情報処理基礎論 a 第 3 回 (コンピュータの構成要素 ) 「メモリ (主記憶装置) 」 講義ノート目次

半導体メモリ (IC メモリ) の種類のまとめ。

現在、IC (Internet Circit) で CPU もメモリも素子 (chip) にトランジスタやダイオードを塔載した半導体の回路で作られている。 RAM, ROM とがある。

半導体メモリの種類

RAM:データの読み書きが自由だが揮発性メモリ

種類 読み出し速度容量について値段用途
SRAM高速容量を大きくしにくい構造高価 メインメモリ(主記憶)
DRAM低速容量を大きくしやすい設計廉価 キャッシュメモリ

ROM:読み出し専用で不揮発性メモリ

種類 書込み可能性 データの消去方法
マスクROM 書き換え不可 工場出荷時の内容は消去できない
ユーザプログラマブル ROM 書き込み可能 出荷時に書きこみなし、利用者がデータを書きこみできる
PROMEPROM 専用ライタで書き換え可能。制御記憶、主記憶など。 紫外線
EEPROM電圧でバイト単位のデータ消去。IC カード。
フラッシュメモリ電圧でブロック単位消去、または一括消去。USB メモリ、ディジタルカメラの画像記録。

LSI: Large Scale Integration, 大規模集積回路。CPU を構成する部品。

その他の記憶素子

CCD (Charge Couple Device): ディジタルカメラのレンズのように、 光の信号を電気信号に変換する

ジョゼフソン素子: 次世代の演算、記憶素子

デバイスドライバ 周辺機器の情報を OS に伝える CD-ROM などで周辺機器に梱包されてある
プラグアンドプレイ 周辺機器を接続するだけで使用できるようにする デバイスドライバが OS に組み込まれている必要がある