科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
鈴木 淳一 |
開講時期 |
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科目ナンバー |
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授業コード |
1550 |
単位 |
__単位__ |
授業概要 |
社会福祉実践を理論化し、理論を実践に適用するうえで一つの重要な手段となる調査の基礎的知識を学ぶ。社会福祉調査の意義と目的、調査のプロセスとデザイン、調査手法とデータ収集・分析手法の基礎、倫理と個人情報保護等の基礎を学習する。 |
到達目標 |
社会福祉実践における調査・研究の意義を理解し、そのために求められる理論と知識・技術について理解する。 |
スキルの育成方法 |
講義と実際の社会福祉調査に基づく先行研究の事例紹介を組み合わせ、グループワークも交えることで実態的かつ主体的な学習へつなげる。最後に科目学習内容を踏まえて問いを立て、調査計画書を作成することで学びを浸透させ、以後の調査研究にも活用可能な知識・技術を獲得する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | オリエンテーション/社会福祉調査の意義と目的/社会福祉調査と社会福祉の歴史的関係/統計法 | 調査に基づいた社会福祉領域の書籍・論文を1点、精読する(120分) |
2 | 社会福祉調査における考え方と論理(ソーシャルワークと調査、演繹と帰納、因果関係、妥当性と信頼性)/社会福祉調査の目的(探索、記述、説明) | 配布した論文を精読し、講義内容と対比して復習する(120分) |
3 | 社会福祉調査の対象(分析単位、標本抽出)/データ収集・分析 | 講義で説明した概念の整理(120分) |
4 | 社会福祉調査のプロセス①(命題、リサーチクエスチョン、仮説、概念定義、調査計画) | 社会福祉調査の計画立案で踏まえるべき事項をまとめる(120分) |
5 | 社会福祉調査のプロセス②(調査計画、データ収集・分析、考察)/社会福祉調査のプロセスを読み解く(先行研究に見る調査のプロセス) | 配布した論文における調査プロセスと、考察・結論との関係を意識して精読する(120分) |
6 | 量的調査の方法(特徴、種類と方法、質問紙調査の作成・配布・改修、集計と分析) | 量的調査を用いた論文・書籍1点を精読する(180分) |
7 | 質的調査の方法(特徴、データ収集、記録、分析法) | 質的調査を用いた論文・書籍1点を精読する(180分) |
8 | ソーシャルワークにおける評価の意義(ミクロ・メゾ・マクロ評価、Evidence Based PracticeとNarrative Based Practice、アカウンタビリティ) | 講義で紹介した概念の整理(120分) |
9 | ソーシャルワークにおける評価の対象(評価の対象、評価の種類) | 講義で紹介した概念の整理(120分) |
10 | ソーシャルワークにおける評価方法(評価方法の選定、具体的な評価方法) | ソーシャルワークに関する評価を論ずる論文・書籍を1点精読する(180分) |
11 | 社会福祉調査における倫理と個人情報保護/調査計画書の作成①(目的と作業の共有、命題とリサーチクエスチョンの検討) | 調査計画書の作成(120分)、調査における倫理的配慮をまとめる(60分) |
12 | 調査計画書の作成②(目的、対象、プロセスの検討)/調査計画の中間報告(グループワーク~調査計画の修正) | グループワークを踏まえ、調査計画書の修正(180分) |
13 | 調査計画報告会、ディスカッション | 科目全体の振り返りとまとめ(60分)、ディスカッションを踏まえ調査計画の改善点をまとめる(60分) |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
毎回の講義後のコメントペーパー(30%)、最終的な調査計画書の内容(30%)、レポート(40%。第13回終了時に出題)により評価する。 |
前提科目 |
社会福祉士関連科目全般 |
後継科目 |
社会福祉士関連科目全般 |
教科書 |
教科書は使用しない。授業に関係する資料を適宜、配布・紹介する。 |
参考書 |
適宜資料を指定・配布・紹介する。 |
その他・注意事項 |
社会福祉士国家試験受験資格取得志望者のみ履修できる。正当な理由による遅刻、欠席の場合は、欠席届等で申し出ること。毎回の講義後に提出されたコメントペーパーの内容は、授業内で適宜フィードバックする。\n【実務経験及び授業の内容】\n学術的な視点から社会福祉領域における問いを明らかにする側面、実践現場における実践知を理論化する試み、その双方をソーシャルワーク研究と実務の経験に基づき、ともに学ぶことのできる講義を行います。
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