基礎プログラミング I 第 3 回 (キーボードから入力して計算させるには) 「カロリーメーターを作ろう」 講義ノート目次

変数に整数値を代入して、計算をさせよう to_i_calory.rb。 例えば、カロリーメーターは、摂取した食物のカロリーを変数に代入し、 総摂取カロリーを調べることができる。このプログラムを作ってみよう。

カロリーメーターに必要なしくみ

ユーザがカロリーメータに行うことは、摂取したカロリーを入力すること、 最後に計算した結果を出すように指示を出すことである。 計算機は、入力されたカロリーを受けとり、総カロリーに足しておいて、 計算結果を求められたら総カロリーをいつでも表示できるようにする必要がある。 ユーザが計算した結果を出すよう指示する合い言葉を決めよう。 Quit の q を入力したら、総カロリーを出すようにしたい。

ユーザが入力したカロリーを代入する変数は cal としよう。 総カロリーを計算した結果を代入する変数は total としよう。

カロリーをどんどん加える部分

ユーザに入力を促し、ユーザが入力したカロリーを加える部分を作る。 まず、摂取カロリー cal も総摂取カロリー total も計算前は 0 である。 また、最後に、計算した結果を表示させたい。よって、 次のような構成がまず考えられる。

#!/usr/koeki/bin/ruby
cal = 0 
測定前は摂取カロリーなし
total = 0 
測定前は総摂取カロリーもなし
STDERR.print("摂取したカロリー [kcal]: ") 
カロリーを入力させることを促す
cal = gets.chomp 
入力された文字列を変数 cal にしまう
printf("本日の総摂取カロリーは %d[kcal] でした\n", total)

この動作を永遠に繰り返すには、 while true -- end を用いる。 次へ