科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
温井 亨 |
開講時期 |
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科目ナンバー |
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授業コード |
1430 |
単位 |
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授業概要 |
ヨーロッパ(古代ギリシャからバロックまで)と日本(古代から江戸初期まで)の建築史と庭園史を学びます。高校までの歴史と違い覚えるだけでなく、「風景のデザインa」で学んだ概念や教科書として挙げた書籍を読むことを通して、分析、解釈してもらいます。観光の基礎なのはもちろんですが、都市を考える基盤であり、さらにはその周りの田園、山や島も関係してきます。 |
到達目標 |
歴史的な建築と庭、広場等について、名称、時代、設計者を知っていること。また、それらを分析、解釈して論じ、ディスカッション、あるいはディベートができること。 |
スキルの育成方法 |
第1~4回は講義です。第5回では、それまでの講義で習った建築・庭園、教科書にある建築・庭園について上記の分析、解釈を行うレポートを反転学習として出題しますから、その発表会を行います。次に優秀発表を軸にディスカッション、場合によってはディベートを行います。また協働で調べ、話し合いながら理解を深めます。そして深めた内容をもとに最終レポートを作成、提出してもらいます。建築や庭の名称、時代、設計者などを覚えるのに役立つカルタを配布します。毎回、授業の最初にカルタ取りを行いますから、よく覚え、練習してきてください。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 古代の風景、建築と庭(日本とヨーロッパ) | 反転学習レポート:教科書2冊から、伊勢神宮に関する部分を読む:事前学習2時間 |
2 | 中世の建築(日本とヨーロッパ)、ルネサンスの建築(ヨーロッパ) | 反転学習レポート:磯崎の著作から、重源に関する章(ブルネレスキを含んでいる)を読む:事前学習2時間。カルタ暗記:事前学習毎日30分。 |
3 | ヨーロッパの建築と庭園(マニエリスム)、桂離宮 | 反転学習レポート:教科書2冊から桂離宮に関する章を読む:事前学習2時間。カルタ暗記:事前学習毎日30分。 |
4 | 禅宗の建築と庭園(茶室、借景庭園を含む)、バロック(ヨーロッパの建築、庭、都市) | 反転学習レポート:バロック、 婆娑羅(ばさら)に関する配布資料を読む:事前学習2時間。カルタ暗記:事前学習毎日30分。 |
5 | 建築・庭を分析、解釈する反転学習レポート:発表会。ディスカッション、あるいはグループに分かれて議論を深め、各班のあいだでディベート。 | 建築・庭を分析、論じる反転学習レポート(事前学習4時間)。カルタ暗記:事前学習毎日30分。 |
6 | 前の時間の続き、ディスカッション(全体で、グループごとに)。これまで深めた内容を発表、質疑、あるいはディベート。 | 前回提出した「建築・庭を分析、論じる反転学習レポート」をさらに深める(事前学習4時間)。カルタ暗記:事前学習毎日30分。 |
7 | まとめ(試験)。振り返り。 | 内容を深めた「建築・庭を分析、論じる反転学習レポート」の執筆(事前学習2時間)。カルタ暗記(試験準備):事前学習2時間。 |
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受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
反転学習レポート1、最終レポート1、試験(カルタ。年表からも出題)2の割合で合算する。優秀発表に加点。授業の欠席は減点。 |
前提科目 |
日本史a、日本史b、西洋史a、西洋史b、英国庭園文化論、風景のデザインa。 |
後継科目 |
地域観光資源論、観光・まちづくり演習a |
教科書 |
ブルーノ・タウト『日本日の再発見』岩波新書。磯崎新『建築における「日本的なもの」』新潮社。プリントは配りませんから購入してください。 |
参考書 |
日本建築学会編『日本建築史図集』彰国社、日本建築学会編『西洋建築史図集』彰国社、フレッチャー『フレッチャー図説世界建築の歴史大事典:建築・美術・デザインの変遷』西村書店、『図説世界建築史3、4、7、8、10、11巻』本の友社、早川正夫『庭(日本の美術別巻)』平凡社、太田博太郎『日本建築史序説』彰国社、他。授業中にリストを配布します。 |
その他・注意事項 |
この講義で扱う建築、庭はほとんどが世界遺産です。図書館に世界遺産検定の問題集と参考書があり、また、本学は試験会場となっています(窓口はキャリア開発センター)。割引がありますから、興味のある人は挑戦してみてください。なお、本講義は学問的視点(建築学、造園学、都市計画)と、実務経験(建築設計事務所と都市計画事務所での、その後大学に移ってからの設計や計画の実務、まちづくり、町並み保存活動の実践)からの視点の双方から行います。
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