第12回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:榎本知佳 学籍番号:C1090242 語学クラス:英語5 コース(系):地域共創コース ------------------------------------- H21春問65  フェールセーフの説明として,適切なものはどれか。 ア 故障や操作ミスが発生しても,安全が保てるようにしておく。 イ 障害が発生した際に,正常な部分だけを動作させ, 全体に支障を来さないようにする。 ウ 組織内のコンピュータネットワークに外部から侵入されるのを防ぐ。 エ 特定の条件に合致するデータだけをシステムに受け入れる。 解答 ア 解説  フェールセーフ(Fail Safe)は,システムに故障が発生したり, 操作ミスを起こしたりした場合でも, システムが常に安全な状態に保てるように制御することです。  フェールセーフと似た概念に,選択肢イの 「障害が発生した際に,故障した部分を切り離し, 正常な部分だけを稼働させることによって, 全体に支障を来さないように制御する」という考え方があり, これをフェールソフト(Fail Soft)といいます。  以上より正解は,アです。 参考文献 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090824/335934/?ST=selfup ------------------------------------- H22春問74 インターネットからの不正アクセスを防ぐことを目的として, インターネットと内部ネットワークの間に設置する仕組みはどれか。 ア DNSサーバ イ WAN ウ ファイアウォール エ ルータ 解答 ウ 解説  「インターネットからの不正アクセスを防ぐことを目的としている」 「インターネットと内部ネットワークの間に設置する」などの 特徴を持つ仕組みのことをファイアウォールと言います。 ファイアウォールには,インターネットと内部ネットワークの間を 流れるパケットを監視し,不正なパケットが通過しないように 制御する機能(パケットフィルタリング機能)や, 通過するパケットのアクセスログを記録する機能などが備わっています。  選択肢アのDNSサーバーは,インターネットに接続された機器の ホスト名やドメイン名とIPアドレスとの対応付けを行うサーバーです。  選択肢イのWAN(Wide Area Network)は, 通信事業者が提供する公共の通信回線を利用して 構築された広域ネットワークです。  選択肢エのルーター(Router)は, OSI基本参照モデルのネットワーク層(第3層)において ネットワーク同士を接続する装置です。  以上より正解は,ウです。 参考文献 IT パスポート試験ドットコム http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090903/336467/?ST=selfup ----------------------------------------- H21秋問58 インターネットなどのネットワークを介して, 自分自身の複製を電子メールに添付して勝手に送信したり, ネットワーク上のほかのコンピュータに自分自身をコピーしたりして, 自己増殖するプログラムはどれか。 ア クッキー イ スパイウェア ウ トロイの木馬 エ ワーム 解答 エ 解説 ワームは、不正ソフトウェアの一種で自身が独立したプログラムです。 ネットワークを介してほかのコンピュータに入り込んで増殖を繰り返し、 結果ネットワーク負荷の増大やCPU負荷の増大といった被害をもたらします。 クッキーとは ホームページを閲覧したときに、閲覧者のPCに記録される情報です。 悪意をもって情報を埋め込んだり不正に個人情報が取得される危険性があります。 スパイウェアとは ホームページの閲覧やプログラムのインストールと 一緒に知らぬ間にPCに埋め込まれるプログラムで、 そのPCの情報をネットワークを通じて外部に送信します。 トロイの木馬とは 実行形式のプログラム(.exe)を被害者が実行することで動作を開始し、 被害者のPCにサーバの機能がインストールされます。 一旦サーバ機能を持つと攻撃者の別PCから秘密裏に接続されてしまいます。 攻撃者は様々は設定を勝手に変更するなど様々な被害をもたらします。 参考文献 IT パスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/21_aki/q58.html -------------------------------------- H21秋問67 フールプルーフの考え方として,適切なものはどれか。 ア 故障などでシステムに障害が発生した際に, 被害を最小限にとどめるようにシステムを安全な状態にする。 イ システム障害は必ず発生するという思想の下, 故障の影響を最低限に抑えるために,機器の多重化などの仕組みを作る。 ウ システムに故障が発生する確率を限りなくゼロに近づけていく。 エ 人間がシステムの操作を誤ってもシステムの安全性と信頼性を保持する。 解答 エ 解説 フールプルーフとは、人間のミスによる障害を未然に防ごうという 考え方のことを言います。データ送信のときに確認ダイアログを 表示したり、データチェック機能を多く持たせる設計をします。 アは、フェールセーフの考え方なので間違いです。 イは、フォールトトレラント(対故障)システムの考え方なので間違いです。 ウは信頼性の高い機器を使用してシステムを設計する フォールトアボイダンスの考え方なので間違いです。 参考文献 IT パスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/21_aki/q67.html ---------------------------------------------- H21秋問82 100Mビット/秒の伝送速度のLANを使用して, 1Gバイトのファイルを転送するのに必要な時間はおおよそ何秒か。 ここで,1Gバイト=10 9バイトとする。また,LANの伝送効率は20%とする。 ア 4 イ 50 ウ 400 エ 5,000 解答 ウ 解説 100Mビット/秒の回線ですが、 伝送効率が20%なので実際のデータ転送の速度は、  100M ビット × 20% = 20Mビット/秒 = 2.5Mバイト/秒 したがって1Gバイトを転送するのに必要な時間は、  109 ÷ 2.56 = 400 で400秒であると求められます。 参考文献 IT パスポート試験ドットコム http://www.itpassportsiken.com/kakomon/21_aki/q82.html ------------------------------------------------- H22春 問59 Webで使用されるCookieに関する記述として、適切なものはどれか。 ア.HTMLによる文章のレイアウトを、細かく指定できるフォーマット規格である。 イ.HTTPに暗号化の機能を追加したプロトコルである。 ウ.Webサーバと外部のプログラムが連携し、動的にWebページを生成する仕組み である。 エ.アクセスしてきたブラウザに、Webサーバからの情報を一時的に保存する仕組 みである。 解答…エ 解法 ・Cookie(クッキー) WWWサーバの要求でクライアントのハードディスクに入力情報などを書きこむ 機能。初回接続時に入力されたユーザ情報を次回の接続において、その入力を 簡略するなどの利用ができる。 ・WWW(World Wide Web : webともいう) インターネット上の分散サーバの情報をハイパーテキスト形式で閲覧できるシ ステムのこと。 ア.CSS(Cascading Style Sheet)のことなので× イ.HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)のことなので× ウ.ASP(Active Server Pages)のことなので× エ.◯ -参考文献- 報化交流会編 ITパスポート試験標準教本2010→2011 P269 日本経済新聞出版社 2010年6月11日 ---------------------------------------------------------------------- H22春 問61 情報セキュリティの文書を詳細化の順に上から並べた場合、1〜3に当てはまる用 語の組合せとして、適切なものはどれか。 図&選択肢:http://roy/~c108057/h22_h_61.png 解答…イ 解法 ・情報セキュリティポリシ リスク分析に対して企業としてどのような基準で情報セキュリティ対策を計っ ていくかという、その基本方針と対策基準のこと。 ・基本方針 基本的なセキュリティの考え方で、最上位にあり、次に、その基本方針を具体 的に実現するための組織体共通の規定。 情報セキュリティの文書の詳細化の順は、基本方針→対策基準→実施手続となる。 よって、答えは「イ」となる。 -参考文献- 報化交流会編 ITパスポート試験標準教本2010→2011 P294、P295 日本経済新聞出版社 2010年6月11日 ---------------------------------------------------------------------- H22春 問65 電子商取引におけるディジタル署名で実現できることはどれか。 ア.意図しない第三者が機密ファイルにアクセスすることの防止 イ.ウィルス感染していないファイルであることの確認 ウ.盗聴による取引内容の漏えいの防止 エ.取引相手の証明と、取引内容が改ざんされていないことの確認 解答…エ 解法 ・ディジタル署名 ディジタル署名は、送信者が本人であることを証明し、また、文章のハッシュ 化で改ざんを防ぐ。 よって、答えは「エ」となる。 -参考文献- 報化交流会編 ITパスポート試験標準教本2010→2011 P306、P307 日本経済新聞出版社 2010年6月11日 ---------------------------------------------------------------------- H22春 問71 クライアントPCからの接続要求に対し、Webサーバが電子証明書などを送信し、 クライアントPC側でWebサーバを認証するために用いられるものはどれか。 ア.ISP イ.PNG ウ.S/MIME エ.SSL 解答…エ 解法 ア.× ISP(Internet Service Provider)とは、インターネット接続サービスを提供する 通信事業者のことで、プロバイダともいう。個人や企業がインターネットに接続 するにはISPに申し込む。 イ.× PNG(Portable Network Graphics)は、Webブラウザでの使用のために作成された 画像データ形式のこと。 ウ.× S/MIME(Secure/Multipur-pose Internet Mail Extensions)は、MIMEに公開鍵を 用いる認証機能を付加したもの。 エ.◯ SSL(Secure Socket Layer)などを利用することで、暗号化された安全な通信をお こなう。 -参考文献- 報化交流会編 ITパスポート試験標準教本2010→2011 P392 日本経済新聞出版社 2010年6月11日 ----------------------------------------------------------------------