第11回 情報処理基礎論 a レポート課題 氏名:高橋貴宏 学籍番号:c1081390 語学クラス:中国語 コース(系):経営系 第一問 H22春問54 ------------------------------------------------------------------------------- Xさんは、Yさんにインターネットを使って電子メールを送ろうとしている。電 子メールの内容を秘密にする必要があるので、公開鍵暗号方式を用いて暗号化し て送信したい。電子メールの内容を暗号化するのに使用する鍵はどれか。 ア Xさんの公開鍵 イ Xさんの秘密鍵 ウ Yさんの公開鍵 エ Yさんの秘密鍵 解法 公開鍵暗号方式は、暗号化鍵と復号化鍵が別々の暗号方式であり、公開鍵暗号方 式は、受信者の公開鍵で暗号化し、受信者の秘密かぎで復号化するとくちょうが ある。 つまり、Yさんの公開鍵で暗号化しYさんの秘密鍵で復号するため解答ウが正解 となる。 正解:解答ウ 参考文献 栢木厚. "栢木先生のITパスポート試験教室."公開鍵暗号方式. 藤澤奈緒美編. 技術評論社,2010,p.183-185. ------------------------------------------------------------------------------- H21秋中B ------------------------------------------------------------------------------- 商品の販売データの分析に関する次の記述を読んで、問93〜96に答えよ。 N社の営業部では、今年度の販売戦略立案に向けて、前年度の商品売上実績を売 上総利益率、商品回転率及び売上構成比率の視点で分析することにした。ここで、 商品回転率は、一定期間の売上高を平均在庫高で割った値である。 分析には表計算ソフトを用いることとし、前年度の売上に関する資料を基に図の ようなワークシートを作成した。ここで、列I、列Jの計算式は、セルA2〜 H11の 範囲を、列Bをキーとして降順に整列した後に入力する。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonB.html ------------------------------------------------------------------------------- 第二問 H21秋中B問93 ------------------------------------------------------------------------------- 図のセルE2に入力されている計算式として適切なものはどれか。ここで、計算式 では百分率の処理や端数処理を行わず、セルの表示形式でパーセント表示をして いる。 ア C2/B2 イ D2/B2 ウ D12/B12*B2 エ D2/D12 解法 セルE2には、売上総利益率を求める計算式が入力される。売上総利益率は、一定 期間の売上総利益を売上高で割った値であるため、売上総利益率=売上総利益/ 売上高で求められる。 このときの商品アの売上総利益はセルD2、売上高はセルB2に入力されているため、 セルE2に入力されている計算式は「D2/B2」となるので解答イが正解となる。 正解:解答イ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 適切な計算 式を求める. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.96-97. ------------------------------------------------------------------------------- 第三問 H21秋中B問94 ------------------------------------------------------------------------------- 売上の分析に当たっては、売上総利益率と商品回転率がともに高い商品が、販売 効率が良く利益の上がる良い商品と判断される。そこで、販売効率を示す指標と 売上高を視覚的に確認するために、各商品の売上高、売上総利益率及び商品回転 率の関係を次の図のようなバブルチャートにして表した。この図を分析した内容 として、適切なものはどれか。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonB.html ア “商品え”は、薄利多売で利益を上げている商品であり、利益を維持するた めには品切れが起こらないよう商品管理に注意する必要がある。 イ “商品か”は、売上高は少ないが最も販売効率が良いので、現状維持でよい。 ウ “商品く”は、売上高は多くないが、余分な在庫が少なく、利益が大きいの で、売上を増やす工夫をすれば効率よく利益の増加が図れる。 エ “商品こ”は、販売数量は少ないが価格の高い高級商品であり、幅広い顧客 層を維持するためには大切な商品である。 解法 解答アについては、商品え は売上総利益率が高く、商品回転率が低い商品であ るため、利益は大きいものの、余分な在庫を抱え込みがちな商品ということにな るので薄利多売で利益を上げている商品ではないため適切ではない。 解答イについては、商品か は売上総利益率が低く、商品回転率も低い商品であ るので販売効率が悪く利益の上がらない悪い商品となる。したがって、最も販売 効率が良い商品ではないため適切ではない。 解答ウについては、商品く は売上総利益率が高く、商品回転率も高い商品で販 売効率が高く利益の上がる良い商品である。しかし現状では売上高があまり多く ないため、できるだけ売上を増やすように工夫することによって、効率よく利益 の増加が図れる商品であるため適切であり、解答ウが正解となる。 解答エについては、商品こ は売上総利益率が低いが、商品回転率は高い商品で あるため、販売数量は多いが、価格の低い商品であるので販売数量は少ないが価 格の高い高額商品ではないため適切ではない。 正解:解答ウ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." バブルチャー トによる分析. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.97-98. ------------------------------------------------------------------------------- 第四問 H21秋中B問95 ------------------------------------------------------------------------------ N社では、売上構成比率を基準に商品をランク分けし、ランクに応じた仕入、販 売管理の重点化を図っている。次の条件に従い、図の商品別販売分析ワークシー トを用いて商品のランクを求めるとき、セルJ2に入力する計算式はどれか。 〔条件〕 (1)セルA2〜H11の範囲を、列Bをキーとして降順に整列する。 (2)セルI2に、セルH2の値を複写する計算式を入力する。 (3)セルI3に、計算式I2+H3を入力し、セルI4〜I11に複写する。 (4)ランク分けの基準は、表のとおりである。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonB.html ア IF(I2≦0.7,’A’,IF(I2≦0.9,’B’,’C’)) イ IF(I2≦0.9,’C’,IF(I2≦0.7,’A’,’B’)) ウ IF(I2≧0.7,’A’,IF(I2≧0.9,’B’,’C’)) エ IF(I2≧0.9,’C’,IF(I2≧0.7,’A’,’B’)) 解法 条件(1)の操作によって列Bの降順に整列され、条件(2)と(3)の操作によっ て列Iには売上構成比率累計が求めらる。また、条件(4)のランク分けの基準に は売上構成比率累計が用いられているので、計算式には列を使用したものとなる。 そこから、売上構成比率累計が70%以内に入っている条件でI2≦0.7となり、真の 時はAで売上構成比率累計が90%以内に入っているI2≦0.9の条件をもつのは解答 アのみである。 またIF文の構文は、IF(条件、真の場合、偽の場合)となるため、0.7以下 になるのはAなので、該当するのは解答アのみであるため解答アが正解となる。 正解:解答ア 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 商品ランク を求める. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.98-99. ------------------------------------------------------------------------------- 第五問 H21秋中B問96 ------------------------------------------------------------------------------- 今年度の販売戦略立案に当たり、売上構成比率を売上高上位の商品から順に累計 した売上構成比率累計が70%以内で、商品回転率が10回以下の商品を抽出し、商 品回転率の改善を図る重点商品としたい。対象となる商品は何品目あるか。 ア 1 イ 2 ウ 3 エ 4 解法 条件にしたがい、各商品の売上構成比率を求め、それを基にランク分けすると売 上構成比率累計が70%以内の商品は商品え、商品う、商品あ、の3つとなる。 これらのうち、商品回転率が10回以下のものは、商品えとなるため、対象の商品 は一つであり解答アが正解となる。 正解:解答ア 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 対象の商品 数. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.98-99. ------------------------------------------------------------------------------- H21秋中C ------------------------------------------------------------------------------- PC関連機器の販売管理業務に関する次の記述を読んで、問97 〜 100に答えよ。  I社は、企業に対してPC関連機器の販売を行っており、販売管理業務の情報を データベースによって管理している。図1に示すデータベースとデータベース管 理システムの印刷機能を使って、販売時に図2の請求書を発行する。  各商品の販売単価は適宜変更され、新たな販売単価とその更新日時が販売単価 表の該当レコードに上書きされる。また、取引を行う企業(以下、取引先という) の担当者は原則1人であるが、取引先によっては部署ごとに1人存在することがあ る。取引先コードは、取引先ごとに採番する。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonC.html ------------------------------------------------------------------------------- 第六問 H21秋中C問97 ------------------------------------------------------------------------------- I社は、月末に図1の各表のデータをバックアップしている。取引先担当者表が次 のような構成となっているとき、取引先担当者表を記録するには、少なくとも何 kバイトの領域を確保する必要があるか。ここで、バックアップでは、データの 圧縮は行わないものとする。 〔取引先担当者表の構成〕 ・件数:10,000件 ・取引先コード、電話番号:それぞれJISの1バイトコードで10文字 ・部署名:JISの2バイトコードで20文字 ・所在地:JISの2バイトコードで40文字 ・名前、役職:それぞれJISの2バイトコードで10文字 ア 1,000 イ 1,500 ウ 1,800 エ 2,000 解法 取引先担当者表には、取引先コード、部署名、所在地、名前、役職、電話番号の 項目があり、項目についての内容を参照しながら、バックアップを取得します。 各項目に必要な記憶容量としては、 取引先コードはJISの1バイトコードで10文字で、1×10=10バイ。 部署名はJISの2バイトコードで20文字で、2×20=40バイ 。 所在地はJISの2バイトコードで40文字で、2×40=80バイト。 名前はJISの2バイトコードで10文字で、2×10=20バイト。 役職はJISの2バイトコードで10文字で、2×10=20バイト。 電話番号はJISの1バイトコードで10文字で、1×10=10バイト。 となり、項目を合計した取引先担当者表の1件のレコードを記録するために必要 な記憶容量は10+40+80+20+20+10=180[バイト] となる。これにバックアッ プに必要な記憶容量を計算するため、必要なレコードの件数は10,000件なので 180[バイト]×10,000=1,800,000[バイト] となる。 そしてkバイトの単位で答えるので1,800,000÷1000=1,800[kバイト]となり、解 答ウが正解となる。 正解:解答ウ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 必要領域数. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.102-103. ------------------------------------------------------------------------------- 第七問 H21秋中C問98 ------------------------------------------------------------------------------- 図1の取引先担当者表のレコードを一意に特定するための主キーとして、適切な ものはどれか。 ア 取引先コード イ 取引先コード、名前 ウ 取引先コード、部署名 エ 名前、役職 解法 取引先コードは、取引先ごとに採番する。という記述から、取引先担当者の主キー に必要だということがわかる。次に、取引を行う企業の担当者は原則1人である が、取引先によっては部署ごとに1人存在することがある。という文章から、部 署名も必要なことがわかるためよって、取引先コードと部署名の複合キーが主キー になっているということになり、これに該当する解答ウが正解となる。 正解:解答ウ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." 主キー. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.102-103. ------------------------------------------------------------------------------- 第八問 H21秋中C問99 ------------------------------------------------------------------------------- 図2の請求書を発行するのに図1の4種類の表を参照する必要がある。1枚の請求書 を発行するとき、4種類のレコードのそれぞれを参照する回数の大小関係を示し たものはどれか。  なお、請求書の発行作業の時点で、取引先コード、名前、部署名、購入した商 品ごとの商品コードと数量が分かっており、これらの値を使って各表を参照する。 参照では、主キーによって一つのレコードを取り出す操作を1回と数える。また、 “商品表>販売単価表”という記述は、商品表の方が販売単価表より表の参照回 数が多いことを示している。 ア 販売単価表=商品表=取引先担当者表=取引先表 イ 販売単価表=商品表≧取引先担当者表=取引先表 ウ 販売単価表≧商品表≧取引先担当者表=取引先表 エ 販売単価表≧商品表≧取引先担当者表≧取引先表 解法 請求書の様式を参照すると、1枚の請求書に対して、1回だけ印刷される項目と、 複数回印刷される項目があり、1回だけ印刷される項目には、取引先名、部署名、 役職、名前、所在地、電話番号があります。このうち取引先コード、名前、部署 名は分かっているので、表を参照して値を得る必要があるのは、取引先名、役職、 所在地、電話番号となる。取引先名は取引先表の主キーである「取引先コード」 によって参照し、役職、所在地、電話番号は取引先担当者表の主キーである「取 引先コード、部署名」によって参照される。そのため参照する回数の大小関係は、 取引先担当者表=取引先表=1 となる。 複数回印刷される項目としては商品名と単価であり、共に「商品コード」を使っ て参照し、1枚の請求書を発行するとき、明細行がN行ある場合、参照はN回行わ れる。このことから参照する回数の大小関係は、 販売単価表=商品表≧取引先担当者表=取引先 となるのでこれに該当する解答 イが正解となる。 正解:解答イ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." ファイルの 参照回数. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.102-103. ------------------------------------------------------------------------------- 第九問 H21秋中C問100 ------------------------------------------------------------------------------- 図2の請求書を表として記録することになった。請求書の表を作成するに当たり、 伝票番号、日付、取引先コード、部署名、商品コード、数量、単価の七つの項目 を記録することにした。これらの項目を正規化して記録するとき、表の構成とし て適切なものはどれか。 問題の図(tgif) http://roy/~c108139/kisoron/h21h-tyumonC.html 解法 正規化とは、関連するデータをグループ化し、データを重複して持たないように 表を分割してデータを整理することである。問題では伝票番号、日付、取引先コー ド、部署名、商品コード、数量、単価の七つの項目を記録するので、これらの項 目を関連するグループに分類する。 1枚の請求書に対して、1回だけ印刷されるグループ(請求書グループ)と、複数 回印刷されるグループ(請求書明細グループ)に分類すると 〔請求書グループ〕伝票番号、日付、取引先コード、部署名 〔請求書明細グループ〕商品コード、数量、単価 のようになるが、このままではどの請求書に印刷される明細行であるかが分から ないので伝票番号を追加し、 〔請求書グループ〕伝票番号、日付、取引先コード、部署名 〔請求書明細グループ〕伝票番号、商品コード、数量、単価 のような形になるため、これに該当する解答ウが正解となる。 解答:解答ウ 参考文献 五十嵐聡."ITパスポート試験パーフェクトランニング過去問題集." ファイルの 参照回数. 江幡尚之編. 技術評論社,2010,p.102-103. -------------------------------------------------------------------------------