  • 電源が入らない場合は、コンセントが抜けている可能性が高いので背面を確認すること

[6]授業の流れ

以下のテーマについて前期、後期の1年間で学ぶ。

  • タッチタイプの練習
  • 電子メール
  • インターネットによる情報検索
  • 著作権
  • 情報モラル
  • ワードプロセッサの利用(Microsoft Word, StarSuite Writer)
  • 表計算ソフトの利用(Microsoft Excel, StarSuite Calc)
  • Webページの作成
  • プレゼンテーションソフトの利用(Microsoft Powerpoint, StarSuite Impress)

[7]授業用のページ

授業はWebページ(今見ているページ)を使いながら行う。WebページのURLはhttp://roy.e.koeki-u.ac.jp/である。

授業用の端末には、インターネットエクスプローラ(図左)とファイヤーフォックス(図右)の2種類のブラウザ(Webページ表示ソフト)がある。どちらでも好きな方を利用してよいが、教員は後者を利用して授業を行う。

IEとFFのアイコン

ディスプレイ上にはこれらの絵(アイコン)が表示されているので、利用するブラウザのアイコンにマウスを使ってカーソル(矢印)をあわせダブルクリックする(マウスの左側のボタンを2回連続して押す)と起動する(使える状態になる)。

ソフトウェアが起動したら、アドレスバー(図の赤○部分)に次のように入力し[Enter]。

http://roy.e.koeki-u.ac.jp/

アドレスバーに見たいページのURLを入力する

すると「東北公益文科大学学生専用サーバ」のページが表示される。ここで「神田」の部分をクリックし、さらに「情報リテラシーI」のページをクリックすると授業用のページを見ることができる。

[8]trrを用いたタッチタイプの練習

trrについて

キーボード入力練習ソフトであるtrrを用いて、タッチタイピングの練習を行う。タッチタイピングとはキーボードを見ずに入力することを指す。かつてはブラインドタッチと呼ばれていたが、ブラインドタッチは目の見えない人に対する差別発言になるとの考えから、現在ではタッチタイピングと呼ぶようになっている。

trrはWindows内のソフトではなく、UNIXサーバーのroyが持つソフトウェアである。先ほどは起動メニューからroyにログインしたが、ここでは、Windowsを起動した状態でroyに接続し、trrを使用する。

trr起動方法

手順1:royに接続する。通信用のソフトウェアであるTeraTermのアイコンをダブルクリックして起動する。

TeraTermのアイコン

手順2:以下のような画面が表示される。ホストに接続先のコンピュータ名であるroy.e.koeki-u.ac.jpが表示されていることを確認する。表示されていない場合や間違っている場合は正しく入力し、いずれにしても[OK]をクリック。

roy.e.koeki-u.ac.jpと入力されているか確認。未入力ならば入力する

手順3:ユーザ名とパスフレーズ(=パスワードのこと)を入力する。いずれもWindowsにログインする時と同じものでよい。

IDとパスワードを入力する。いずれも授業中に説明する

手順4:ユーザ名とパスワードを正しく入力すれば以下のような画面が表示される。roy{naoya}のnaoyaの部分は自分の学籍番号になっている。これがUNIXのデスクトップである。Windowsの場合はデスクトップに様々なアイコンがあり、これをマウスでダブルクリックすればフォルダを開いたり、ソフトウェアを起動したりすることができる。しかしUNIXの場合はダブルクリックのかわりに、登録されている特定の文字列を入力してアプリケーションを起動する。登録されている特定の文字列のことをコマンドという。

Royのログイン画面

手順5:trrを起動する。trrはemacsというテキストエディタ上で動作する特殊なアプリケーションである。このため、emacsを起動するコマンドを入力してemacsを起動した後で、trrを起動するコマンドを入力してtrrを起動する。具体的には以下の手順で入力する。

  • emacsの起動:emacs -nw[Enter]
  • trrの起動:[Esc]x trr[Enter]

正しく入力すれば、以下に示すtrrの初期画面が表示される。

trr初期画面

trr利用方法

trrでは5種類のテキストを選択することができる。入力に慣れていない人はとりあえず1から始めよう。自信がある人は5に挑戦してみよう。いずれかの数字を入力すると、次のような画面が表示される。最初の1回目は(2)から(5)は何も表示されていないが、1回最後まで入力するといろいろな情報が表示されるようになる。

trr入力

  1. 入力部。上の行に表示されているのと同じように入力する。間違えた場合は正しく入力するまで次に進めない。行末の^Mは[Enter]をあらわす。
  2. 入力結果が表示される。字数/分が1分間に入力されたキーの数をあらわす。評価は1分間あたりの入力キー数−1分あたりの誤入力数×10となる。trrの試験ではこの得点を評価対象とする。
  3. 現在の目標の得点((2)の「評価」のこと)、これまでの最高得点、実施回数が表示される。目標をクリアすると次のステップに進み、新しい目標が設定される。
  4. 過去の実施履歴が表示される。
  5. 評価得点の推移が表示される。

最後まで入力すると以下のような画面に切り替わる。1を押すとtrrが終了する。2でテキストの種類を変更せずにもう一度実行、3でクラス内の順位が確認できる。11を押すとテキストの種類を変更できる。それ以外はあまり使わない。

trr入力終了後画面

trr終了方法

1を押すとTrrが終了するが、起動するときに(1)TeraTermによるroyへの接続→(2)emacsの起動→(3)Trrの起動という手順を踏んでいるので、emacsを終了し、royへの接続を解除する必要がある。

  • emacsの終了:Ctrl+x Ctrl+c(Ctrl+xはCtrlキーを押しながらxを押すという意味)
  • royの接続解除:exit[Enter](キーボードからe,x,i,tと入力し[Enter]。接続を解除するとウィンドウが消える)

trr利用方法のまとめ

キーボード入力練習ソフトtrrの起動と終了

起動方法

  1. TeraTermを起動し、ユーザ名とパスフレーズを入力
  2. emacs -nw[Enter]でemacsを起動
  3. [Esc]x trr[Enter]でtrrを起動

終了方法

  1. 1[Enter](または97[Enter]でtrrを終了
  2. Ctrl+x Ctrl+cでemacsを終了
  3. exit[Enter]でroyとの接続を切断

[9]ホームポジションについて

左手の小指、薬指、中指、人差し指をそれぞれ「a」「s」「d」「f」のキーにおく。右手は人差し指、中指、薬指、小指をそれぞれ「j」「k」「l」「;」のキーにおく。この位置をホームポジションと呼ぶ。両手とも人差し指のキーに「でっぱり」があるので、これを目安とする。

キーボードの各キーは、入力する指が割り当てられている。ホームポジションを基点としてそれぞれの指を上下に動かすと、割り当てられたキーを無理なく押すことができる。キーの割り当てを絶対に守らなければならないということは無いが、最も自然な指の動きで入力が可能になるため、タッチタイピングを行うためには覚えておくのが無難である。

キーの割り当て

[10]出席課題

trrでテキスト5に挑戦し、最高得点を出席カードで報告する。その他、感想や授業に対する意気込みをあわせて記載する。