情報交換概論 第 9 回 (音声解析のしくみ) 「統計的手法によるデータの推定」 講義ノート目次

認識誤りをしないパターン認識システムの開発は不可能であるため、 「誤り確率が最小となるようなパターン認識プログラムを開発する」 ことをまず目標とする。

実際は判定後の結果が重大な損失を起こさないかどうかを見積り、 その損失量の期待値を低くなるようにパターン認識システムを設計する。

Bayes 判定法を用いる。しかしながら、 事後確率は統計的なパターン認識問題においては直接求めることができない。 したがって Bayes の定理を用いる。確率密度関数は尤もらしさを表す関数で、 尤度関数(ゆうどかんすう)という。