情報処理基礎論 a 第 11 回 (データベースの正規化 ) 「データベースの考え方 」 講義ノート目次

データベースの目的あるいは利点

  1. データの共有
  2. プログラムから独立
  3. 機密保護

データベースの種類

階層データモデル階層データベース ツリー(木)構造
ネットワークモデルネットワークデータベース 網の目構造
関係モデル関係データベース (RDB) 2 次元表で表示

データベース管理システム

データの独立 データベースの属性を追加・ 変更してもその列を参照しないプログラムに影響はないように設計
冗長性の排除 同一の内容を持つデータの重複を避けるように設計
同時処理 排他制御を用い、 複数のプログラムから同時にアクセスが可能となるように設計

キー

キーのまとめ

関係データベース: データベースを 2 次元表形式にまとたもので、 行(レコード、組)と列(フィールド、属性)の表を作る

主キー: 特定の行を取り出すための属性のこと

候補キー: 関係表の中で、ある属性を持った行を全て取り出すもののこと、 ある行を一意に取り出すものは主キー

外部キー: 二つの表から参照関係を取り出すときに使う主キーや候補キーのこと

DBMS:データベース管理システム (DataBase Management System)

データベースの主な機能
定義スキーマを定義
操作データベースの構築、操作を行う
制御アクセス制御、排他制御、障害回復機能
トランザクション管理トランザクションの実行を制御
ビュー表の一部を抽出してユーザに分りやすく示す機能

トランザクション: インターネットバンキングなどの操作に使われ、 複数位置にある情報を更新するときに、 対象となる全ての更新処理が終了した段階で処理を確定させること