基礎プログラミング I 第 2 回 (Ruby の基礎 / 計算が終ったら止まる問題) 「右寄せと左寄せ」 講義ノート目次

名簿の氏名は左寄せであり、簿記では金額は右寄せに記入する。 printf 文では出力方法の工夫が可能である。

printf 文は、 数値や、文字列を表示させるのに使う。語源は、 "PRINT Formatted" すなわち形式を守った出力を行う。

整数値を表示するには

%d には整数(decimal)値を与える。その間に数字を入れると、 その字数だけ桁を空ける。

%3d なら %d の部分の整数値に対して 3 桁用意して表示する。

変数 mice100 を代入する。 printf 文で出力するとき、 %d%5d で出力させるとどのように異なるか、答えよ。

小数値を表示するには

小数点(floating point number)表示したい場合は %f を用いる。


%用意する桁.小数点以下の桁f

という format を使う。 小数第 2 位まで表示させたいなら、

%10.2f

とする。あらかじめ数値を表示するために確保した 10 桁のうち 2 桁を小数のために使う表示を指定したことになる。

整数の桁数は.を除いた 8 - 1 = 7 桁分である。

プログラム while_meta.rb を小数点第 1 位まで結果を見せるよう改良したい。 どこをどのように改良すればよいか、 答えよ。

Escape Sequence

Escape Sequence は出力方法を工夫するためにあるが、まずは代表的なものを学ぶ。

\t Tab を表す Escape Sequence 少し間隔を空けて表示
\n 改行を表す Escape Sequence 改行して表示

変数として duck = 100, weight = 0.7 を用いる。 次の文章を、printf 文をうまく使って表示せよ。


あひるが 100 羽いると、70 kg の人間を持ち上げることができることができる。
このとき、あひるは平均
0.7 kg/羽
分を持ち上げていることになる。