科目名 (英語名) |
__科目名__
(__科目名(英語)__) |
担当教員 |
早川 隆 |
開講時期 |
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科目ナンバー |
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授業コード |
1223 |
単位 |
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授業概要 |
本講義では、様々な障害のある子どもの教育的ニーズの理解や支援のあり方を考え、「特別支援教育」の理念や制度、さらには共生社会の形成に向けた「インクルーシブ教育システム」の現状と課題について、障害等に関する疑似体験やグループワークを取り入れることで理解を深める。それにより、障害のある人たちの社会的なニーズが多様化する中で、一人一人の自立に向けた教育の重要性、さらに学校等における特別支援教育システムと教師の役割についての理解を深めていく。 |
到達目標 |
(1)インクルーシブ教育システムを含めた特別支援教育に関する制度の理念と仕組み、各学校に求められる取組みを理解する。(2)発達障害や様々な障害をはじめとする特別の支援を必要とする幼児児童生徒の心理的特性及び学習過程に基づいた支援方法が分かり、教育の場や教育課程などについて理解する。 (3)障害の有無にかかわらず、様々な理由で学習上又は生活上の問題により特別の教育的ニーズのある幼児児童生徒の困難とその対応、教育機関と連携した取組みについて理解する。 |
スキルの育成方法 |
(1)障害等に関する疑似体験等をとおし、障害特性に関する理解を深める。(2)グループワークを取り入れ、特別な支援を必要とする児童生徒への支援方法を学ぶ。 |
授業計画 |
回 | 授業内容 | 事前事後学修内容・所要時間 |
1 | オリエンテーション、障害観の変遷と「特別支援教育」の理念と対象、学びの場について | 障害のある子どもの学びの場について調べる(30分)。 |
2 | 特別支援教育の法的な整備と動向、「共生社会とインクルーシブ教育システムの構築」について | 国の施策について調べ学習を行う(30分)。 |
3 | 障害についての基礎知識と教育的対応:視覚障害、聴覚障害 | 視覚障害児、聴覚障害児の事例を調べる(30分)。 |
4 | 障害についての基礎知識と教育的対応:知的障害 | 知的障害児の事例を調べる(30分)。 |
5 | 障害についての基礎知識と教育的対応:肢体不自由、病弱・身体虚弱 | 肢体不自由児等の事例を調べる(30分)。 |
6 | 障害についての基礎知識と教育的対応:発達障害1(LD、ADHD) | LD児とADHD児の事例を調べる(30分)。 |
7 | 障害についての基礎知識と教育的対応:発達障害2(ASD) | ASD児の事例を調べる(30分)。 |
8 | 障害はないが特別の教育的ニーズのある幼児児童生徒(母国語や貧困の問題等) | 障害はないが特別の教育的ニーズのある子どもへの支援の事例を調べる(30分)。 |
9 | 学校における特別支援教育体制 | 学校種における支援体制の違いを調べる(30分)。 |
10 | 特別支援学校及び特別支援学級、通級による指導の教育課程、自立活動 | 自立活動の指導例を調べる(30分)。 |
11 | 各機関の連携による特別支援教育、特別支援学校のセンター的機能 | 連携に関する事例を調べる(30分)。 |
12 | 早期発見・早期療育、言語障害 | 各関係機関の連携について調べる(30分)。 |
13 | 個別移行支援計画と就労支援及び社会参加 | 就労後の事例を調べる(30分)。 |
14 | 講義のまとめ、試験 | |
受講者の事前知識と進度により適宜変更する。
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成績評価基準 |
試験 80%(穴埋め式30%・記述式70%) 、授業中に作成したレポートと発言 20% |
前提科目 |
なし。 |
後継科目 |
なし。 |
教科書 |
講義資料を配付する。 |
参考書 |
「特別支援学校学習指導要領」「特別支援学校学習指導要領解説自立活動編(幼稚部・小学部・中学部)」文部科学省,「特別支援教育の基礎・基本〔新訂版〕共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築」独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所 ジアース教育新社 |
その他・注意事項 |
リアクションペーパーやワーキングペーパーの提出を求める。
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