Comma-Separated values の略。直訳するとカンマ(,)で区切られた値。
いくつかの項目をカンマで区切ったテキストファイルのことである。
テキストファイルなのでソフトに依存せずファイルサイズも小さいため、
データの配布、共有、移行などに広く使用されている。
CSVファイルの中身の例は以下のようになる。

テキストなので誰でも簡単に閲覧ができる。
CSVデータを使って様々な計算などの処理を行なう場合に表計算ソフトが使われる。
先ほど説明した CSV ファイルを実際 Calc で使用してみる。
data02.csv ←クリックするとダウンロードに関連するウインドウが上がる。
ファイルの保存先は春学期でも使用した lite
フォルダを必ず指定すること。
(秋学期から廣瀬美紀の授業を取っている学生は lite のフォルダを新規で作成する。
授業内で説明するのでわからない場合はその指示に従い操作すること)
CSVファイルを表計算で使用する場合、表示で文字化けをおこしていたら設定を行う。
CSVファイルを LibreOffice Calc で開こうとすると設定のウインドウが出るので
文字エンコードディングの部分で文字化けしないものを選ぶ。

今回は「日本語(EUC-JP)」という文字コードだと文字化けしなくなるので
それを選択すると良い。
参考
大学マニュアル CSVファイルの開き方
文字コード(e-Words)
ファイルを開くと以下のようになる(はず)↓
表計算の画面構成やよく使用する用語については授業で説明する。
国語と算数の合計を計算する。
式や関数など、表計算ソフトに計算させる場合、
=(イコール)ではじめる。

今回足し算なので、=セル+セル
という記述だが、掛算のときは *、割り算のときは /(スラッシュ)
を使うことに注意する。
同じ式をいくつか記述する必要がある場合、コピー→貼り付けもしくは、 オートフィルという機能を使うと簡単にコピーができる。
参考:オートフィルって?
国語と算数の平均を算出する。
実際自分で計算式を作ることもできるが、
ソフトに用意されている関数を使うと簡単。
表計算の関数とは?
あらかじめ表計算のソフト内に用意されている数式のこと。
表計算ソフトでの関数の使い方は、
=関数名(セルや式など)
となる。平均を算出する関数名は AVERAGE なので、
=AVERAGE(該当開始セル:該当終了セル)
今回の場合
=AVERAGE(C3:C5)
となる。(セルの範囲をする時は、手打ちでもいいし、ドラッグしてもOK)
小数点以下を切り上げたり切り下げたりするアイコンがあるので、
それを使って見映えを調節する。
今回この表計算では、国語と算数の合計が160点以上だと「合格」、
それ以外の場合は「不合格」と出力するように設定したい。
こういった場合は関数 IF を用いる。
関数IFの使い方は
=IF(論理式,真,偽)
となる。今回の場合、
=IF(E3>=160,"合格","不合格")
となる。文字列を出力する場合は「"(ダブルクォーテーション)」でくくる必要がある。
グラフ作成をしたい範囲をドラッグしたあと、グラフボタンをクリックする。
さらに細かな設定を行う。 今回の表計算ファイルは、 100点満点テストの成績表であるため、 グラフの最大値は100点までである。 ところが実際のグラフは最大値が120点になっているので修正してみる。
数地軸(この場合は点数)の上を右クリックし、「軸の書式」を選ぶ

目盛タブを選び、最大値を調節する。
グラフの大きさを自由に変更、移動したい場合、 グラフを画像として認識させる必要がある。
一度グラフの外をクリックし、
再びグラフ内をシングルクリック(一度だけクリック)すると画像モードになり
自由に大きさの変更や移動ができる

グラフの書式を変更したりする場合、 グラフを編集モードにする必要がある。
グラフ内をダブルクリックすると編集モードになる

(グラフの周りがグレーの線で囲まれている)