AL形態 課題学習PBLグループW フィールドWプレゼンディベート 振り返り
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教職 中学高校(公民) 高校(地歴)
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地域に関する学習 地域区分学びの基本学習地域の背景学習 地域課題の認識地域課題の解決
庄内
他地域
社会福祉 社会福祉士社福任用
  
実務家文理横断
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科目名
(英語名)
__科目名__ (__科目名(英語)__)
担当教員 田中 泰
開講時期 __開講時期__
科目ナンバー __科目ナンバー__
授業コード 1616
単位 __単位__
授業概要 学校に対して「教師の指導力」向上を求める社会の要請は大きい。学生たちが義務教育や高等教育で、担任や担任外の教師から受けた授業、 生徒指導、学級生活が学校体制の下で意図的、計画的に実施されてきたことを想起させる。自己の経験を基に教師の職務の実際を学ばせる。教職は、指導者として常に学び続け、生徒の人間成長に関わっていく喜びを得ることができる職業であることを学び、教職に就くことや免許取得の意欲付けとする。
到達目標 教職は生徒と学校生活を過ごし、自己研鑽を積みながら共に生涯に渡り、人間成長することができる崇高な職業であること。そのような教職へ関心を持つことができる。教師を目指す学生は、どのような姿勢で大学生活を送ればよいか、自己を振り返り、大学生活の中で学習し身に付けるべきことは何かを理解することができる。また教師の職務内容は、法規に制度化されたものであることを理解し、教員免許取得の意欲づけとする。
スキルの育成方法 講義内容での質疑や同一課題を学生に提示し、グループ毎にシートにまとめて発表する。発表した内容について学生たちが相互に話合う。また、課題の対応について意図的に賛成と反対のグループに分けで協議する場を設定し、健全な批判的思考力を高める。さらに義務教育や高校で感銘を受けた授業や、心に残る学校生活(生徒指導等)をレポート等で想起させる。演習を行いグループで自分の考えを発表したり、他の学生の意見や発表を聞き、自己の考えとの相違をまとめ新たな課題を発見する力を養う。
授業計画
授業内容事前事後学修内容・所要時間
1・「庄内地方の特色」\n・「教職」の意味(教育課程で学ぶこと。現代の子どもの生活と学校。日本や欧米の中世や近代の学校制度)ローマ時代、中世ヨーロッパ、日本の江戸時代の教育制度や「学制」制定後の授業について調べる(1時間)
2教育の目的と「公教育制度」(教育の思想・教育勅語・教育基本法等・学校制度〔含む諸外国〕)ヨーロッパの近代教育思想や日本の教育の変遷について調べ自分の考えを述べる。(1時間)
3学校の意義と役割(教師に求められる資質・能力。他の職業との比較、特徴。学校教育目標具現のための運営と経営)諸外国の教育制度を知り、日本の学校の役割と意義、戦前、戦後の教師像の変化について自分の考えをまとめる。(40分)
4教員の役割と職務内容。(教職観の変遷。教員の地位と身分。求められる資質、能力、役割、服務について法規からも学ぶ)\n「不登校」への対策と対応について意見を出し合い協議する。教員の職務についてのイメージと、どのような教師になりたいかまとめ、発表する。(30分)
5教員の職務内容 学級経営(1)「学級運営」の進め方。学級経営と特別活動。学級担任の心構えについて学ぶ。\nテキストからの小テストの実施。教師として担任となるために、大学でどのようなことを学び、どのような資質や能力を身に付けることが必要かまとめる。
6教員の職務内容 学級経営(2)担任の職務と担任外との連携・学級経営の機能これまでの学生生活で、担任や担任外からの支援について紹介する。学校の組織体、チーム学校について調べる(1時間)
7教育課程(1)「教育課程」の編制と中学校「学習指導要領」について学ぶ。教育課程の法的な基準の意味と意義。学習指導要領の変遷について調べまとめ、これからの教師に求められる指導力について考える(1時間)
8教育課程(2)「教育課程経営力」と中学校・高校の社会科学習指導要領について学ぶ。(教科・領域の充実)\nまた、「いじめ問題」への対応や特別支援教育について協議し学ぶ。校務分掌の内容を知り、教職員が分担しながら教育課程を編成することを調べる。
9学習指導(1)授業構成について(教えるとは、授業とは)学び、教科書と副教材等の\n適切な使用について知る。今までで受けた中で、思い出に残っている授業を発表する。(教育実習報告会の資料を読み参考にする。)30分
10生徒指導(生徒指導とは。学習指導との関連。配慮を要する生徒への対応〈カウンセリングや教育相談〉の演習)\nテキストからの小テストの実施。普通学級に在籍している配慮を要する生徒(ADHD等)に対して、教師としてどのように\n接していくか考えをまとめる。(1時間)
11教育評価(目的、評価の種類、学力のとらえ方)について知り、人が人を評価することの重さについて学ぶ。今までの学校生活の中で、自分が受けた教育評価で最も印象に残っている内容についてまとめ発表する。(1時間)
12チーム学校運営への対応(校内組織のあり方と実際の運営・外部機関との連携の必要性)\n不審者への対策や対応について意見を出し合い協議する。なぜ、チーム力が必要とされるのか調べ、教員の必要とされる資質について自分の考えを述べる。(30分)
13チーム学校運営への対応(様々な事例を通して危機管理対応力の演習・学校、保護者、地域のセーフテイネットの構築)危機管理能力について、自分の考えを述べる。講義を受ける前と後で教職に対して意識が変わった否か発表する。(1時間)
14定期試験

受講者の事前知識と進度により適宜変更する。

成績評価基準 1.受講時の学習姿勢・態度、習得の度合いを継続的に観察、記録し評価する。(2割)2.随時、小課題のレポートや小テストを実施し評価する。(3割)3.筆記試験(穴埋め式と論述式の課題(5割)。1〜3の総合合計で評価する。
前提科目
後継科目 教育原理、教育心理学、教育法規、教育実践演習
教科書 ・新版(改訂二班)「教職入門」教師への道(藤本典裕)編集 「図書文化」・その他に毎時間、講義内容のパワーポイントとレジメと関連資料を印刷準備し、学生に配布する。
参考書 学習指導要領 中学校・高校指導要領解説 、生徒指導提要(文部科学省)、教育小六法・山形県教育振興計画
その他・注意事項

1.県や国(文部科学省)が発信する教育情報に関心と注意を払う。2.教員採用試験の情報を集める。3.学習指導要領や教育法規に関心を持ち、継続的に学習する。  4.現代の子どもの生活状況や現代生活の現状に関心を持ち、教育の視点から考察する。。

SDGs