情報処理基礎論 a
第 8 回
(システムの構成要素 / ネットワーク )
「インターネット 」
講義ノート目次
米国国防総省のプロジェクトから派生。
ARPANET, Advanced Research Projects Agency NETwork,
1 ヶ所の計算機だけに仕事をさせず、分散型とし、
攻撃されても他の複数の計算機が仕事を継続できるネットワークの研究が元となる。
TCP/IP: 通信ルート上の中継局を複数設置し、IP Address (住所) を持つ packet (小包)
を届ける。
予定した中継局が攻撃された場合には、他を経由して届ける。
ネットワークシステムの種類
- イントラネット: 企業内ネットワーク
- エクストラネット: 企業間ネットワーク
インターネットの商用利用
1993 年よりサービス開始。World Wide Web (WWW) により、
世界中のハイパテクスト (HTML 文書) を読むことができるようになった。
W3C: World Wide Web Consortium, WWW の普及、標準化を策定する組織。
とくに、HTML や CSS の仕様など。
インターネットの標準化
- インターネットの運営: ISOC, 非営利団体インターネット学会が運営。
- インターネットの標準化: ISOC の下部組織 IETF (Internet Engineering Task Force)
で策定
- IP アドレスの管理: ICANN, Internet Corporation for Assigned Names and Numbers, が行う。
- 日本でのIP アドレスの管理: JP-NIC, JaPan Network Information Center
プロバイダどうしのネットワーク
プロバイダ: インターネット間をつなぐもの
- ISP
- Internet Service Provider, インターネットサービスを行う事業者
- 1 次プロバイダ
- ISP のうち、実際に回線を所有しているプロバイダのこと。
- IX
- ISP が相互に接続する拠点。日本では JPIX, NSPIXP がある。
インターネット接続の種類
- 常時接続
- 電源と線を常につないでおく方式
- ダイアルアップ接続
- 接続時に電話線を使用してつなぐ方式
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WAN の事業者 |
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WAN の通信事業を行うインターネット関連サービス提供事業者
(商業プロバイダ) |