情報処理基礎論 a
第 10 回
(セキュリティ )
「リスク分析」
講義ノート目次
リスク分析
適用範囲の規定
情報資源の洗い出し
脅威分析
リスク評価
情報資産
企業の所有するデータベース、ソフトウェア、ハードウェアなど
脅威
情報資産に対する災害、盗難、誤動作
脆弱性
脅威に対する弱さ、 例としてセキュリティホールや見抜かれやすいパスワードなど
リスク評価
脆弱性に対し、脅威により攻撃されたときに、 システムの破壊やダウンが生じるが、 このリスクを定量的定性的に明らかにする評価方法
リスクアセスメント
情報資産のリスクのこと
リスクマネジメント
リスクマネジメント: リスク分析で明らかにされたリスクを回避するための流れ は以下のようになる。
情報セキュリティポリシの水準を維持する一連の管理の流れ
リスク処理方法の選択
実施
運用
処理評価を評価
処理評価を監査
リスク処理方法
リスクコントロール
リスク回避: リスク発生の情報資源を扱わない
リスク分離: 損失を受ける資源を分散し損失軽減させる
リスク集中: 損失を受ける資源を集中し効果的なリスク処理を行う
リスク移転: 契約で外部の専門業者に依託する
損失軽減: 損失の大きさを減らす。火災の消火器や非難訓練など
損失予防: 損失の発生頻度を減らす。認証技術など
リスクファイナンス
リスク保有して、準備金や保険などでリスクファイナンスを図る処理方法