情報処理基礎論 a 第 11 回 (データベースの正規化 ) 「データモデル 」 講義ノート目次

データベース:情報を集約して管理するシステムや場所のこと

データモデル:情報を抽象化して表現した情報

データの独立性:データが変更されてもプログラムに変更が生じないこと、 3 層スキーマにより実現

ANSI:American National Standatrds Institute(米国規格協会)

DBMS概念スキーマ データベース全体の定義概念データモデル
外部スキーマユーザ側からのデータベース 論理データモデル、ビュー
内部スキーマ物理面(ハードウェア)からみたデータベース 物理データモデル

E-R 図:データモデルに独立な、データモデルの表現方法

トラブル対策:データベースは企業の資産であるので、 データベース管理システムにはログファイルやチェックポイントファイルなど、 停電やハードウェア障害などのトラブルが生じても、 データベースに損害を与えないようにする保護機能がある

SQL

DDL・DMLから成る RDB の定義と操作を行う言語、Structured Query Language

DDL データ定義言語 データを定義する スキーマ+ビュー Data Definition Language CREAT, GRANT など
DML データ操作言語 データを操作する クエリー Data Manipulation Language SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE など

データ定義言語: データベース全体の定義+実表の定義+ビュー表の定義を行う

DDL での定義命令文機能の意味
スキーマ定義CREATE SCHEMA 文データベース全体を定義
表定義CREATE TABLE 文実表の定義
ビュー定義CREATE VIEW 文ビュー表の定義
権限定義GRANT 文 操作権限 (ALL, SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE の許可)の定義

実表:実際にデータベースに存在する表

ビュー表:ユーザが目的に応じて要求したデータを組み合わせて作られる仮の表

権限定義: ユーザが表に対して操作できるかどうか予め定義することができる