科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
鈴木 淳一 |
開講時期 |
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科目ナンバー |
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授業コード |
1553 |
単位 |
__単位__ |
授業概要 |
ソーシャルワークの様々な実践場面では、自己と他者の相互関係に基づき過程が展開され、そこでは他者理解と自己覚知の双方が求められる。その上で場面を支える面接技術が必要となる。本科目は、これらの理解と体得を目指す。 |
到達目標 |
自分が自己・他者を理解する時の傾向を捉え、それを言語化できる。自己覚知の上で他者を受容する姿勢のもと、面接技術の基本を実践できる。 |
スキルの育成方法 |
自己分析ツール、自己理解ワークを個人・グループで実施し理解を深める。ロールプレイ、事例検討を用いて主観と客観両面からみる視点とその意義の理解力を涵養する。講義と演習により面接技術の理解と体得を支援する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | オリエンテーション(自己理解と他者理解)、自己紹介・他己紹介 | 実践における自己紹介・他己紹介の場を想定してまとめる(60分)、他己紹介で取捨選択した情報とその理由をまとめる(60分) |
2 | 事例検討(主観による見立て) | 振り返りシートの作成(60分)、他者と自身の意見の相違の背景を考察する(60分) |
3 | ジョハリの窓①(自己理解と他者理解) | 振り返りシートの作成(60分)、意見の相違が生じた背景を考察しまとめる(60分) |
4 | ジョハリの窓②(自己の価値観の洞察) | 振り返りシートの作成(60分)、自身の考えに影響する価値観を記述する(60分) |
5 | 自己・他者の見方の「傾向」を知る(Who am I ? / Who are you ?) | 振り返りシートの作成(60分)、ロジャースの三要件を実践するために留意が必要な点をまとめる(60分) |
6 | 事象の見方の「傾向」(原因帰属)、リフレーミング(楽観・悲観と価値転換) | 振り返りシートの作成(60分)、自身の生活上の出来事をリフレーミングする(60分) |
7 | 自己覚知(第6回までの振り返りとアウトプット) | 振り返りシートの作成(60分)、自身の認知の特徴を書き出す(60分) |
8 | クライエントシステムと自他の理解、コミュニケーションの基礎(目指す姿勢) | 振り返りシートの作成(60分)、クライエントシステムの特徴をまとめる(60分) |
9 | 面接技術①(姿勢、視線、態度、身体言語、声の調子、言語的追跡) | 振り返りシートの作成(60分)、一般的な接遇とソーシャルワーク実践の異同を調べる(60分) |
10 | 面接技術②(受容、オープン・クローズドクエスチョン、要約、繰り返し、解釈等) | 振り返りシートの作成(60分)、専門的な面接技術の種類と特徴をまとめる(60分) |
11 | 援助者としての面接技術 | 振り返りシートの作成(60分)、他者理解において留意できる点をまとめる(60分) |
12 | 面接技術実践①(ロールプレイ) | 振り返りシートの作成(60分)、次回のロールプレイで意識する点を記述する(60分) |
13 | 面接技術実践②(ロールプレイ)、記録と省察と自己覚知 | 振り返りシートの作成(60分)、面接場面を記録する意義と留意点をまとめる(60分) |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
毎回の振り返りシート:70%、授業への貢献度(主体性、発言回数・内容、作業成果物):30%で評価する。なお、振り返りシートには適宜解説を加え、双方向の授業とする。 |
前提科目 |
ソーシャルワーク演習Ⅰ |
後継科目 |
ソーシャルワーク演習Ⅲ |
教科書 |
適宜資料を配布する。 |
参考書 |
適宜資料を配布、紹介する。 |
その他・注意事項 |
社会福祉士専攻の2年生は必ず履修のこと。正当な理由による遅刻、欠席の場合は、欠席届等で申し出ること。\n【実務経験及び授業の内容】\n入所施設・在宅サービス・地域における、高齢者や障がい児・者等を対象としたソーシャルワークの実務経験を踏まえ、学術的な視点と実践領域における実体的な知見の双方を踏まえた講義を行います。
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