科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
神田 直弥 |
開講時期 |
__開講時期__ |
科目ナンバー |
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授業コード |
1276 |
単位 |
__単位__ |
授業概要 |
道路交通は身近な移動の手段であるが、都市の持続可能性や住民のウェルビーイングの視点で見ると、多くの課題を抱えている。本講義では地方都市における移動に焦点を当て、現状を概観する。授業の後半では、グループ単位で持続可能性やウェルビーイングを向上させるための道路交通のあり方について検討し、最後に発表を行う。 |
到達目標 |
[1]交通行動に係る人間特性を理解している。\n[2]道路交通に係る諸問題を理解している。\n[3]事象を多面的にとらえ、多様な意見を踏まえた上で、解決に向けた方策を検討することができる。 |
スキルの育成方法 |
グループワークや成果の発表を通して傾聴力、発信力、課題発見力、問題解決力、協働力、マネジメント力を育成する。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | 導入・交通事故の発生状況(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】授業で示した統計データを踏まえ、年齢層別、当事者別に、交通事故の未然防止策および被害軽減策を検討せよ。(2時間) |
2 | 高齢者の特性(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】高齢者の特性を踏まえた上で、都市の持続可能性と高齢者のウェルビーイングを高める移動のあり方について自分の意見を述べよ。(2時間) |
3 | 子供の特性(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】子どもの交通事故を防止する方法について、学校での交通安全教育以外で2つ以上取り上げ、それぞれ具体的に説明した上で、その方法の利点と課題を述べよ。(2時間) |
4 | 若者の特性(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】道路利用者の年齢や運転経験、運転技量が多様であることを踏まえた上で、道路利用時に若者が他の属性の人々と調和する上での課題と解決策を述べよ。(2時間) |
5 | 自動車依存の影響(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】都市の持続可能性と住民のウェルビーイングを高めるということを念頭に置いた上で、地方都市における望ましい車の使い方について意見を述べよ。(2時間) |
6 | 公共交通の現状(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】都市の持続可能性と住民のウェルビーイングを高めるということを念頭に置いた上で、今後の公共交通のあるべき姿について意見を述べよ。(2時間) |
7 | 自動運転の現状(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】自家用車および公共交通において自動運転をどのように活用していくべきか。自動運転の動向を踏まえた上で、自分の意見を述べよ。(2時間) |
8 | MaaSによる公共交通利用促進(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】MaaS活用事例を3つ調べ、酒田市(または庄内地域)への導入可能性について考察し、導入により期待される効果や導入する上での課題を述べよ。(2時間) |
9 | 自転車利用の推進(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】酒田市(または庄内地域)で自転車の活用を促進する上での課題と解決策について自分の意見を述べよ。(2時間) |
10 | 歩いて暮らせるまちづくり(SDGs3.6, 11.2) | 【事後】酒田市(または庄内地域)において歩いて暮らせるまちをつくる上での課題は何か。課題を整理した上で、解決方法について自分の意見を述べよ。(2時間) |
11 | グループワーク① 都市の持続可能性と住民のウェルビーイングを向上させる上での問題の整理 | 【事後】解決策を検討した上で、その解決策がもたらすメリットとデメリットの双方を検討せよ。(2時間) |
12 | グループワーク② 解決策の検討と発表資料作成 | 【事後】発表資料の完成(2時間) |
13 | グループワーク③ 成果発表 | 【事後】最終レポートの作成(6時間) |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
コメントペーパー20%、復習課題40%、成果発表20%、最終レポート20%。授業中の発言や復習課題の発表により加点する。\n※復習課題は400字程度。最終レポートは第13回の成果発表を聞き、他チームの発表と自チームの発表を比較した上で、改めて発表内容を2000字程度でまとめ直したもの。 |
前提科目 |
問題解決の思考法 |
後継科目 |
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教科書 |
指定しない。 |
参考書 |
松浦常夫編『交通心理学』, 北大路書房, 2017 (シリーズ心理学と仕事 ; 18) 図書館所蔵の電子ブックを活用する予定。\n後半のグループワークでは「知の編集力ハンドブック」を利用する。 |
その他・注意事項 |
最終レポートは採点の上、フィードバックします。なお、授業中にスマートフォンを用いて意見を聞く機会を設けるため、スマートフォンを持参すること。\n毎回の授業におけるコメントペーパーと復習課題の配点が大きいので、注意してください。
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