情報処理基礎論 a 第 10 回 (セキュリティ ) 「ネットワークのセキュリティ」 講義ノート目次

悪意ある第三者からの不正侵入

  1. なりすまし: ネットワーク内のユーザ ID とパスワードを入手し、 なりすましてデータを盗んだり、書き変えたり、削除すること
  2. 改竄: 金額や文字データを不正に書き変える
  3. 盗聴: 伝送途中のデータを盗む

セキュリティプロトコル

セキュリティプロトコルについてまとめる。

SSL (Secure Sockets Layer): TCP/IP ネットワークのトランスポート層とアプリケーション層に位置し、 Web ブラウザと Web サーバ間の通信を公開鍵暗号方式で実現する

CHAP (Challenge Handshake Authentication Protocol): PPP (Point to Point Protocol) を利用したダイヤルアップ接続において、 ユーザ ID とパスワードをそのまま送信しなければならない PAP (Password Authentication Protocol) に代わるプロトコル。 パスワードは送信しない。認証のためのチャレンジメッセージが RAS (Remote Access Server) から送信されるので、 クライアントはチャレンジメッセージとパスワードからメッセージを生成し、 RAS に送り返して認証を行う。

POP before SMTP: SMTP はユーザ認証機能を持たないプロトコルであるので、 その不正利用を防ぐために、POP のユーザ認証機能を用いて、 SMTP の利用を許可するよう設計した仕組み