基礎プログラミング II 第 3 回 (情報の構造を分析しよう) 「ねずみの嫁入り」 講義ノート目次

ねずみの嫁入りという昔話がある。 (参考)

ある庄屋のお蔵に、ねずみが暮していた。
ねずみはとうとう美しい娘ねずみを授かった。
年頃になったので、娘のために日本一の婿を探しに旅に出た。
日本一の婿おてんとうさまだと考え、おてんとうさまに会いに行った。
おてんとうさまおてんとうさまより偉いものがあるという。
おてんとうさまより偉いのは、おてんとうさま隠す雲であるという。
そこで日本一の婿はだと考え、に会いに行った。より偉いものがあるという。より偉いのは、吹きはらう風であるという。
そこで日本一の婿はだと考え、に会いに行った。より偉いものがあるという。より偉いのは、風を遮るお蔵の壁であるという。
そこで日本一の婿はお蔵の壁だと考え、お蔵の壁に会いに行った。
お蔵の壁お蔵の壁より偉いものがあるという。
お蔵の壁より偉いのは、お蔵の壁をかじるねずみであるという。
そこで日本一の婿はねずみだと考え、ねずみを婿とした。

「こぶた、たぬき、きつね、ねこ」 のような key と value がぐるぐる回るパターンである。

{こぶた => たぬき, たぬき => きつね, きつね => ねこ}

それでは実際に key と value を比較していき、物語を進行させるように してみよう。hash_mouse.rb

value の値を key に代入し、ある key になったところで止まる。