科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
渡辺 暁雄 |
開講時期 |
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科目ナンバー |
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授業コード |
1427 |
単位 |
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授業概要 |
元来メイン(主流)に対する「カウンター(対抗)」を含意するサブカルチャー。しかし明確な「敵」が⾒えづらくなった現在,メインとサブの線引きが困難になっている。こんな時代,サブカルチャーは何のために存在するのか。この講義ではサブカルチャーを構成する諸要素を,歴史的・社会学的に分析し,上記疑問やそれに伴う現代的課題への解答を導く。 |
到達目標 |
1)「⾮主流」,「オルタナティブ(代替)」へ変質したサブカルチャーの意義を,現代社会状況から探る。\n2)現代⽇本社会の状況と展望を,アニメ,SNSを通して考察する中で,⽇本独⾃のサブカルチャー的\n志向を理解し,それを「武器」として活⽤する(カウンターの復興)。 |
スキルの育成方法 |
1)現代⽇本のサブカルチャーから,批判的思考⼒,多⽂化理解⼒,世界の動きへの関⼼,課題発⾒・解決⼒,主体性などを⾝につける。\n2)サブカル的発想を⽤いて現代を批評するスキルを⾝に着ける。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 1980年代「サブカルチャー」から「サブカル」へ——カウン\nターとしてのつながりの後退から「分衆」の時代へ | [事前]80年代バブル期都市⽂化を調べる(1時間)\n[事後]「サブカル」の意味を理解する(1時間) |
2 | ノスタルジー・モードの意味——『クレヨンしんちゃん嵐を\n呼ぶモーレツ︕オトナ帝国の逆襲』を通して | [事前]ノスタルジーモード,無意志的記憶を調べる(1時間)\n[事後]21世紀に⽣きる意味とは(1時間) |
3 | スマホ・SNSと若者批判——⼈間関係は「希薄化」しているか | [事前]SNSへの世間の反応について調べる(1時間)\n[事後]SNSが危険視される理由を考える(1時間) |
4 | 新海誠論——『ほしのこえ』から『すずめの戸締まり』まで | [事前]『君の名は。』『すずめの戸締まり』を鑑賞しておく(4時間)\n[事後]他の新海作品(特に初期)を鑑賞する(30分〜) |
5 | 「ヒーロー」論——「正義」の所在とは | [事前]異⽂化に対する⾃⾝の対応を省察(1時間)\n[事後]現在の社会状況と⽐較考察(1時間) |
6 | 「エヴァンゲリオン」とは何か | [事前]新劇場版(序,破,Q,シン・)を事前に鑑賞しておく(左記に該当する時間)\n[事後]自分と他者とのつながりについて考える(∞) |
7 | まとめ〜サブカルチャーのレゾンデートル,定期試験 | [事前]カウンターカルチャー再考(1時間)\n[事後]サブカルチャーの存在意義を考える(1時間) |
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受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
期末試験(8割),不定期に実施する授業内容に関係した質問の答え(2割)における理解度により評価。なお出席率が著しく低い者は,試験結果如何に関わらず不可。 |
前提科目 |
サブカルチャー論a,社会学(後継可) |
後継科目 |
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教科書 |
使⽤しない。随時レジュメを配布。 |
参考書 |
F.ジェイムスン「カルチュラル・ターン」ISBN 4-86182-092-8\nプルースト「失われた時を求めて(1)——スワン家のほうへI」ISBN 9784003751091 その他随時紹介 |
その他・注意事項 |
s4を活⽤し講義の質問や意⾒に関しては,次の講義時にフィードバックを⾏う。なお,授業中における周囲の注意⼒を散漫にさせる⾏為(私語・出⼊室)は厳禁。
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