情報処理基礎論 a 第 10 回 (セキュリティ ) 「ライセンスと著作権 」 講義ノート目次

製品には必ず著作権がある。

管理すべき著作権違反行為

システムアドミニストレータと著作権
プログラムコード化された表現は著作権により保護される
違法行為 バックアップは許可されるが無断でダウンロードして使用することは違法
システムアドミニストレータの役割 違法コピーなどの反社会行動・違法行為が発生しないように啓蒙し、 行為が発生しにくいシステム構築を行うべき

フリーソフトウェア・シェアウェア

著作権とソフトウェア
フリーソフト使用権が無料・配布や複製も自由
シェアウェア一定期間の使用は無料・継続使用には料金が発生
パブリックドメインソフトウェア 日本国外のソフトウェアで、著作権放棄の上、自由に内容の変更を行えるもの
バージョンアップ

バージョン:ソフトウェアの欠点や脆弱性を修正・改良した新しい版

バージョンアップ:新しいソフトウェアに交換すること

機能の強化新しい機能の追加・既存ソフトウェアの脆弱性を補強
ハードウェアの能力を越えてしまい動かない可能性 新機能がメモリなどを多く使ったりするので、 動作が重くなったり、動かなくなったりすることもある
新版の OS では既存アプリケーションをサポートしていない可能性 既存ソフトウェアの必要なライブラリ(参照部分) が含まれていないこともある
旧バージョンのサポート期限の消滅 旧バージョンの保持をメーカ側が停止してしまうことが多い

ユーザーサポート:ユーザ登録を行った場合、 メーカがユーザから寄せられた使用方法に関する質問に答えるサービスなど

登録方法:はがき、ファクシミリ、インターネット、携帯電話など

ライセンス:ユーザが購入により得るメーカ側からのソフトウェアの使用許諾

ライセンスのあるソフトウェアの購入: ソフトウェアの複製の所有とそれを利用する権利

著作権の侵害:ライセンス許諾なしにソフトウェアを使用すること

ソフトウェアの使用許諾契約
サイトライセンス契約 企業や学校など特定の場所とユーザ数を限って使用許可を与える契約
ボリュームライセンス契約 企業や学校など、 大量購入者向けに複数のソフトウェアライセンスを購入する契約、 場所の限定はなし
シュリンクラップ契約 標準的な使用許諾条件が判る位置に明記されており、 ソフトウェアの包装を解くと使用許諾契約が成立してしまう契約