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(8) 06/05の授業内容:Microsoft Word[1]-文書整形

段落の配置変更

タイトルは一般的に中央に表示される。スペースキーを連打して中央に来るようにすることもできるが、ちょうどぴったり中央にするのは難しく、また文字の大きさを変更するとずれてしまう。Wordでは文章を左揃え中央揃え(センタリング)右揃えにすることができる。配置を変更する段落にカーソルを移動してツールバーのボタンを押すと変更が可能になる。

センタリング,右揃えの例

練習:「アルティメット大会のご案内」を中央揃えにする。

箇条書き

箇条書きを行う場合、「・期間」というように先頭に「・」をつけて入力し、入力後に改行すると自動的に次の行にも「・」をつけてくれる。これを入力オートフォーマットという。「・期間」のかわりに「1.期間」とした場合は、改行をすると次の行に「2.」と自動的に表示される。

これは入力する際に最初から箇条書きとする方法である。一方で、入力し終わったものを箇条書きの形式に変更することもできる。以下の手順で実施する。

箇条書きをしたい場所を選ぶ

まず箇条書きの形式に変更したい箇所をマウスで反転して選択する。

メニューの書式から箇条書きと段落番号を選ぶ

メニューバーの「書式」から「箇条書きと段落番号」を選ぶ。

行頭文字の種類を選ぶ

箇条書きを行う際に用いたい行頭の文字を選ぶ。ここでは■を選択している。

箇条書きに変更されている

OKを押すと箇条書きの形式に変更されている。1箇所不要な場所に●がついている。不要な場合はBackSpaceキーで消すことができる。

練習:日時から申し込み先までを箇条書きとする。行頭文字は■にする。

文字列の左端や両端を整える

タブ:キーボードのTabキーを押す。スペースと同じような働きをするが、1文字分のスペースが開くのではなく、あらかじめ定められたタブ位置に文字列の左端を移動するので、レイアウトを整えることができる。タブの間隔の初期設定は4文字になっている。Tabキーを押すごとに文章の先頭が4文字目の位置、8文字目の位置、12文字目の位置、・・・に順次移動する。タブ間隔はメニューバーの「書式」→「タブとリーダー」から変更することができる。

Tabキーを押すと字下げする

均等割付:決まった幅の中に文字列を割り付ける機能をさす。文字列をマウスで選択し、均等割付ボタンを押し、割り付ける幅を文字数で指定する。解除するときは、均等割付を設定した文字列にカーソルを移動し、均等割付ボタンを押して「解除」をクリックする。

均等割付の方法

練習:以下の図のように、「日時」「集合」「会場」「参加費」「懇親会場」「申込締切」「その他」を5文字で均等割付する。図中の縦の赤線は両端がそろっていることを示しているもので、実際に表示されるわけではない。

均等割付の例

段落の左端を下げる(インデント)

箇条書きを行った際に全体的に右側にずらしたり、引用したときに引用であることを示すために右側にずらすことがある。これをインデントという。インデントを行うためには上部の水平ルーラーのインデントマーカーを使用する。

先頭行のインデント:段落の先頭や箇条書きの複数行を字下げする(右側にずらす)場合、インデントをしたい範囲をマウスで選択し、インデントマーカーの下向き▽を移動する。

先頭行のインデント

箇条書きをインデントした場合、行頭文字(ここでは■)と先頭の文字の間におかしなスペースが空いてしまうことがあるため、インデントマーカーの┗を使って、間隔を調整することができる。

行頭文字と文字の先頭の間隔を調整する

ぶら下げインデント:先頭行だけインデントをすると、2行以上にわたる「その他」の2行目がおかしなことになる。2行目以降のインデントを「ぶら下げインデント」と呼ぶ。インデントしたい段落をマウスで選択して、インデントマーカーの上向き△を移動する。

ぶら下げインデントで2行目以降をインデントする

段落全体のインデント:今回のケースではあらわれないが、段落全体をインデントしたい場合は、インデントしたい段落をマウスで選択し、インデントマーカーの□を移動する。

段落全体のインデントの方法

練習:日時から申し込み先までを4文字分インデントする。その後行頭文字の■と最初の文字の間隔を調整する。最後に「その他」の2行目の位置を修正する。これらのインデントを行い、以下の図と同じようにする。

インデントにより調整をした例

イラストの挿入

自分で書いた絵や、撮影した写真を文書に挿入することができる。Microsoft Officeにはクリップアート集が同梱されており、ここから目的のイメージにあったものを探して利用することもできる。

クリップアート:メニューバーの「挿入」→「図」→「クリップアート」を選ぶ。すると右側にクリックアートの検索画面が出てくるので、挿入したい図を説明するような単語を入力して検索する。該当する図がある場合候補が表示されるので、挿入したいものがあればクリックで挿入可能となる。

クリッアートの検索画面では自由な言葉を入力して検索する

右側の作業ウィンドウに「クリップアートの挿入」表示がでたら、好きな言葉を入力して検索する。ここでは「スポーツ」をあらわすような図がほしいので「スポーツ」と入力して検索している。

候補の中で気に入ったものがあればクリックすると挿入される

「スポーツ」に関連する図が表示されるので、気に入ったものを選ぶ。気に入ったものがあった場合、図をクリックするとWord文書の現在のカーソル位置に図が挿入される。

挿入した図は大きさを自由に変更できる

挿入した図をクリックすると周囲に枠がつき、8箇所に■が表示される。この■にマウスカーソルを合わせ、クリックしながらドラッグすることで図の大きさを自由に変更することができる。

絵や写真:メニューバーの「挿入」→「図」→「ファイルから」を選ぶ。ファイルを選択する画面に移るので、該当するファイルを選んでOKを押す。

練習:アルティメット大会を表すような図を見つけて挿入してみる。上記の図に限らず、自分で自由に選んでよい。

デザインした文字の挿入(ワードアート)

文章のタイトルにデザインされた文字を使用すると目を引きやすくなる。デザインした文字を使用する場合は、メニューバーの「挿入」→「図」→「ワードアート」を選択する。

すると、下記のような画面が表示されるので、好みのスタイルを選択する。

ワードアートスタイルの選択

その後下記のテキスト入力画面で文章を入力し、フォントと文字サイズを設定する。大きさについては後で変更できるのであまり気にしなくて良い。

ワードアートテキストの入力

OKを押すとデザインした文字が文書に挿入される。クリップアートと同じく図になるので、クリックして■の部分をドラッグすることで大きさを自由に変更できる。

ワードアートの文書への挿入例

練習:「アルティメット大会のご案内」をワードアートを使用して、面白いものに変更する。

全ての修正を行った結果の例を以下に示す。

完成例

出席課題

完成したWordファイルをMewを用いて、添付ファイルで送る。送り方は第7回の授業を参照のこと。

  • To:naoya@e.koeki-u.ac.jp
  • Subject:literacy08
  • 提出期限:授業終了時まで