第12回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:戸澤翔平 学籍番号:c1081556 語学クラス:英語 コース(系):経営系 【問題】平成22年度春問61 情報セキュリティの文書を詳細化の順に上から並べた場合、1〜3に当てはまる 用語の組合せとして、適切なものはどれか。 【選択肢】 ---------------------------------- | 1 | 2 | 3 | ------------------------------------- |ア| 基本方針 | 実施手順 | 対策基準 | ------------------------------------- |イ| 基本方針 | 対策基準 | 実施手順 | ------------------------------------- |ウ| 対策基準 | 基本方針 | 実施手順 | ------------------------------------- |エ| 対策基準 | 実施手順 | 基本方針 | ------------------------------------- 【解答】 イ 【解法】 まず、方針を決めないと何も始まらないので、一番上に基本方針がくる。2番目 に、基本方針を基に対策基準を決め、最後に対策基準を基に実施手順を定める。 よって、正解はイ。 【参考文献】 Web: 平成22年度春期・ITパスポート過去問・解説 平成22年度 春期 ITパスポート試験 問61-80 解答編 http://www.kazutxt.com/new/IP/h22s/a61-80.html ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成22年度春問70 共通鍵暗号方式では、通信の組合せごとに鍵が1個必要となる。例えばA〜Dの 4人が相互に通信を行う場合は、AB,AC,AD,BC,BD,CDの組合せの6個の鍵が必 要である。10人が相互に通信を行うためには何個の鍵が必要か。 【選択肢】 ア 15 イ 20 ウ 45 エ 50 【解答】 ウ 【解法】 問題文の例通り、10人で相互に通信すると、一人目が2〜10までと通信するので9、 二人目は3〜10なので8。これを10まで繰り返すと9+8+7+6+5+4+3+2+1+0で45とな る。 【参考文献】 Web: 平成22年度春期・ITパスポート過去問・解説 平成22年度 春期 ITパスポート試験 問61-80 解答編 http://www.kazutxt.com/new/IP/h22s/a61-80.html ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成22年度春問72 PCやハードディスクを譲渡したり返却したりする前に実施しておくこととして、 ハードディスクからの情報漏えいを防ぐ最も確実な方法はどれか。 【選択肢】 ア ハードディスク全体を16進数の00やFF、又は乱数で複数回上書き しておく。 イ ハードディスク全体を論理フォーマットしておく。 ウ ハードディスク内のすべてのファイルやフォルダをごみ箱に捨て、最後 にごみ箱を空にしておく。 エ ハードディスクにパスワードロックをかけておく。 【解答】 ア 【解法】 HDDには、ファイルを削除してもファイル復元ソフトなどで、復元できるため、 情報漏えいを防げるわけではない。 論理フォーマットは復元される可能性があり、HDDへのパスワードロックはデー タが残っているため、意味がない。 【参考文献】 Web: 平成22年度春期・ITパスポート過去問・解説 平成22年度 春期 ITパスポート試験 問61-80 解答編 http://www.kazutxt.com/new/IP/h22s/a61-80.html ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成22年度春問74 電子透かし技術によってできることとして、最も適切なものはどれか。 【選択肢】 ア 解読鍵がなければデータが利用できなくなる。 イ 作成日や著作権情報などを、透けて見える画像として元の画像に重ねて 表示できる。 ウ データのコピーの回数を制限できる。 エ 元のデータからの変化が一見して分からないように作成日や著作権情報 などを埋め込むことができる。 【解答】 エ 【用語解説】 電子透かし技術とは、画像データや音声データなどのマルチメディアデータに、 その冗長性を利用して他の情報を埋め込み、不可視の状態で隠しもたせる技術の ことをいう。 【解法】 画像データや音声データなどに著作権を隠し持たせることが出来るため、エが正 解となる。 【参考文献】 Web: 電子透かし技術について|SBINS http://sbins.co.jp/introduction/digital_watermarking/ ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成22年度春問75 電子掲示板やブログに投稿するとき、図のようなゆがんだ文字の画像が表示され、 それを読み取って入力するように求められることがある。その目的はどれか。 【選択肢】 ア システムが想定する表示機能をブラウザがもっているかどうかを判断する。 イ 事前に投稿を許可された利用者であることを確認する。 ウ ディスプレイの表示機能に問題がないか判別する。 エ プログラムによる自動投稿を防止する。 【解答】 エ 【解法】 このような画像は、 悪質なソフトやスクリプトによる宣伝や嫌がらせ目的の自動的な投稿を無効にす るために、プログラムで自動判別しにくい(人間ならわかる)画像を入力させる ものである。 よって、正解はエとなる。 【参考文献】 Web: 平成22年度春期・ITパスポート過去問・解説 平成22年度 春期 ITパスポート試験 問61-80 解答編 http://www.kazutxt.com/new/IP/h22s/a61-80.html ------------------------------------------------------------------------- 中間B 文献の貸出管理業務に関する次の記述を読んで、問93〜96 に答えよ。 A社研究所の資料室では、文献の貸出管理業務を行っている。文献の貸出管理業 務には、PCのデータベースソフトを活用した文献貸出管理システム(以下、文 献システムという)を利用している。 文献システムのデータベース構造は、次のとおりである。 保有する文献と貸出についての条件は、次のとおりである。 社員表 ------------------------------- |社員番号|社員名|メールアドレス| ------------------------------- 文献表 ----------------- |文献番号|文献名| ----------------- 貸出票 ------------------------------------------------------------- |文献番号|文献名|社員番号|社員名|メールアドレス|貸出日|返却日| ------------------------------------------------------------- [保有する文献と貸出についての条件] (1) 同一文献は複数保有せず、文献ごとに固有な文献番号が採番されている。 (2) 貸出期間は、貸出日を含んで最長2週間である。ここで、返却された文 献をその日に違う社員に貸し出すことは可能であるが、同じ社員に対して返却し た同一文献をその日のうちに貸し出すことはない。 貸出から返却までの手続きは、次のとおりである。 [貸出から返却までの手続] (1) 社員は借りたい文献を書庫から取り出して、資料室の担当者(以下、担 当者という)に手渡し、社員番号を提示する。 (2) 担当者は文献システムを使って貸出処理を行い、社員に文献を手渡す。 (3) 文献返却時、社員は担当者に文献を返却し、担当者は文献システ ムを使って返却処理を行う。 文献システムにおける貸出処理と返却処理の仕様は、次のとおりである。 [貸出処理] (1) 文献番号で文献表を検索し、文献名を取得する。 (2) 社員番号で社員表を検索し、社員名とメールアドレスを取得する。 (3) 貸出表のレコード(以下、貸出レコードという)を用意して、(1)、 (2)で取得した文献番号、文献名、社員番号、社員名、メールアドレスを設定 し、貸出日に当日の日付を、返却日に空白値を設定する。 (4) (3)で設定した貸出レコードを貸出表に追加する。 [返却処理] (1) 文献番号で貸出表を検索し、返却日が空白値である貸出レコードを抽出する。 (2) 抽出した貸出レコードの返却日に当日の日付を設定し、貸出表を更新する。 【問題】平成22年度春問93 文献システムのデータベース構造の記述として、適切なものはどれか。 【選択肢】 ア 貸出表の主キーは、文献番号と社員番号の組合せである。 イ 貸出表の主キーは、文献番号、社員番号と貸出日の組合せである。 ウ 社員表と貸出表の主キーは、社員番号である。 エ 文献表と貸出表の主キーは、文献番号である。 【解答】 イ 【解法】 社員表の主キーは社員番号、文献表の主キーは文献番号である。 貸出票は、社員表と文献表の主キーを外部キーとするので、文献番号と社員番号 が主キーに貸出日を加えたものとなる。 貸出日が加えられた理由は、同じ文献を同じ社員が過去に借りたことがある場合 に、貸出日がないと特定できなくなるからである。 よって、正解はエ。 【参考文献】 Web: 平成22年度春期・ITパスポート過去問・解説 平成22年度 春期 ITパスポート試験 問81-100 解答編 http://www.kazutxt.com/new/IP/h22s/a81-100.html ------------------------------------------------------------------------- 【問題】平成22年度春問94 文献システムの[貸出処理]と[返却処理]に基づき、次の図に示すDFDを作成し た。DFDのa〜cに入る適切な字句の組合せはどれか。 【選択肢】 ----------------------- | a | b | c | ------------------------- |ア| 貸出 | 貸出 | 返却 | ------------------------- |イ| 貸出 | 文献 | 返却 | ------------------------- |ウ| 返却 | 貸出 | 貸出 | ------------------------- |エ| 返却 | 文献 | 貸出 | ------------------------- 【解答】 ア 【解法】 わかりやすく、貸出処理と返却処理とわける。 [貸出処理] 文献番号で文献表を検索する。 社員番号で社員表を検索する。 貸出レコードを貸出表に追加する。 [返却処理] 文献番号で貸出表を検索する。 貸出表を更新する。 そうするとaが貸出処理で、bが貸出票だと分かる。さらに、貸出表に読み込みと 更新を行っているcが返却処理であることも分かる。 【参考文献】 Web: 平成22年度春期・ITパスポート過去問・解説 平成22年度 春期 ITパスポート試験 問81-100 解答編 http://www.kazutxt.com/new/IP/h22s/a81-100.html -------------------------------------------------------------------------