HTML文書にスタイルシートを重ねる方法には
がある。ここでは2と3の方法を説明しよう。
スタイルシートの定義をHTMLファイルとは分けて作っておくことで、全ての
HTML文書から共通で参照することができるようになる。つまり、自分の気に入っ
たスタイルで統一されたページを何ページでも簡単に作ることができるようにな
る。そのためにはまず、本文となるhtml
ファイルに加えて、スタ
イルを記述するファイルを作成する。以前作った
story.html
ファイルを修正しよう。
C-x C-f
Find file: ~/
public_html/story.html
ファイル story.html
(本体文書ファイル)
<!DOCTYPE html> <html> <head> <title>My First Style Sheet</title><style> h1 {text-align: center; color: blue;} h2 {color: green;} </style></head> <body> <h1>公益太郎物語</h1> <h2>まえがき</h2> <p>私の物語である。</p> <h2>結論</h2> <p>おしまい。</p> </body> </html>
このうち、スタイル定義の部分(style要素)を 切り取って別のファイルに移動する。
ここでは、スタイルを格納する新しいファイルとして
story.css
という名前で作成する。
手順
<style type="text/css">
の
行の先頭に合わせる</style>
の
次の行の先頭に合わせるstory.css
ファイルを開く
C-x C-f
Find file: ~/public_html/
story.css
ファイル(2) story.css
(スタイル定義ファイル)
/* 私のスタイルシート */ h1 {text-align: center; color: blue;} h2 {color: green;}
上記の内容がstory.css
ファイルに保存されたことを確認した
らもう一度story.html
ファイルに戻り、
以下の内容を追加する。
C-x b
Switch to buffer: (story.html)
story.html
ファイル(1) story.html
(本文ファイルの変更部分)
(省略)
:
<title>My First Style Sheet</title>
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="story.css">
</head>
:
(以下省略)
(参考: 書き変えた
story.html
全体)
全て書けたら保存して
http://roy.e.koeki-u.ac.jp/~ログイン名/story.html
を参照してどのように見えるか確認せよ。
スタイル定義を外部ファイルにしても同様に見栄えが変わることを確認せよ (見本)。
スタイル定義を外部ファイルに記述する方法は以下のようになる。
HTMLヘッダ(head要素内)に
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="story.css">
と書く。title要素の前でも後でも構わない。link= と
rel=
の部分はお決まりなのでそのまま。
href=
の後にはスタイルを決めるファイル名を指定する。
(1)で指定したファイル名でスタイルを作成する。ファイル名は好きに
決めて良いが、 .css
という拡張子のものにすると分かり
やすい。
文章のある部分一箇所に下線を引きたいとか、文字を太くしたいなどの事を
したい場合は要素の開始タグにstyle
属性を指定する。
: 〜略〜 <p>会費は一人 <span style="text-decoration: underline;">5,000円</span> です。</p>
↓
会費は一人 5,000円 です。
時間割表を作ったtable.html
のhead要素に外部スタイルファイ
ル取り込み記述(link
タグ)を追加して、th
要素に背
景色(background-color
)を付けて見やすくせよ。たとえば以下の
ような見栄えになる。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 山形の文化a | 現代社会とボランティア | 世界の政治経済 | ||
2 | 計測法 | 人間のためのロボット | 英語III | ||
3 | 健康の科学 | 情報リテラシーII | ジェンダー論 | 英語IV | |
4 | 言語と人間 | 公益自由研究 | 医療と公益 | ||
5 | 高齢化社会論 |