科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
大野 希一 |
開講時期 |
__開講時期__ |
科目ナンバー |
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授業コード |
1242 |
単位 |
__単位__ |
授業概要 |
【一部調製中のため、令和5年度開講時のシラバスを公開しています】\n\n自然地理学は地形、気候、水文、植生、土壌等から地域の自然環境の特徴を捉える分野である。本講義ではその中の地形学の基礎を、講義やディスカッション、ワーク、オンラインフィールドワークを通じて学ぶ。 |
到達目標 |
中学校地理、高等学校地理歴史科の自然地理(特に地形分野)に関する教材研究や学習評価ができるようになる。また、地形の成り立ちや形成環境を理解し、自然地理学的なものの見方を習得する。 |
スキルの育成方法 |
本科目は講義形式で実施するが、授業中に地形図や空中写真を使った地形判読を行う。また、オンラインフィールドワークや屋外での作業を通じて、地形の観察方法や自然地理学に関する学術情報の発信の在り方を学ぶ。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | ガイダンス:自然地理学とは?地球の成り立ち | 事前:自然地理学および地球の成り立ちについて調べる(1h)\n事後:第1回講義(特に地球が成層構造を持つ理由)の復習(1h) |
2 | プレートテクトニクスとは?その歴史と原理 | 事前:アルフレッド・ウェゲナーとその業績について学ぶ(1h)\n事後:第2回講義(特に”大陸移動説”が復活した経緯)の復習(1h) |
3 | 内的営力がつくる地形(大地形) | 事前:地球内部の動きがつくる地形の名称を調べる(1h)\n事後:第3回講義(特に大地形がつくられるプロセス)の復習(1h) |
4 | 外的営力がつくる地形(小地形) | 事前:川の流れがつくる地形の名称を調べる(1h)\n事後:第4回講義(特に小地形がつくられるプロセス)の復習(1h) |
5 | オンラインフィールドワーク① ゲストスピーカーによる日本のジオパークの紹介 | 事前:日本にあるジオパークの数とその特長を調べる(1h)\n事後:第5回講義(主に紹介されたジオパークの見どころ)の復習(1h) |
6 | 地震と変動地形 | 事前:過去に日本列島で起きた大きな地震を調べる(1h)\n事後:第6回講義(震度とマグニチュード、断層の種類)の復習(1h) |
7 | 火山活動と火山地形 | 事前:過去に日本列島で起きた大きな火山噴火を調べる(1h)\n事後:第7回講義(マグマの粘り気と噴火現象との関係)の復習(1h) |
8 | 海岸地形の特徴 | 事前:日本地図から海岸地形の特徴を調べる(1h)\n事後:第8回講義(砂浜海岸、離水海岸、沈水海岸)の復習(1h) |
9 | オンラインフィールドワーク② ゲストスピーカーによる日本のジオパークの紹介 | 事前:日本にあるジオパークの数とその特長を調べる(1h)\n事後:第9回講義(主に紹介されたジオパークの見どころ)の復習(1h) |
10 | 自然現象がもたらす災害と防災 | 事前:自然災害の種類を学ぶ(1h)\n事後:第10回講義(防災に関する取り組み)の復習(1h) |
11 | 自然環境と観光—ジオパークプログラムの挑戦 | 事前:ジオパークプログラムの理念や目的を学ぶ(1h)\n事後:第11回講義(特に学術情報の発信の在り方)の復習(1h) |
12 | フィールドワーク:地球の円周と半径を測る | 事前:エラトステネスについて調べる(1h)\n事後:第12回講義(特に地球の円周の測り方)の復習(1h) |
13 | 室内作業:ジオパークの解説看板を検証する | 事前:「ジャンプ率」と文章レイアウトについて調べる(1h)\n事後:第13回講義(より良い看板とは何か?)の復習(1h) |
14 | | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
授業中の小課題(30%)、レポート(70%) |
前提科目 |
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後継科目 |
自然地理学b |
教科書 |
特定の教科書は使用しない。 |
参考書 |
松山 洋・他(2014)『自然地理学』ミネルヴァ書房\n松原彰子(2020)『自然地理学(第6版)』慶應義塾大学出版会\n大山正雄・大矢雅彦(2004)『大学テキスト 自然地理学 上巻・下巻』古今書院 |
その他・注意事項 |
授業計画を参考に、参考書やインターネットから事前に情報を収集しておくことが望ましい。また、授業中に地形図の色分けや作図をすることがある。複数色のペン(色鉛筆可)と定規を携行することをお勧めする。
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