基礎プログラミング II 第 5 回 (何度も呼び出そう) 「これもだめで、あれもだめ」 講義ノート目次

直角三角形の長辺の長さを求める三平方の定理では、 三角形の辺の長さは負の値を取らない。 長辺以外の辺に負の値が入っていたら、止めなくてはならない。 このような場合、論理演算子を使う。 直角三角形 ABC の長辺の長さ a を、 残りの二辺 b, c から三平方の定理を用いて計算するプログラム hypotenuse.rb を作ろう。定義部分で、 残りの 2 辺が負であれば計算を止めるように設定したい。


  :
def pythagoras(x, y)
  if x < 0 || y < 0   # x が負または y が負の値を代入された場合
        return nil    # 計算を止めよ
   end
   sum = (x**2 + y**2) ** 0.5    # そうでなければ長辺を計算せよ
end
  :

簡単な論理演算子についてまとめておく。

#  #  条件 A || 条件 B              # 条件 A または条件 B
#  #  条件 A && 条件 B              # 条件 A かつ条件 B

return 文についてもまとめておく。

#  #  return 値           # 値を返す
#  #  return nil          # 計算を止めてしまう場合

三平方の定理を使って、 長辺を求めるプログラムを完成させてみよう。