基礎プログラミング II 第 4 回 (繰り返しは引っ張りだそう) 「method を使ったプログラムの作り方の特徴」 講義ノート目次

プログラムでのコメントをつけることを通して、 method を使ったプログラムについて考えてみよう。

def -- end の部分にどのような関数の計算であるかを 1 行ずつ説明した。

def -- end には f(x) すなわち 3 * x, 2 * x - 1, - 2 * x + 1 が入る。

def -- end 内では一番最後の行にある変数が f(x) に入る。すなわち y = 3 * x - 2 ならば


def f(x)
 3 * x - 2           x を 3 倍して -2 を加える
end    

でもよいし、


def f(x)
 y = 3 * x           x を 3 倍したものを y とおく
 y - 2               y から -2 する
end                 

でもよいし、


def f(x)
 y = 3 * x           x を 3 倍したものを y とおく
 k = -1              k を -2 と定める
 y += k              y に k を足す
end     

でもよい。最後の行まで計算して y = 3 * x - 2 にさえなっていればよい。

3 * x + 2 のときには、この値をそのまま返すので、 y を定義する必要がない。

他の場合にも実際に作成して同じ結果を得るかどうか調べよ。