Date: Sat, 30 Jun 2012 12:38:04 +0900 (JST)
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Subject: 第 11
 回 データベースの正規化  レポート課題 
From: KUDO Tomoya <c111054@g.koeki-u.ac.jp>
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第 11 回 データベースの正規化  レポート課題 

氏名:工藤智也
学籍番号:c1110542
語学クラス:英語6
コース:政策マネジメント

H22年秋 問63
関係データベースを構築するにあたり、データの正規化を行う目的はどれか

ア データにチェックサムを付与してデータベースの異常を検出する
イ データの冗長性を排除して保守性を高める
ウ データの文字コードを統一してほかのデータベースと連携しやすくする
エ データを暗号化してセキュリティを確保する

解答 イ
解説
関係データベースにおいて、データの正規化を行う主な目的は、
 ・データの冗長性（じょうちょうせい）の排除
 ・データの一貫性の確保と効率的なアクセスの実現
 ・更新時に起きる異常や不整合の発生を防ぐため
データベースで使われる冗長性とは、必要最低限のものに加えて、余分や重複が
ある状態の意味。

H22年秋 問79
関係データベースで監理された"業者"表、"仕入明細"表及び"商品"表がある。新
たな業者から新たな商品を仕入れた場合、表にデータを追加する順序のうち、適
切なものはどれか。ここで、下線は主キーを示し、破線は外部キーを示す。解答
群の→はデータを追加する表の順序を表す

ア "業者"表 → "仕入明細"表 → "商品"表
イ "業者"表 → "商品"表 → "仕入明細"表
ウ "仕入明細"表 → "商品"表 → "業者"表
エ "商品"表 → "業者"表 → "仕入明細"表

解答 イ
解説

関係データベースには参照制約と呼ばれるものがあり、データ矛盾を防ぐために
表中の外部キー列で参照しているレコードが存在していなければならないことを
制約します。
この問題の場合には、仕入詳細表内の商品コードで参照している商品表のレコー
ドが存在していること、商品コード表内の業者コードで参照している業者表のレ
コードが存在していることが求められます。
新たな商品を新たな業者から仕入れた場合、業者表への追加、商品表への追加、
仕入明細表への追加をする必要があるので、
・最初に表の中に外部キーがない業者表への追加
・次に今データを追加した業者表への参照列がある商品表
・最後に商品表への参照列のある仕入明細表への追加

という順序で行うことで、参照制約を守る適切なデータ追加ができる

参考文献
ITパスポート試験ドットコム
http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q79.html

H22年秋 問84
関係データベースで管理している"商品"表及び"売上"表を結合して商品の売上集
計を行う。５月の売上合計金額が最も大きい商品はどれか。

ア 商品A
イ 商品B
ウ 商品C
エ 商品D

解答 イ
解説
商品ごとに５月の売上金額を比べると、(商品単価 + 色付けされた行の５月の売上個数)
商品Ａ 2,000 × 6 = 12,000
商品Ｂ 4,000 × 4 = 16,000
商品Ｃ 7,000 × 2 = 14,000
商品Ｄ 10,000 × 0 = 0
したがって５月の売上合計金額が最も大きいのは商品Ｂであることがわかります。

参考文献
ITパスポート試験ドットコム
http://www.itpassportsiken.com/kakomon/22_aki/q84.html

H23秋問53
データベース管理システムを利用する目的はどれか。

ア、OSがなくてもデータを利用可能にする
イ、ディスク生涯に備えたバックアップを不要にする。
ウ、ネットワークで送受信するデータを暗号化する。
エ、複数の利用者がデータの一貫性を確保しながら情報を共有する。

解答 エ

解説
データベース管理システム(DBMS:DataBase Management System)はデータベース
の管理を目的としたソフトウェア。
DBMSによって提供される機能として、
1、複数ユーザからの同時アクセスを矛盾なく実行するトランザクション制御機能。
2、記憶媒体の障害からの回復はバックアップファイルとログファイルがあって
はじめて機能するためバックアップは必要
3、アクセス制御やデータの暗号化などによるセキュリティ機能。
4、関係データベースにおけるSQLなどのデータベース言語機能。

ア、DBMSはOS上で動作するソフトウェアなのでOSが必要
イ、記憶媒体の障害からの回復はバックアップファイルとログファイルがあって
はじめてできるためバックアップは必要
ウ、通信回線上のデータ暗号化にはSSL、SSHなどのセキュアプロトコルを用いる


H23秋問63
複数の利用者が同一データベースに同時にアクセスする処理のうち、データの整
合性を保つための対策が不要な処理はどれか。

ア、オークションの入札処理
イ、オンラインショッピングの申込み処理
ウ、図書情報の検索処理
エ、列車座席の予約処理

解答 ウ

解説
データの整合性とはデータ同士に矛盾がなく正確で、データベースの関係構造が
保たれている度合いを表す。複数のユーザが同時に同じデータを更新する可能性
のあるシステムでは排他制御によって更新消失やデータの不整合が発生しないよ
うに制御する。

ア、入札額の整合性が保たれないので対策が必要。
イ、在庫数の整合性が保たれないため対策が必要。
ウ、検索処理はデータの参照のみを行うので整合性については問題ない。
エ、同じ座席に同時に予約処理を行った場合に処理が競合してしまうので対策が
必要。

H23秋問65
関係データベースのA表、B表がある。AとBの和集合演算、AとBの共通集合演算を
した結果はP、Q、R表のうちそれぞれどれか。

    和集合|共通集合
ア、P|R
イ、Q|R
ウ、R|P
エ、R|Q

解答 ウ

解説
和集合演算は対象となる2つの表からすべての行を抽出して新たな表をつくる。
このとき全く同じ行が複数あるときにはひとつにまとめられる。
→R

共通集合演算は2つの表の両方に存在する行が抽出されて新しい表がつくられる。
→P


参考文献
ITパスポート試験.com
http://www.itpassportsiken.com/


H23特別問72
関係データベースに関する記述中のa,bに入れる字句の適切な組み合わせはどれ
か。

関係データベースにおいて、レコード(行)を一意に識別するための情報を a と言い、
表と表を特定の b で関連付けることもできる。
     a            b
ア エンティティ フィールド
イ エンティティ レコード
ウ 主キー       フィールド
エ 主キー       レコード

解答 ウ

解法
主キー : 特定の行を取り出すための属性のこと。
フィールド[field(分野、属性)]:データベースにおいてレコード(あるいは行)を
構成する個々のデータ項目のこと。

エンティティ[entity(実体)]:一単位として扱われるデータのまとまり。
レコード[record(一件分のデータ)]:関係データベースで定義される二次元の表
の中で「行」に相当する。

参考文献
第 11 回 情報処理基礎論 a (データベースの正規化 ) 「データベースの考え方
」 lec
http://roy/~madoka/2012/ipa/11/ipa_11_01_theme_01_database.html
フィールドとは【field】 - 意味/解説/説明/定義 ： IT用語辞典
http://e-words.jp/w/E38395E382A3E383BCE383ABE38389.html
エンティティとは【entity】（実体） - 意味/解説/説明/定義 ： IT用語辞典
http://e-words.jp/w/E382A8E383B3E38386E382A3E38386E382A3.html
レコードとは【record】 - 意味/解説/説明/定義 ： IT用語辞典
http://e-words.jp/w/E383ACE382B3E383BCE38389.html


H23特別問78
データベースのトランザクション処理に関する次の記述中のa,bに入れる字句の
適切な組み合わせはどれか。

複数のユーザが同時に同じデータを更新しようとしたとき、データの整合性を保
つために、そのデータへのアクセスを一時的に制限する仕組みを[a]という。これ
を実現する一つの方法は、データを更新する前に、そのデータに[b]をかけ、処理
が終了するまでほかのユーザからのアクセスを制限することである。
     a        b
ア 経路制御  デッドロック
イ 経路制御  ロック
ウ 排他制御  デッドロック
エ 排他制御  ロック

解答 エ

解法
トランザクション:インターネットバンキングなどの操作に使われ、複数位置に
ある情報を更新するときに、対象となる全ての更新処理が終了した段階で処理を
確定させること。
排他制御[exclusive control(ロック)]:ファイルやデータベースに書込み処理を
行う処理を行う際に、データの整合性を保つために、データの読み書きを一時的
に制限すること。
データを更新する際には他のユーザがデータをロックしていないか確認して、ロッ
クされている場合はその処理が終わる(ロックが解除される)まで待ってから処理
を始める、という段取りになる。
一方、複数のファイルにまたがってこの操作を行う場合、1人のユーザがファイ
ルAをロックしてファイルBのロック解放を待ち、もう1人のユーザがファイルBを
ロックしてファイルAのロック解放を待ち、いつまでたっても処理が進まないと
いう事態に陥る恐れがある。この現象をデッドロックと呼ぶ。
経路制御[routing(ルーティング)]:TCP/IPネットワークにおいて、目的のホストまでパケットを送信するとき、最適な経路を選択して送信すること。

参考文献
ルーティングとは【routing】（経路制御） - 意味/解説/説明/定義 ： IT用語
辞典
http://e-words.jp/w/E383ABE383BCE38386E382A3E383B3E382B0.html
排他制御とは【exclusive control】（ロック） - 意味/解説/説明/定義 ： IT
用語辞典
http://e-words.jp/w/E68E92E4BB96E588B6E5BEA1.html


H24春問76
E-R図の説明と、その応用例として、適切なものはどれか。
ア 作業順序や作業時間を表した図であり、例えば、システム開発の日程管理を
するのに用いられる。
イ 実体同士の関連を表した図であり、例えば、関係データの表同士の関連を表
すのに用いられる。
ウ 順次、選択、繰り返し構造を組み合わせて表した図であり、例えば、プログ
ラムの流れを記述するのに用いられる。
エ 状態の遷移や条件を記載した図であり、例えば、通信プロトコルの仕様を記
述するのに用いられる。

解答 イ

解法
E-R図:Entity(実体)とRalation(関連)に分けてデータベース化したもの(E-Rモデ
ル)を、図で表したもの。
ア アローダイアグラムの説明
ウ フローチャートの説明
エ 状態遷移図の説明

参考文献
第 11 回 情報処理基礎論 a (データベースの正規化 ) 「E-R 図」 lec
http://roy/~madoka/2012/ipa/11/ipa_11_06_theme_06_erdiag.html


H24春問79
関係データベースのデータを正規化する目的として、適切なものはどれか。
ア データの圧縮率を向上させる。
イ データの一貫性を保つ。
ウ データの漏洩を防止する。
エ データへの同時アクセスを可能とする。

解答 イ

解法
データの正規化:繰り返される要素を排除して表を整理し、データの整合性と一
貫性を図ること。

参考文献
第 11 回 情報処理基礎論 a (データベースの正規化 ) 「データの正規化」 lec
http://roy/~madoka/2012/ipa/11/ipa_11_05_theme_05_normalization.html