一般相対性理論の予言、および、 観測することにより実際に確かめられたこととして、 宇宙がハッブル定数に従って、膨脹している。
宇宙は孤立系と考えられている。 宇宙の始めには、エントロピーは低かったはずである。 エントロピーは宇宙の膨脹にしたがって、大きくなるはずである。 エントロピーが増大する方向を時間の矢が進む方向ととる。
エントロピーの低い、すなわち乱雑さの低い状態は、 コイントスで、裏がずっと出続けるようなもので、 かなり低い確率でしか出現しない。
この状態がどうやって実現されたのか (あるいは実現されるための条件)についての説明には、 さまざまな仮説があるものの、はっきりとはわかっていない。