科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
温井 亨 |
開講時期 |
__開講時期__ |
科目ナンバー |
__科目ナンバー__ |
授業コード |
1566 |
単位 |
__単位__ |
授業概要 |
「アントレプレナーシップ基礎bは、『山形県寄附講座 起業マインド育成講座』の科目です」\n中心市街地の魅力としてのカフェについて考え、実際に空家(庭もある)を使ってテスト営業してみます。観光客に、あるいは市民に日常的に来てもらうためにはどうしたら良いか、対象地の立地分析、メニューやインテリアを検討し、テスト営業に必要な調理器具、食器、食材をそろえ、掃除し、建築家具のしつらえを整えます。所有者や関係者、地域との交渉や調整も重要です。 |
到達目標 |
・都市におけるカフェの持つ意味を理解し、それを今回の対象地と酒田の市民性、観光客に対してどのように展開できるか考えられること(マーケティング)\n・空間のしつらえを整え、調理環境を準備し、食材を購入し、人員手配を行う全体の段取りができること\n・学生間での協働作業、所有者関係者への交渉、近隣住民への挨拶などのおける人間関係構築と社会性の獲得 |
スキルの育成方法 |
・地図上と現地踏査を往復することによる都市空間の把握\n・テスト営業を実際に行うことで全体把握、段取りの能力育成\n・協働作業、聞き取り調査、近隣への挨拶によるコミュニケーション力育成 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 4月9日(水)ガイダンス(空店舗の改修事例等) | |
2 | 4月16日(水)現地見学:旧加藤丈策(画家)、千恵(音楽家)邸 | |
3 | 4月23日(水)世界、東京、庄内のカフェについて調べる。回遊性、駐車場からの距離、ライバルのカフェを調べ、地図上に表現する。 | Draw、Gimpの使い方練習:事前学習3時間 |
4 | 5月7日(水)酒田の中心市街を歩く(回遊性、駐車場からの距離を実際に歩いて確認)。 | |
5 | 5月14日(水)酒田市民のニーズ、観光客のニーズを調べる(統計、聞き取り)。 | アンケート素案作成:事前学習2時間 |
6 | 5月28日(水)分析結果と、計画するカフェのコンセプトのまとめ。内装、家具、庭の整備計画、調理器具、食器の調達方法、食材の値段についての検討。 | |
7 | 6月11日(水)発表会(1位のグループのカフェをテスト営業する) | 発表会でのプレゼンテーションの準備:事前学習5時間 |
8 | 6月18日(水)近隣住民への挨拶文作成、広報チラシ作成。 | 挨拶文案、広報チラシ案の作成:事前学習4時間 |
9 | 6月28日(土)庭の草刈り、空家の掃除、内装しつらえ、家具搬入。 | 掃除用具準備、家具準備(事前) |
10 | 6月28日(土)調理器具、食材搬入。調理実験。広報活動。挨拶まわり。 | 器具、食材購入(事前) |
11 | 7月19日(土)カフェの営業 | 営業準備(事前) |
12 | 7月19日(土))カフェの営業、その2。 | |
13 | 7月19日(土)カフェの営業、その3。 | 後片づけ(事後) |
14 | 7月23日(水)テスト営業の反省。本営業する場合に必要な検討事項(客単価、回転率、初期投資と採算分岐等)について考える。 | 振り返りレポート:事後学習2時間 |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
立地分析レポート、ニーズ・レポート、カフェ・コンセプト、発表会でのプレゼンテーション、近隣への挨拶・草刈り・掃除・しつらえ・搬入・広報等の準備活動、仮営業での働き、ふりかえりレポートの総合で評価します。 |
前提科目 |
アントレプレナーシップ入門 |
後継科目 |
アントレプレナー基礎c、アントレプレナーシップ応用a |
教科書 |
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参考書 |
ルドフスキー『人間のための街路』鹿島出版会、宗田好史『中心市街地の創造力』学芸出版社、宗田好史『創造都市のための観光振興ー小さなビジネスが育てるまちづくり』学芸出版社 |
その他・注意事項 |
本演習は学問的視点(建築学、造園学、都市計画)と、実務経験(建築設計事務所と都市計画事務所での、その後大学に移ってからの設計や計画の実務、まちづくり、町並み保存活動の実践)からの視点の双方から指導します。\n一連のアントレプレナー演習のなかで「地域にとって足りないものは何か?」「場所(立地)」について考えることを担当します。
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